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    2007

06.03

「漢方小説」中島たい子

漢方小説漢方小説
(2004/12)
中島 たい子

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31歳みのりは、元カレが結婚するという話を聞いたあと、腎がロデオのように暴走。救急車で運ばれた病院で検査をしても、異常はまったく見つからない。その後、病院をいくつかまわったあと、たどり着いたのは漢方診療所。担当医の坂口先生への乙女心と、漢方への懐疑心に揺れながらも、通い続ける。

たぶん女性の方が共感出来るのでしょうが、すごくすごく面白く読めました。30代になり、結婚出来ないというストレス、仕事に対するストレスに押し潰される。プレッシャーの掛かる年代の女性心理を、ポップな文章で面白く読ませるんだ。そして合間に、東洋医学と西洋医学の違いなどを、分かりやすく説明してくれる。

悲壮感なんてものもまったくなく、ふわふわと風に流されているような女性です。彼女は周りにいる友達の言葉でぐらついたり、仕事のことで裏切られたりする。しかし漢方について自分で調べだしたり、坂口先生の診療によって立ち直っていく。そしてシーソーのような精神を、自分でバランスをとって行くようになる。だからといって、彼氏が出来たりとか特別な変化は起こらない。倒れる前の現状に戻るだけで、何の進展もなく自分の置かれた環境に立ち戻る。

みのりの酒飲み仲間も個性派で一部を除いて好感が持てました。やっぱり場の雰囲気を潰すやつはちょっとねー。お帰り下さいって感じです。

彼女とは性別は違いますが、同世代なので理解出来る部分がかなりある。それを痛いと読ませずに、くすくす笑わせる中島たい子さんは好きだな。中島さんの言葉のセンスが、すごく自分の波長に合いました。 おもろい!

ちょっとページ数が少なくて、もっと読みたい願望が残ったのが残念でした。こんど他の本を読んで、その足りない部分を埋めてやろうっと。

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中島たい子
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comments

気軽に読めて、漢方のことなど
ちょっと勉強になるところが良いですね~
不調を感じたら、東洋医学に頼るってのもアリかな?
なんて思いました。

エビノート:2007/06/03(日) 19:36 | URL | [編集]

中島さんの書く、思わずクスリと笑っちゃう文章が大好きです。
この物語の救急隊員の真似を一人でする主人公、かなりツボにはまりまして、今でも時々思い出してはクスリと笑ってしまいます。

なな:2007/06/03(日) 20:23 | URL | [編集]

中島さんは巧いんですけどさらっとしすぎていて
どうしても物足りなさが残ってしまいがちです
もう少し強い後味があるといいのですが

たまねぎ:2007/06/04(月) 00:10 | URL | [編集]

東洋医学を侮るなかれですね。
針治療は経験がありますが、めっちゃ緊張しました。
躊躇なく、ぶすぶすとやられるんだもん。当たり前か。。。

しんちゃん:2007/06/04(月) 08:55 | URL | [編集]

一人ボケは笑えましたねー!こんなセンスは大好きです。
お初の作家だったので、これから読んで行きたいと思いまっす!

しんちゃん:2007/06/04(月) 08:58 | URL | [編集]

そんな感じもありますよね。でも個人的には充分楽しめました。
そこは好みっすね。1冊しか読んで無いので、えらそうに言えないけど。。。

しんちゃん:2007/06/04(月) 09:01 | URL | [編集]

中島さんはイイですね。
この方著書まだ3冊しかないの?
「建てて、いい?」っていうのが新しい本みたいなので
さっそく読んでみよー。
オンナの人向きなのかと思ったらそうでもないのね…。
しんちゃん♪

ユミ:2007/06/04(月) 20:41 | URL | [編集]

そう3冊だけみたい。「そろそろくる」なんて本もあるよ。
女性向きだとは思いますが、同世代だからか読めちゃいました。
ふむふむと女性の研究をしています(笑)。

しんちゃん:2007/06/05(火) 09:12 | URL | [編集]

はじめまして。
この小説を読んでから実際に漢方外来に通うようになったのですが、独特の漢方の香りしてふつうの病院より落ち着きます。
みのりの飲み仲間も個性的でしたね。

日月:2008/11/10(月) 17:09 | URL | [編集]

日月さん、はじめまして。
この作品がきっかけで通うようになったのでしょうか。
確かに、漢方って病気とイコールにはなりにくいかもです。
というのも、自分はまだ漢方は未経験だから^^;
酒飲み仲間、いい雰囲気でしたね。

しんちゃん:2008/11/10(月) 19:26 | URL | [編集]

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