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    2007

06.10

「トリツカレ男」いしいしんじ

トリツカレ男 (新潮文庫)トリツカレ男 (新潮文庫)
(2006/03)
いしい しんじ

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ジュゼッペのあだ名はトリツカレ男。何かに夢中になると、そればかりにこだわる。オペラにはまると、ずっと歌って踊る。三段跳びでは世界新記録を出す。彼の住む街では誰もが知っていて、誰もが温かい目で見る名物男。そんな彼が恋をする。そのお相手はベチカという風船売りの女の子。彼女と友達にはなるが、彼女の笑顔の底には灰色のにごりを感じてしまうのだ。

この物語で決して外せないのが、言葉を話せるハツカネズミの存在だ。いつもジュゼッペの側にいて、ジュゼッペとお話をしたり、助けたりもする。ベチカのくもった笑顔の原因を調べたり、もどかしい姿に背中を押したりもする。ジュゼッペ専用の調査隊であり、理解者であり、大事な仲間なのだ。

ペチカに恋したジュゼッペは、彼女の知らないところで、彼女の障害を取り除く。言葉を悪くすれば、ストーカーや下心のある足長おじさん、といったところ。でもまったく嫌らしさを感じさせず、むしろ一途な愛に見えてしまうのだ。そんなベチカを思うジュゼッペから、しだいに笑顔が消え体調もどんどん悪くなる。しかし彼女を思う綺麗な心に奇跡が起こり、あとは想像通りのハッピーエンド。

とても軟らかく温かな愛が溢れた物語でした。ほのかな余韻がちょー気持ちいい。物語作家・いしいしんじ、ここにあり!ってな感じです。

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トリツカレ男*いしいしんじ


☆☆☆・・町の人々に<トリツカレ男>と呼ばれている ジュゼッペのお話。 ともかく 次から次へといろいろなものにトリツカレてゆくのだ。 オペラだったり、サングラス集めだったり、昆虫採集だったり、三段跳

2007/06/10(日) 20:10 | +++ こんな一冊 +++

「トリツカレ男」いしいしんじ


トリツカレ男いしい しんじ主人公のジュゼッペは「トリツカレ男」と呼ばれている。突然何かにトリツカレたら、夢中でやり続ける。例えばオペラ、三段跳び、昆虫採集、探偵ごっこに外国語。そして周りの人達はそんなジュゼッペを温かい目で見守ってる。ある日公園で風船を売

2007/06/10(日) 20:54 | ナナメモ

トリツカレ男


トリツカレ男/いしいしんじいしいしんじ、という作家はただ者ではない。と思ったのは、かの町田康との対談集を読んでからだった。それまでは、片山恭一とかその辺と十把一絡げ、ぐらいにしか捉えてなかったのだけれど、あの対談集を読んでから、いしいしんじ、という作家に

2007/06/10(日) 22:16 | rocketBooks

「トリツカレ男」いしいしんじ


トリツカレ男発売元: 新潮社価格: ¥ 380発売日: 2006/03売上ランキング: 60768posted with Socialtunes at 2006/06/06今月まだ6日なんですが、もう7冊も本を読みました。どうしたんだろう、私。いつもここまでハイペースじゃないのに。もう、本にトリツカレてるとしか思

2007/06/11(月) 00:36 | 本を読む女。改訂版

『トリツカレ男』いしいしんじ


トリツカレ男 いしいしんじ/新潮文庫いろんなものに、どうしようもなく、とりつかれてしまう男、ジュゼッペが無口な少女に恋をした。哀しくまぶしい、ブレーキなしのラブストーリー。快晴の青空、かろうじて満開を保っている桜の薄ピンク色。今しか見られないこの彩りは心を

2007/06/11(月) 10:24 | ひなたでゆるり

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