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    2007

05.30

「いなかのせんきょ」藤谷治

いなかのせんきょいなかのせんきょ
(2005/12)
藤谷 治

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四方を山々に囲まれた戸蔭村は、人口二千百六十余名という貧しい寒村。前村長が雛わらじ記念館を作り、莫大な借金を残したまま逃げるように引責辞任。村の助役の平山は、自分の思い通りに操ろうと、村会議員の深沢清春を焚き付ける。そこに慌てたのは談合や利権に絡む、村の有力者たち。侃侃諤諤の無能な議論。深沢に請うて村長に立候補してもらったはずの、平山が対立候補に祭り上げられた。人も足りない、金もない、あるのは村への想いだけ、という深沢清春の選挙戦の物語。


選挙のお話ですが、これが無茶苦茶面白かった。硬いところはいっさい無し。どこの方言か知りませんが、会話はすべて方言で溢れてる。でも読みやすいんだ。そして物語の章の合間に口上が入り、講談風の雰囲気でさくさく読める。良い!すんごく良い!!すんっげー好きだ。 

深沢清春は、選挙を家族と村を想う心のみの、すべて正攻法で戦って行きます。東京から手伝いに帰ってきた弟の哲次の頭脳。スーパーを細々と営む長男夫婦。まったく手伝う気が無い有休休暇中でエセ都会人の娘の百合子。あとは少数の手すきの応援者のみ。

かたや平山陣営は、議長や村議を始め、地元で有力な企業の社長が二人と圧倒的。負ける要素が無いと序盤は何もしないが、深沢の人気が上がると暴挙に出る。金も権力もあり、饗応、談合、根回し、買収、となんでもありの選挙をする。

互いの選挙戦の内容は読めば判るので、これ以上は控えます。とにかくたくさんの方に読んで欲しい本です。ちょーお薦め本です。あまり書くと自分の持った印象を植え付けそうなので、ここらへんで止めときます。最高に面白かったです。 続編も読みたいよーっ!

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藤谷治
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comments

先月終わったばかりの選挙。
私的には職業上非常に興味深いです…早速♪
林真理子さんの『幸福御礼』というのも田舎の選挙モノだったような。
確かこれも面白かった気がします。

ユミ:2007/05/30(水) 11:38 | URL | [編集]

ぜひぜひ、どうぞ。かるーく読めますよ。
他の藤谷さんの本も面白いです。
気に入ったら、どんどん読んじゃいましょう(笑)。

しんちゃん:2007/05/30(水) 15:37 | URL | [編集]

内容は至って真面目だったのですが、講談調の文章でとても面白おかしく書かれていましたね。
濃すぎる本を読んだあとにこのような素直で爽快な本を読めてとても良かったです。

リベ:2007/06/14(木) 10:55 | URL | [編集]

りべさんへ
ふつうの選挙ですが読ませますよねー!
藤谷さんに拍手を送りたくなるような本ですな。
パチパチ。

しんちゃん:2007/06/14(木) 17:15 | URL | [編集]

しんちゃん…ありがとー。
シンプルだけどすごく面白かった。
藤谷さん次はなににしようかな?

ユミ:2007/06/18(月) 14:49 | URL | [編集]

ユミさん、ちーす。
すごく小さなお話だけど小気味が良くて面白いっすよね。

うーん、藤谷さんはいろんな作風があるからなー。
うちのブログが役に立つかな?
ネタバレはしてないので、ちらっと見て下さいな。

しんちゃん:2007/06/18(月) 15:50 | URL | [編集]

しんちゃん、こんばんわ!
しんちゃんのおススメということで読みましたが、
おもしろかったですー。
わたしもこういうの、すんっげー好きです♪

june:2007/11/24(土) 22:42 | URL | [編集]

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「いなかのせんきょ」藤谷治


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