2007年05月22日 (火) | 編集 |
![]() | コスプレ幽霊 紅蓮女(ぐれんオンナ) (『このミス』大賞シリーズ) (2006/05) 上甲 宣之 商品詳細を見る |
小学校教師の辺倉史代は、人前に出ると声が出せない陰気な30歳前の女。教師の仕事に充実感を覚えず、唯一の友達は飼っているフェレットだけ。荒んだ心がそのまま顔や風貌、錆色のオーラへと転写されている。そして日々、都市伝説の研究にいそしむことしかしないオタク女だ。そんな辺倉には実は裏の顔があり、自分が作った紅蓮女という都市伝説を利用し、紅蓮女のコスプレをして、人を怖がらせることに生きがいを感じている。コスプレ衣装を着ることで性格まで変わってしまう女の戦いを描いた作品です。
「紅蓮女VS口裂け女」
いつものコスチュームと特殊メイクで、夜の暗闇でターゲットを待つ紅蓮女。そこに現れたのは、赤い傘とマスクで顔を隠した平成の口裂け女だった。
「紅蓮女VS紅蓮女es」
コスプレ居酒屋で開かれる、紅蓮女コスプレバーティーに参加をする。ここでは月に1度に紅蓮女フリークが集まり、情報交換をしているのだ。そこに集まった5人の中の1人から狂気の物語が語られる。
「辺倉史代VS刃業の鏡」
紅蓮女伝説を広めるために、生き神の風習が残るある村を訪れる。着いた村では人形を持った娘に出会い、一緒に女湯に隠された謎の鏡を探すことになる。そして、娘と一緒に風呂場へ行くが自分を強くする衣装は脱ぐことになる。
「紅蓮女VS虹色の手紙」女が教師を勤める学校で蔓延している不幸な手紙とゆきこさんの亡霊騒ぎ。そして過去に自殺した少女が使っていたという誰も使わない栄光欠番の席。自殺した少女は副担任の先生の心を今でも縛っていたのだ。紅蓮女は副担任の教師の心を解放出来るのか?
「紅蓮女VS電話男」
女の住む部屋へ「おまえが紅蓮女なのだろう。俺を殺してくれ。」と電話がかかる。それはかつて紅蓮女のモデルにした殺人事件の犯人からの電話だった。紅蓮女の正体を知られた犯人との戦いの行方は…?
ストーリー自体は軽い感じでさくさく読める、ミステリというよりエンタメ小説。紅蓮女が各章で、様々な敵と戦っていくとい展開でストーリーは進んでいく。この紅蓮女の特技が、改造したマッチをびゅんびゅん飛ばすことです。しかも所かまわず火を飛ばしまくる。危ないったらありゃしない。おまけに秘伝奥義とかいって、飛ばし方の技名まで叫んで飛ばすのだ。さすが、オタク女というべきなのかな。微妙なラインでしょ。
女には魅力がいっさいなくて、それでも少しずつ成長していくがやっぱり無理。どうしても好きになれなかったです。この女が街を歩いていると、おばさんと声をかけられ怒る場面があった。29歳でおばさんなら、30歳を超えた自分はおじさんと呼ばれる歳なのかな。まだ呼ばれたことがないですが、呼ばれる覚悟だけはそろそろ必要になったのかも。
主人公に魅力が無くて、ストーリーがマンガちっくで、良かったとこはないかと考える。あったー。女が飼っているフェレットがめっちゃ可愛かった。食いつくところが間違ってる? でもちょー可愛かったよ。なんか普通に時間潰しをした本でした。こんなのもたまーにはいいかな。
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コスプレ幽霊 紅蓮女(ぐれんオンナ)上甲 宣之 2006年 宝島社★★★★★私の人格は、周囲が勝手に決めていく。誰かが私に茶色を塗れば、他のみんなも同じ色で私を染めていく。私が欲しい色が、本当は見せつけたい色がどんなに美しいかなんて関係ない。最初の一筆を茶色
2007/05/23(Wed) 01:00:19 | ほんだらけ
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