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    2007

05.29

「青空の卵」坂木司

青空の卵 (創元推理文庫)青空の卵 (創元推理文庫)
(2006/02/23)
坂木 司

商品詳細を見る

語り手でワトソン役は、外資系の保険会社に勤務している坂木司。彼には一風変わった友人がいる。子供の頃のイジメで引きこもりになった鳥井だ。現在は在宅プログラマとして家から出ないで生活している。自称ひきこもり。そんな鳥居を外の世界に連れ出そうと、坂木は日夜頑張っている。そこで出会うちょっとした事件を、鳥井はするどい観察眼と推理力で解決していく。日常の謎系の5つの連作短編集です。

「夏の終わりの三重奏」
鳥居のアパートに、刑事になった同級生の滝本がお巡りさんになって現れる。滝本の警告は、近所に男を襲う女のストーカーが出没するようになったと言う。その頃2人は、ヒステリックな美人の巣田香織という女性と出会っていた。

「秋の足音」
坂木は駅の階段で、盲目で杖を持った塚田基という美少年を手助けする。坂木は親しくなった塚田から、調べて欲しいことがあると頼まれるそれは塚田の後を、双子が毎日つけているという話だった。

「冬の贈り物」
塚田の友人で歌舞伎役者の安藤から、歌舞伎を観に来てくれと招待される二人。そこで歌舞伎を観たあとの楽屋で、意図のわからないおかしなプレゼントの話を聞く。その後も次々と送られてくるプレゼントに困った安藤に、謎解きを頼まれる。

「春の子供」
駅前にいつまでたっても一人ぼっちでじっと立っている子供に、坂木は声をかける。その子供はまりおと名乗り、住所の書いた紙を取り出し連れていって欲しそうにする。しかしその住所の家は留守。坂木はまりおにとことん付き合うことにする。

「初夏のひよこ」
エピローグです。おまけのお話ですな。


これが噂に聞くボーイズラブの世界なのか、というぐらい二人はべったりな関係。涙脆くて良い人すぎて問題を持ち込む坂木と、傷つきやすく口が悪いが推理が冴える鳥井。まあ二人はつりあいの取れたコンビなんでしょう。でも、ゲーっと反感を持つ人もいるだろうな。

正直に言うと、すぐにめそめそとする坂木にうんざりしたし、きれいごとすぎる坂木にこんなヤツおらんで、という非リアル感は多々ありました。そしてひきこもりという設定の鳥居ですが、仕事もちゃんとしてるし、自炊もして坂木を逆に食わせているのだよ。坂木の方が鳥居に依存している感じを受けてしまうんだけど、どこがダメなんだろう?なんて思ったりもした。

けれど読み進めていくうちに、そんな違和感は消えていったな。それは出てくる人物たちに魅力があったのが大きいかもしれない。滝本と小宮のお巡りさんコンビだったり、巣田さんや、塚田くんと安藤たちが、彼ら二人と普通に接していたしね。深く考えないでさらっと読めば、日常ミステリは楽しめるはずだと思う。

今回は一度読んだ本を再読しました。随分以前に読んだので、内容がすっぱり抜けていたからね。だから近いうちに続編の「子羊の巣」を読もうと思ってます。と言いながらいつ読むかは決めていない。早く読まないとまた忘れるのに。


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坂木司
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comments

主人公2人には違和感ありましたが、
周りの人間にはものすごく共感を覚えるところがたくさんありました。
シリーズ最後まで読んでも
違和感は残るんですけど、
まぁ、まぁ、だったかな。

す~さん:2007/05/29(火) 19:52 | URL | [編集]

そうそう、深読みしちゃいけないんですよね。
1年半前に読んだのに、内容スッパリ抜けてます(笑)
しんちゃんのレビューで復習です。

なな:2007/05/29(火) 22:17 | URL | [編集]

そうですね。周りの人たちに魅力がありましたね。
彼らが居なかったら辛かったかも。


しんちゃん:2007/05/30(水) 08:18 | URL | [編集]

さらっと読むのが一番ですよね。
今度は内容を忘れないうちに続編を読みます。
まあ二度楽しめたというこどで…(苦笑)。

しんちゃん:2007/05/30(水) 08:22 | URL | [編集]

なんだかんだいいながらも、文庫で買いそろえてしまいました。
買ってしまうと安心して積んでしまうんですが、
私も忘れないうちに読まなくちゃ。

june:2007/05/30(水) 23:06 | URL | [編集]

ですよねー!まったく同じです。
趣味は読書ではなく、買うことではダメですよね(苦笑)。

しんちゃん:2007/05/31(木) 09:24 | URL | [編集]

こんにちは。
たしかに、坂木と鳥井の関係に戸惑いもしましたが、今後、二人の関係がどうなるのか気になります。
他の登場人物たちが、みんなそれぞれ個性的で魅力的でしたね~。
早く続編を読まなくちゃ!です。

すずな:2007/10/10(水) 11:56 | URL | [編集]

すずなさん、続きを読むのをサボってます(汗)
坂木さんの他の本に魅力を感じてしまって…。

二冊目を読んだ時には、人物の関わりとか忘れてるだろうなあ。
(遠い目)

しんちゃん:2007/10/10(水) 18:13 | URL | [編集]

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