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    2007

05.13

「石川くん」枡野浩一

石川くん (集英社文庫 ま 16-2)石川くん (集英社文庫 ま 16-2)
(2007/04)
枡野 浩一

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石川啄木の短歌を、枡野浩一さんが今の言葉でモデルチェンジ。
そしてその歌にあわせたエッセイを加えた本です。

読んでから気づいたのですが、後ろに載っている「石川くん年譜」から読むのがお薦め。
石川くんの生涯を踏まえて短歌を詠むほうが、その歌の背景がより分かるからです。
それに石川くんの破天荒な生涯が、きっと自分の身近に感じることが出来るだろう。

昔の言葉だからとなんとなく敬遠していた短歌も、枡野さんの現代語訳で面白く詠めます。
それに伴って、これまで持っていた石川啄木のイメージがガラリと変わりました。
いくつか例を挙げてみましょうか。

「はたらけど はたらけど猶わが生活樂にならざり ぢっと手を見る」
これはすごく有名な歌ですが、枡野さんに掛かればこうなります。
「がんばっているんだけどな いつまでもこんな調子だ じっと手を見る」
この歌に対してのエッセイでは、石川くんはあまり働かなかったと知れます。

「一度でも 我に頭を下げさせし人はみな死ねと いのりてしこと」
この短歌の現代語訳は笑劇でした。←勝手に新しい字を作ってしまった。
「一度でも 俺に頭を下げさせたやつら全員 死にますように」
石川くんってすごく強気な人だったのですね。ほんと、びっくりしました。

「目さまして 猶起き出でぬ息の癖はかなしき癖ぞ 母よ咎むな」
「目覚めても ふとんの中でぐずぐずとしちゃう駄目さを 責めないでママ」
こんな歌を残した石川くんって可愛いですね。

あまり書きすぎると勿体無いので、この辺で紹介は止めときます。

石川くんのイメージをあなたも変えてみませんか?
奥深いもの、心にしんみりと染みるもの、くすりと笑えるもの。
短歌も石川くんもぐっと身近に感じられる。そんな本でした。
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comments

なかなか面白く読ませてもらいました。
石川くんの鬼畜(笑)ぶりがすごかったです。
こんな人だったなんて・・・。
でも、逆に普通の人間っぽくて
高感度アップでした。

す~さん:2007/09/13(木) 23:15 | URL | [編集]

す~さん、これまでのイメージが変わりましたね。
枡野さんの新釈を読んで笑ってしまいました。

しんちゃん:2007/09/14(金) 09:12 | URL | [編集]

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石川くん   ~枡野 浩一~


いいのか!?ここまで書いていいのか!?と思わせるほどの暴走振り。歌人石川啄木をこれでもか、とけちょんけちょんにけなしつつ、愛情溢れる(?)悪意ある(?)見事な...

2007/09/13(木) 23:14 | My Favorite Books

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