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    2007

04.20

「夏休み」中村航

夏休み 夏休み
中村 航 (2006/06/03)
河出書房新社

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マモルとユキは、倍率30倍の都民住宅の抽選に当選し、その勢いで結婚する。ある週末、ユキの友人の舞子さんと結婚相手の吉田くんが遊びにきた。ユキと舞子の仲良しぶりに、微笑ましく思う男二人。夏になった頃、吉田くんが「10日間ほど留守にします」とメモを残し家出した。それに対抗する女二人組。帰ってきた吉田くんとマモルの、奇妙な夏が始まる。

家出をした吉田くんはどうしてるんだろうと、3人が集まったときの会話。「借金取りから逃げる吉田くん」「国家機密を握ってしまった吉田くん」「駆け落ちした吉田くん」「盗んだバイク走り出す吉田くん」などと、吉田くんの家出をお気楽に言い合うのだ。そのあとに、ユキの「家出には家出だ。仕返しをするんだ。」と旅行を計画。なぜそうなるのだ~、という突っ込みは今更しない。なぜならこれは中村航だから。

結局マモルは仕事があったので、女二人で旅行に行ってしまう。その後、メモの通りに帰ってきた吉田くん。その吉田くんが帰ってきたときの、舞子の残していた言葉が洒落ている。それは吉田くんが家出のときに置いていったメモを皮肉ったものだった。「10日間ほど留守にします。必ず帰ってきます。心配しないでください。直人」に対し、「一週間ほど留守にします。必ず帰ってきます。心配しないでください。舞子」女性って、こういうところが本当にあるから怖いのだ。

一緒に女性陣を追いかけて誤るべきだと、マモルは吉田くんを誘う。しかし宿泊先についても女性陣の姿がない。女性陣からたびたび電報はくるが空振りばかり。やっぱり女性が怒ると怖いのだ。男2人はお釈迦様の手の上の悟空のような感じなのだ。怖えー!

その後も振り回されたあとには大一番の勝負が待っている。それはここでは書きませんので、読んでみてください。女性陣の行動がすべてを握っていた。惚れた弱みの男たちとでも言おうか。しかし舞子さんもそうだけど、ユキの性格はぶっ飛んでいたな。これには「リレキショ」のウルシバラさんを思い出したのだ。

振り回されながらも、マモルと吉田くんも楽しそうにしていた。無邪気だな。それに会話や行動はまるで子供のようで、読んでるこちらも楽しくなったのだ。それに最後の勝負の仕方が、現代風といえば現代風だ。おかしな事はおこりませんが、ちょっぴり不思議な世界で、ストーリー自体はさらりとした雰囲気で、ほんわかした余韻が残った。でも表紙と内容のギャップはすごく感じた。しかしこの表紙はすごく好きだ。額に入れて飾りたいぐらいに大好きなのだー。

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中村航
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comments

こんばんは、しんちゃん。
中村航さんの作品は、本当にほんわかです。
家出という深刻な話だが何かそんな感じがしない。
表紙、中村航さんの作品は皆同じ人が描いているのかなー。

モンガ:2007/07/03(火) 00:17 | URL | [編集]

モンガさん、こんにちは。
大事なことを決めるのに、TVゲームで対戦ってとこが良いよね。
深刻にならずに、楽しんでますよ、あれは。

しんちゃん:2007/07/03(火) 09:09 | URL | [編集]

こんにちは。ウルシバラです。
私も中村ワールドにハマりました。
航さんの本の表紙「宮尾和孝さん」絵は、私も好きです。
確かにゲーム対戦はどうなの・・・と思いましたが・・・
「夏休み」の吉田くんは、
中村さんの新刊「あなたがここにいて欲しい」にも登場しますよ
航さんの本の登場人物は繋がっていたりして、楽しめます。

てん:2007/09/30(日) 13:07 | URL | [編集]

てんさん、こんにちは。
ほうほう。宮尾和孝さんというのですか。
これまでずぼらして見てませんでした。
買って持ってるのに(汗)

少し不思議な世界観ですが
これが中村さんの魅力ですよね。

しんちゃん:2007/09/30(日) 16:00 | URL | [編集]

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夏休み  中村 航


夏休み中村 航 07-175 ★★★☆☆ 【夏休み】 中村 航 著  河出書房新社 《人と人の繋がりの不思議さ、…》 内容(「BOOK」データベースより)「十日間ほど留守にします。必ず戻ります」。吉田くんの家出がきっかけで訪れた二組のカップルの危機?!ユキと舞子

2007/07/03(火) 00:04 | モンガの独り言 読書日記通信

『夏休み』中村航 を読んで


夏休み (河出文庫) 中村航 souiunogaii評価 内容紹介 話したいことがいっぱいあるんだ。 永遠と一瞬が交差する夏。 『もうすぐ完全に日が暮れる。そうしたら夏休みは終わりだ』 吉田くんの家出をきっかけに突然訪れた、二組のカップルの危機。 彼のプチ家出を理由に、...

2009/02/15(日) 10:28 | そういうのがいいな、わたしは。(読書日記)

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