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    2007

06.02

「自転車少年記」竹内真

自転車少年記―あの風の中へ (新潮文庫)自転車少年記―あの風の中へ (新潮文庫)
(2006/10)
竹内 真

商品詳細を見る

単行本の構想を元に新たに書き下ろされた本だってさ。単行本の前半部分を削り、終章のあとの物語を追加されているそうです。それと昇平の視線で統一した描写に変更されています。(解説より)

高校を卒業したばかりの18歳の昇平・草太・信男の側には常に自転車があった。彼らが南房総の風々丘から東京へ、上京サイクリングに旅立つ所から物語は始まる。その後、草太はケガのために自転車競技の世界へ行く夢を断たれてしまう。それに幼い頃から付き合っていた彼女とも別れてしまう。そんなもやもやを吹き飛ばすために、八王子から日本海まで三百キロをツーリングする。

草太の行動に刺激を受けた昇平もまた走り出すことを決意する。ふられた彼女と話あうために、千葉から仙台まで自転車で行くのだ。東京まで走ってみようとか、知らない道を走ってみよう。ただ自分の足で進んで行きたい。そんな前向きな彼らがさわやかで心地良いんだ。まさに青春ですな。やがて昇平は結婚し、北斗が生まれて成長し、自転車に乗る特訓を一緒にする。なんか子供の頃、補助輪なしで自転車に乗れた瞬間を思い出し、ウルッときた。

草太の作った八海ラリーのサイクリング風景も良かった。山登りは厳しそうだけど。その後も彼らの側にはずっとずっと自転車の存在があり続ける。 そういえば前に読んだ「カレーライフ」も、最初から最後までカレーだらけでした。1つのテーマでこれだけ読ませるなんて、竹内さんの文章力はすごいね。飽きるところがまったく無くて、ずーっとわくわく楽しんで読める。話が脱線ですね。

やがて北斗くんと一緒に自転車で走ったりするのに、じーんとくるんだ。これは自転車仲間のお話だけでなく、家族の成長のお話でもあるんですよ。

飽きっぽくて衝動で動く昇平。何事も突き詰める草太。メカをいじるのが好きな信男。そして自転車で走ることが大好きな人たち。たぶん今日もどこかを走っているんだろう。そんなことを思いつつ、子供の頃どこまでも自転車で冒険した自分を思い出す。ちょっぴりノスタルジーに浸りながら、幸せな時間を過ごせた本でした。すっごく面白かったので、単行本版も読んでみたくなりました。

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竹内真
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comments

こんばんは。
本当にノスタルジックな雰囲気に浸れて、私もこの作品が大好きでした。
単行本のほうもよかったですよ♪
ぜひぜひ読まれてください!!400ページ2段掛けですが、イッキだと思います(笑)
TBは、文庫版のほうをさせていただきました♪

ゆう:2007/06/02(土) 19:29 | URL | [編集]

こんばんは、しんちゃん。
好きですね、こういう本は、成長小説、いいですね。
単行本の方も是非読んで下さい。

モンガ:2007/06/02(土) 19:33 | URL | [編集]

文庫の方は
ゆるやかな続編っぽいのですね。
こちらも気になります。

ふらっと:2007/06/02(土) 20:52 | URL | [編集]

おはよー。
おっ!すでに両方読んでるんだ。さっすがー。
2段で400っすか!ちょっぴり腰が引けました(汗)。

しんちゃん:2007/06/03(日) 08:34 | URL | [編集]

おはよう。
読む順が逆になりましたが、単行本も読んでみますね。
でもその前に積んでる「じーさん」「オアシス」を読まなくちゃ。。。

しんちゃん:2007/06/03(日) 08:39 | URL | [編集]

たぶん家族小説の色が強くなってると思います。
さわやかで面白かったですよ!

しんちゃん:2007/06/03(日) 08:40 | URL | [編集]

私も文庫本先に読んでしまいました。竹内さんの青春モノってうまいですよね。すんなりと自分のあの頃と同化しちゃうんですよ。自転車とかまったく興味なかったのに。
今まで、車から見る彼らはただ単に邪魔な存在だったのに(爆)今では温かく見守ってる自分がいます。

じゃじゃまま:2009/05/05(火) 17:10 | URL | [編集]

じゃじゃままさん
単行本版を読みたいと思いつつ、他作品を読み進めてます。
竹内さんのロードノベルはいいよね。すするよね。

しんちゃん:2009/05/06(水) 23:08 | URL | [編集]

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