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    2007

06.08

「スクランブル」若竹七海

スクランブル (集英社文庫)スクランブル (集英社文庫)
(2000/07)
若竹 七海

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女子高時代の文芸部仲間の結婚式に出席した、元部員の女性たち。出席したことにより、彼女たちは15年前に起こった学校での殺人事件を思い出す。

舞台は、中高一貫教育の有名女子高校。そこで起こった殺人事件はまだ解決されていない。その事件や日常的な小さな事件を、6人の部員たちが順番に回想していく。主な登場人物で文芸部員は、夏見、マナミ、洋子、沢渡、飛鳥、宇佐、の6人。彼女たちに個性があって魅力的。個人的には夏見が好き。飛鳥はちょっとねえ…。

この女子高に高校から編入してきた生徒への、差別や偏見、イジメが痛かったです。自分が公立の共学だったので、実際にこんなのかは知りませんがすごいのよ。数を頼った集団心理や、変な思い込みによる犯人扱いと、不愉快すぎるんだ。心の中で何人殺してやったことか。無茶苦茶ムカツクんだよな。おまけにアホな先生がいっぱい出てくるし。こんな学校があったら嫌だなー。若竹さんの毒が、この部分にたっぷり入っていましたね。これでもかというほど。

彼女たちは自分がイジメられると反発しないが、仲間がやられると守りぬく。やっぱ仲間っていいよなー、と思える反面、微妙なズレもそこには存在している。微妙な人間関係がすっごくリアルに描写されているのは、さすがだなーと感心。それらを経験して現在31歳になった彼女たちは、強くなっているのでしょう。こんな理不尽を経験すれば強くなって当たり前か、当時に潰れてるよね。

そんな凄まじい学生生活の中で、文芸部らしいくたくさんの本がでてくるのが救い。そして本好きだからか推理をするが、まったく当たらないのが妙にうけた。ミステリを読んでも、簡単には探偵にはなれない。そんなおかしさに嵌りました。

そして現在と過去が入り混じったミステリの構造も一筋縄ではいかないんだ。これは読んじゃって、やられちゃって下さい、としか言いようがない。痛さはあるけど、面白く読めた作品でした。やっぱ女子高には女同士のラブがあるのかなー。なんて想像をしちゃったりもする。

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若竹七海
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comments

私、女子の中高一貫の学校に通ってました。
女同士のラブ、ありましたよー。
バレンタインとかクリスマスとか…

なな:2007/06/08(金) 19:46 | URL | [編集]

えーー!マジっすか!!やっぱあるんだ(驚)。
ちょっとドキドキ。。。

しんちゃん:2007/06/09(土) 09:08 | URL | [編集]

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スクランブル*若竹七海


☆☆☆☆・はじまりは披露宴会場。高校の同級生だった、彦坂夏見・貝原マナミ・五十嵐洋子・宇佐晴美・沢渡静子・飛鳥しのぶが揃っている。そのうちのひとりは新婦として。彼女たちはいま31歳。披露宴の会場に居なが

2007/06/08(金) 18:28 | +++ こんな一冊 +++

「スクランブル」若竹七海


スクランブル若竹 七海1995年、結婚式の披露宴会場。高校時代の友人の結婚式に出席した5人と新婦、6人が一人ずつ15年前まだ高校生だった時に起こった殺人事件を中心に高校生の時を思い出す。それぞれの章が卵料理の名前になっている。6人出てくるわけだが、名前が苗字、名前

2007/06/08(金) 19:47 | ナナメモ

「スクランブル」若竹七海


スクランブル名門女子高校内で発見された変死体。15年後の今日、真実は明かされるのか。80年代を背景に描く渾身の学園ミステリ -帯より名門女子高の文芸部員6人が、メンバーの結婚式で15年ぶりに顔をあわせたことから、高校時代に学校内で起きた殺人事件当....

2007/06/08(金) 22:07 | 本のある生活

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