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    2007

05.03

「十二歳」椰月美智子

十二歳十二歳
(2002/04)
椰月 美智子

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鈴木さえは小学六年生の女の子。12歳の女の子の1年間を描いた作品。第四十二回講談社児童文学新人賞受賞作。

子供から少し成長する年頃の女の子の微妙に揺れる心や淡い恋におおっとくる。さえは包帯をする姿に憧れたり、マニキュアを塗った爪にうっとりする普通の女の子。そして何をしてもそこそこ上手いけれど、飽きっぽくて長続きをしない性格だ。だから一生懸命になってやっていたことを突然やる気を失くして辞めたりする。さえはお祖母ちゃんに言われた、なんにでもなれる、という言葉に答えを見出せないのだ。

さえが憧れの先生を意識したり、お父さんと一緒に遊ぶ姿は確かにかわいい。男友達の恋をサポートしたり、野球をする男の子に面と向かってかっこいいというのも好感が持てる。だけど、どうしても分からないのが「人間離れ」をしてしまうさえの心の部分だ。さえは自分の名前や住所を復唱するのだ。自分が自分でないみたいな状態ってなんだろう。自分が能天気に過ごしてきたからかまったく理解出来ない心理描写なのだ。女の子だけがたどる成長過程なんだろうか。心理がわからんという事はつらいのだ。

でもそんなマイナスを払拭する場面が教科書にらくがきするシーンだ。さえは教科書の先のページに近い未来の自分に宛てて質問を書き込む。「さえへ。○○はどうだった?」みたいなことを書き込むのだ。そして月日が経ち、その書き込んだ質問がいずれ現れる日が来る。さえはそこに経験したことを、答えとして書き込む。く~、ええ話や!むちゃくちゃ感動して、じーんときまくりだった。

さえのマネをしてみると、「2007年12月31日の自分へ。今年の1年間は何か良い事はありましたか? すてきな出会いはありましたか? さらに成長したと胸が張れますか?」 

男が読む分には理解しがたい部分がある、というのが正直な感想。だけど、悪くはない。悪くはないけれど、絶賛するほどの共感は得られなかった。女子の感想を、ぜひとも聞きたいです。

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椰月美智子
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comments

こんばんは。しんちゃん!
確かに手紙の部分はとても感動的でしたよね。
私もじーんとしてしまいました。
理解できない部分があったかと思いますが、文章がとても素直で美しいことにひかれた作家さんです!

ゆう:2007/05/03(木) 19:38 | URL | [編集]

このコメントは管理者の承認待ちです

-:2007/05/03(木) 21:21 | | [編集]

未来への問いかけは、ほんと良かった。
こういう感性を思いつき、文章にする椰月さんっていいっすね。
まあ全てを理解出来なくても、自分の心に響くモノがあったから収穫でした。

しんちゃん:2007/05/04(金) 09:11 | URL | [編集]

モンガさんのお薦めのもう一冊も読んでみますね!
これで講談社児童文学賞もほとんど読んだかな。
次はどの賞を読もうかな(笑)。

しんちゃん:2007/05/04(金) 09:14 | URL | [編集]

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十二歳 椰月美智子


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