2007年04月22日 (日) | 編集 |
![]() | がんばっていきまっしょい 敷村 良子 (1996/07) マガジンハウス この商品の詳細を見る |
「がんばっていきまっしょい」
松山東高校に入学した悦子は、ボート部に入部しようとするが女子の部が無い。
そこで悦子は女子ボート部を作り、メンバーもぎりぎり集まり始動する。
悦ネエこと悦子、ヒメこと敦子、ダッコこと多恵子、リーこと理恵、イモッチこと真由美。
素人ばかりで新人戦に出るが惨敗。 大野夫婦のコーチを受けてボート部が成長していく。
想像していたより大人しいですな。 もっときゃぴきゃぴしていると思っていた。
それに人物が掘り下げて描かれていず、上っ面を読まされたような感じで期待はずれ。
でもボートレースの場面は、専門用語は分からんが熱さだけは伝わった。
何か物足りないと思っていたら、その後が描かれた「イージー・オール」が良かったのだ。
「イージー・オール」
悦子たちのボート部卒業までと、悦子が新たに見つけた夢へ向かう姿を描いたお話です。
悦子の苦悩や前向きになる姿勢。 そして自分に出来ることを見つけ、羽ばたく姿が眩しいのだ。
薄っぺらかった女子ボート部の面々も少しはマシになっている。 少しだけだが。
しかし前に影が薄かった関野ブーやテンマ・カケルが、魅力的だったのだ。
それに性格が掴めなかった悦子もいきいきしている。
この前のお話とのギャップは何なんだ? こっちの方が断然と面白いじゃないか。
最悪の出来事も考え方を変えれば何とかなる。 それを実践する悦子が素敵だ。
自分の役割が変わっても、仲間たちと同じ目標には向かえる居場所がある。
それに気づくまで、暖かく待ってくれるすばらしい仲間たちが居る。
うーん、いい話ではないか。 ちょっぴりじーんときましたぜ。
それに恋かどうか自分では分からないが、気になる異性を目で追いかける。
そして他の異性と話すのを見て、微妙な感情を持つことに戸惑う姿がとても瑞々しいんだな。
こういうベタなのすごく好きよ。 甘い恋が懐かしーい! レモンの香りだっけ?
ひたむきに毎日を生きる悦子たちが、昔を思い出させてくれたのだ。
余談。
部の練習風景やボートのややこしい説明よりも、日常生活や学園生活を前面に出した方が面白い。
こんなことを個人的に思ったのだ。 これは暴論になるのかな。
でもレースのシーンだけは良かったけどね。
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