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    2007

06.08

「1000の小説とバックベアード」佐藤友哉

1000の小説とバックベアード1000の小説とバックベアード
(2007/03)
佐藤 友哉

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主人公の木原は、片説家として4年間仕事をしていたが突然に首を宣告された。無職になった木原の住むアパートに配川ゆかりという見知らぬ女性が現れる。彼女は、木原に小説を書いて欲しい、それと、失踪した妹を探して欲しいと依頼する。失職と同時に読み書きが出来なくなっていたが、彼は引き受けることにした。

片説家とは依頼者が求めているものを調査し、それに答えた物語を書く作家。特定の個人のためだけに書き、小説家とはまったく違う仕事という設定。

木原は片説家とは何か、小説とは何か、書くこととはどういう事かと悩む。その背後で、片説家たちとヤミと呼ばれる人たちが暗躍をしている。説明しても理解出来ないでしょうねー。読んだ本人もよく分からないもの。何も分からない状態から、それらが少しずつ表にでてくる展開なのだ。

すごくバランスが悪いというか、掴みどころのない感じなのだが世界には入れる。世界に入れたとしても、何が起こっているのかは、はっきり捉えられない。まあ文学とはこんなモノなのかも、なんて感じたりも一応してみる。だけど、変てこなファンタジーものとしても読めたりなんかもする。結局は分かってないだけかもしれない。たぶん、これが正解だろう。

何が小説で、こうしたら小説で、作者が小説だと思いながら書くと小説だとある。煙に巻かれたような文章だが、詭弁ともとれるし、本質を捉えているとも言える。これは佐藤友哉の作家としての生みの苦悩を描いただけかもしれない。うっすらと分かるような気もするし、分かっていないような気もする。

文章も世界もすべてがあやふやな印象。しかしそこには何かがあるのだ。その何かがあるのには気づくのだが、はっきりと掴み取ることが出来ない。個人によって面白いと思うものに違いがあるように、得るものにも違いもある。自分は何かを得たのだろうか、それすらも分かっていないような気もする。面白かったと断言は出来ないが、嫌いでは無かった。でも好きでもない。だけど、読んで良かったとは思えました。これもただの自己満足だけかも。

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comments

片説家って設定が面白かったですね。
自分のためだけの物語、書いてもらいたいような気がします。

なな:2007/06/08(金) 19:36 | URL | [編集]

その片説家という設定に、ぶんぶんと振り回されました。
文章を書くという仕事の悩みは、作家さんだから出てきたアイデアでしょうね。

しんちゃん:2007/06/09(土) 08:41 | URL | [編集]

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「1000の小説とバックベアード」佐藤友哉


1000の小説とバックベアード佐藤 友哉特定の個人に向けて物語を書く片説家の僕は会社から解雇された。無職となった僕のところへ小説を書いて欲しいという女の人が現れた。そしてその人の失踪してる妹は僕が書いた片説を読んだらしい。佐藤さんの本初めてです。三島由紀夫賞

2007/06/08(金) 19:38 | ナナメモ

1000の小説とバックベアード  佐藤友哉


皆さんこんばんは。軽く風邪をひいてしまったたまねぎです。ここはやっぱり葱を首に巻くべきか……。って熱はとっくに下がって今は元気なんですが。ただ鼻がジュルジュルでやる気30%減なので、しばし省エネモードで失礼いたします。さて三島由紀夫賞受賞作、佐藤友哉の....

2007/06/09(土) 21:51 | 今更なんですがの本の話

佐藤友哉【1000の小説とバックベアード】


ちょっとね、読者にケンカ売ってんのかな……と感じるところもあるけど、そのトゲトゲした部分も含めて面白いです。 1000の小説とバックベアード佐藤 友哉 (2007/03)新潮社 この商品の詳細を見る「小説家」と「

2007/06/28(木) 09:26 | ぱんどら日記

「1000の小説とバックベアード」 佐藤友哉


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2007/07/21(土) 05:08 | 今日何読んだ?どうだった??

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