--

--.--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
ポチッとお願いします。その一つが励みになります。 にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

スポンサー広告
トラックバック(-)  コメント(-) 

    2007

04.23

「竜巻ガール」垣谷美雨

竜巻ガール 竜巻ガール
垣谷 美雨 (2006/10)
双葉社

この商品の詳細を見る

小説推理新人賞受賞の表題作を含む4つの短編集です。

「竜巻ガール」
父が再婚することになり、ぼくには同い年の妹が出来ることになった。
そこに現れたのは、陽に灼けたパンダのような生き物。 そう、ガングロ娘だった。

主人公である僕が、突然妹になった涼子に振り回される。 まさにタイトル通り。
辛い過去を持つ涼子のしたたかさには唖然とした。僕の周りで起こる出来事が全て計算ってねー。
でもこれが可愛いくて惚れてしまうのだ。 男ってつくづくとバカだね。
この作品の続きを、長編で読みたいと思うのは自分だけだろうか。


「旋風マザー」
俺の父はインチキ商売をし、行方不明を装って家でひっそりと暮している。
そんな所に出て行ったお袋が現れ、親父の代わりに離婚届を書いてくれと用紙を置いていく。
その後ボランティアを名乗る絵美という女性が現れ、親子二人の生活に変化が生まれる。

この作品もすっごい面白かったのだ。 まるでブラックな漫画のような世界なのだ。
短編という長所を存分に活かし、ドキドキさせた後のラストは圧巻。
上手い!と、ぽんっと手を打ちたくなるんだな。


「渦潮ウーマン」
会社の上司の昭夫と2年前から愛人関係だった私は、二人で温泉旅行に出かけた。
二人で温泉に入るが、すぐ横に流れる川で昭夫が泳ぐが急流にのまれ流されていく。
フロントに助けを求めた私はそのまま逃げた。 なぜなら二人の関係は秘密だからだ。
その後、昭夫が死んだことを知るが、何もなかったように過ごすが…。

これまで知らなかった昭夫のことを、次々と知ることになる女。
そして疑心暗鬼に陥り暴走していく事になる。 嫉妬や妄想に狂う女が怖いのだ。
でも、その挙句にとる行動や結末には笑えるのですがね。
遊園地の急流滑りのように落ちたあとの静かなため池。 
こんな着地点がすごく好き。 気持ちいー!


「霧中ワイフ」
年下の夫の入院中に、夫の職場のロッカーの中の荷物を引き上げることになった妻。
そこには夫の祖国の中国からの手紙の束と、女の人と子供と一緒に写っている写真があった。

夫の秘密の手紙について妻は自分で調べようとする。 しかし周りに居る人物が曲者ばかり。
40代の女性の微妙な気持ちはリアル感があって、なんとなく分かるんだ。
そして夫の退院後に二人が出した結論は、うーん、普通ならオッケーなんでしょう。
でも腑に落ちないと感じる自分が居る。 何故かというと、これが中国人だからなんだろう。
中国人のしたたかさというか、厚顔ぶりを邪推してしまうのだ。
偏見では無く実体験なので勘弁なのだ。 この事についてはここまでにしとこう。 

 
デビュー作でこれほど読ませるとは、これからがもっともっと楽しみ。
また新しく追いかけたくなる作家が増えたのだ。 要ちぇ~っく!

ポチッとお願いします。その一つが励みになります。 にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

垣谷美雨
トラックバック(3)  コメント(4) 

Next |  Back

comments

「竜巻ガール」の続き、読んでみたいです。
最初、短編集だとは知らずに次の物語は続きなんだって思い込んでいたので、ちょっとガッカリしたのでした。
ガッカリしたけど、でもどれもこれも面白くて大満足です。

なな:2007/04/23(月) 19:20 | URL | [編集]

「竜巻ガール」の終わり方なら、続きを期待するよねー。
あれ?もう終わり。って感じの終わり方だったもん。
4編とも粒揃いでしたから、短い話ですが満足だったね。

しんちゃん:2007/04/24(火) 09:01 | URL | [編集]

この作品、面白そうなので早速図書館に予約しました!
楽しみです♪

ゆう:2007/04/26(木) 19:06 | URL | [編集]

ゆうさんにも気に入って貰えるといいな!
早く読めるといいね。

しんちゃん:2007/04/27(金) 09:07 | URL | [編集]

コメントの投稿











 管理者にだけ表示を許可
trackback
この記事のトラックバックURL

「竜巻ガール」垣谷美雨


竜巻ガール垣谷 美雨「竜巻ガール」「旋風マザー」「渦潮ウーマン」「霧中ワイフ」4つの短編集。「竜巻ガール」で第27回小説推理新人賞受賞だそうです。そもそもその賞がなんなのかがよくわかってませんが、新聞で見かけて借りてみました。すごく読みやすかったです。文

2007/04/23(月) 19:21 | ナナメモ

『竜巻ガール』垣谷美雨


竜巻ガール垣谷 美雨 2006年 双葉社 P.223★★★★★「兄妹ということはやな、恋人同士にはなられへんってことや」……みんなは笑ったが、僕は笑えなかった。どう考えても納得できない。兄妹といっても血がつながっているわけじゃない。香山やそのほかの級友たち

2007/04/24(火) 22:51 | ほんだらけ

垣谷美雨 「竜巻ガール」


突然、父親が再婚して妹が出来たがそれが、ガングロだったとは笑えます。

2010/08/12(木) 23:05 | ゼロから

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。