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    2007

06.03

「春朗合わせ鏡」高橋克彦

春朗合わせ鏡春朗合わせ鏡
(2006/01)
高橋 克彦

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「だましゑ歌麿」「おこう紅絵暦」の姉妹篇にあたる作品です。一之進、おこうときて、今回の主役は春朗。若き日の葛飾北斎です。絵師ならではの鋭さで、起こる事件の謎を解いていきます。江戸以外にも出て行きます。もちろん懐かしい面々も登場します。一之進、おこう、左門は当然です。しかも、今回は「京伝怪異帖」に出てきた蘭陽が登場しています。ファンにはニヤリです。

「女地獄」
火附盗賊改の支配する人足寄場で、陰間が何者かに首を閉められ殺された。奉行所筆頭与力の一之進の父・左門の命で、春朗は事件を探ることになる。

「父子道」
何年も行方が知れなかったお庭番の父から、謎の手紙が春朗の元へ届く。それは隠し文になっていて、気になる春朗は蘭陽と共に桐生へ行くことにする。

「がたろ」
がたさんという人物が大雨で小屋が流され、春朗は自分の住む小屋に居候させる。その頃、大黒屋という呉服屋に悪い噂が起こり、それを調べるよう春朗は一之進に頼まれる。

「夏芝居」
芝居の幕絵を描く仕事に蘭陽とがたさんを手伝いに連れて淀橋へ出向く春朗。その夜、絵の元となる怪談話に目を通していると、春朗の前に女の幽霊が現れた。

「いのち毛」
春朗は筆職人に筆を注文するが、職人は何とがたさんの身元を知っていた。春朗は左門に相談すると、がたさんを調べるのにおこうも手伝ってくれることになる。

「虫の目」
春朗は蘭陽と共に、嫁と子それに父の住む葛飾に一度帰ることにする。そこで、父から嫁の従妹が嫁いだ骨董屋のよからぬ噂を聞き、春朗は調べることにした。

「姿かがみ」
幕府の御用鏡師の職にある叔父から、春朗の養子縁組の話が持ち上がる。その叔父は、内緒にしているがならずものに弱みを握られ二百両の強請をされていた。


高橋さんの作品は安心して読めます。これまでと同様に、江戸情緒と人情が溢れてる。しかも、始めに書きましたが蘭陽がずっと春朗とコンビを組んで活躍しています。この蘭陽が、すっとぼけていて、陽気で、その場の雰囲気を明るくさせくれる。だから、最初から最後まで賑やかで楽しくてぽんぽんと勢い良く読んでいける。

そして、事件の手掛かりや何気ない会話の中に、すんなりと時代考証が織り込まれている。春朗の設定も、「北斎殺人事件」で組み立てた人物像に乗っ取って描かれています。併せて読んでみると、よりいっそう楽しめることは間違いないだろう。浮世絵にも詳しくなれることは間違いない。「写楽」「北斎」「広重」の通称「浮世絵三部作」です。これは個人的にすごく好きなシリーズです。ついでに「京伝怪異帖」も読むとなお良い。なんか高橋克彦さんの宣伝マン化していますね。なんせファンだから、許してくれ。

とにかく浮世絵の詳しい知識を持っていなくても、気楽に楽しめる本です。順番でいけば3冊目ですが、順を関係なく読めるシリーズになっている。だけど、出きれば「だましゑ歌麿」からをお薦めします。

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高橋克彦
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