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    2007

05.11

「ミミズクとオリーブ」芦原すなお

ミミズクとオリーブ (創元推理文庫)ミミズクとオリーブ (創元推理文庫)
(2000/10)
芦原 すなお

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八王子の郊外に住む作家の元に、様々な相談者が現れ謎が持ち込まれる。相談話を聞くが夫にはさっぱり解らない。隣で聞く妻が良い勘と鋭い洞察力で謎を解く。美味しそうな料理とともに、ユーモア溢れる会話と推理が楽しめるシリーズ第1弾です。

「ミミズクとオリーブ」
大学時代の友人が、奥さんが謎めいた置手紙と離婚届を残して出て行ったと相談にくる。奥さんが出て行った理由と、いったい何処へ行ったのかを推理する。

「紅い珊瑚の耳飾り」
高校時代の友人で警察官になった河田が、殺人事件を解決したと自慢する。すると聞いていた妻が捜査ミスを指摘し、思わぬ展開に発展していく。

「おとといのおとふ」
郷里で開かれた同窓会で、地元の大会社の会長が襲われ意識不明だと聞く。そこでうちの女房は名探偵だと謎解きを安請け合いしてしまう作家先生。

「梅見月」
かつて妻の親戚の家で起きた空き巣事件を、作家先生は思い出す。それは2人が知り合い結婚に到ったきっかけと、妻の優しさを思い出す出来事だった。

「姫鏡台」
アトリエで死んでいた画家の先生は病死に見えるが、家政婦が奇妙だと言い出した。刑事の河田は家政婦の言葉が気になり、作家では無く作家の妻に相談しにくる。

「寿留女」
河田の友達に離婚の話が持ち上がり、三行半を突きつけた嫁の慰謝料が奇妙だという。妻の指図で作家と河田が、嫁に慰謝料の話を聞くため会いに行く。

「ずずばな」
河田が見たのは、フグの毒にあたって死んだ女社長と、風呂場で溺死した旦那だった。事故か他殺か判断がつかない河田は、作家の家を訪れる。


友人などが相談話をしゃべる合間に、天然系のちゃちゃを入れる作家さん。だから話がすぐに脱線するが、これがユーモアがあってすごく面白い。至る所に笑いのくすぐりポイントがあり、推理部分をそっちのけで読み込んでしまうのだ。そして作家と妻の、夫婦間ののんびりした会話がとても良い雰囲気を醸し出す。2人が送る静かで暖かい生活が、疲れた心を癒してくれるのです。

そして外せないのが奥さんが作る数々の手料理なのです。讃岐名物の美味そうな料理の描写が、よだれと胃袋の胃液を呼ぶ。ミステリ部分はおまけと言えるようなものだが、それを差し引いても楽しました。

作家が頑張っても執筆が進まない風景は、芦原さんの苦悩するほんとの姿だろうか。そんなことを想像しつつも楽しめた作品でした。

本のタイトル名は表紙のイラストそのままです。妻の植えたオリーブの木にミミズクがやって来て、妻の手からごはんを貰う。ミミズクをお客さんとして迎える妻さんも素敵でした。

芦原さん3冊目を読了しました。続編を含め、今後も読むのが楽しみです。


TBさせてもらいました。「お菓子を片手に、日向で読書♪」

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芦原すなお
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comments

こんばんわ☆
ずーっと気になってたこのシリーズ、とうとう手を出しちゃいました。
とてものんびりした雰囲気に美味しそうなご飯…読んでてとても気持のいいお話でしたね♪
河田が来るたびに勤務地が変わってるのも楽しかったです。
何故彼はあんなに転々としてるんでしょう・・・。そこも気になる(笑)

ジュゲム(私の使ってるブログ)の調子が悪くてTBが出来ないので、後日改めてTBさせていただきますね♪

マメリ:2008/03/26(水) 00:36 | URL | [編集]

マメリさん、こんにちは。
このシリーズは脱力具合が絶妙ですよね。
のんびりだらだらが、読んでいていい感じ。
料理も河田の移動も、シリーズの持ち味っす。

TBの件は、記事内にリンクを貼っておきます。

しんちゃん:2008/03/26(水) 10:34 | URL | [編集]

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