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    2007

06.11

「シャドウ」道尾秀介

シャドウ (ミステリ・フロンティア)シャドウ (ミステリ・フロンティア)
(2006/09/30)
道尾 秀介

商品詳細を見る

5年生の凰介と亜紀は同級生。父親同士母親同士も同級生で家族付き合いの2家族。癌で母を亡くした鳳介は、父の洋一郎との二人だけの暮らしが始まる。その数日後に、亜紀の母親が夫の職場の屋上から飛び降り自殺をしてしまう。2つの家庭はほぼ同時期に母であり妻を失ってしまうのだ。彼らの身の回りで次々に起こる事件の真相とは?


複数の事件が絡みあっていて、それがやがて収束していくのは凄かったです。ただ読んでいておかしな描写だなと思っていたら、それが複線だったのに後で気づく。そんな場面が複数ありました。複線の伏せ方はあまり上手くないのかな?警戒して読んでいたのではなく、普通に読んでいるだけなのに浮いているんだもの。

それにストーリーの中で、様々な謎についてヒントが少しずつ小出しされていく。だからラストの場面では、大きな驚きというのは感じませんでした。でも構成の巧さというのは、はっきりと上手いと断言出来る。

ストーリーは、凰介や洋一郎と視線が変わって展開していく。だから深みがあるんだ。まさに掘り下げた人物描写だと言えるだろう。しかし1人だけ気になった人物が居たので書いておこう。亜紀の印象が薄すぎ。重要な人物だったら尚更もっと肉付けして欲しかった。ラストのあたりで、「やっぱり、頭いいね」と連発されてもピンと来ないんだ。そのときになって初めて、亜紀って賢い設定だったのかと知りました。もっと始めの段階で、2つほど賢いエピソードがあれば納得できたのに。ちょっと勿体無いなあ、なんて思ってしまいました。

だけど読書を途中で中断するのがすごく難しかったこともここに書いておきます。それだけ本の世界に没頭させてしまう力が、この作品にはあるのでしょう。この作品が評判の良い理由もなんとなく分かりました。ですが絶賛は出来ませんでした。複線の荒っぽさが解消されれば、もっと面白くなる本だと思うと少し残念です。

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道尾秀介
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comments

「亜紀の印象が薄すぎ」の意見に同感です。
もっと膨らみましたよね…あの子の話で。
思わせぶりがちょっと強すぎたかな?
TBありがとー。

ユミ:2007/06/11(月) 13:13 | URL | [編集]

ですよねー!あれだけ重要な人物ならもっとねぇ。
うーん、もっと言いたいけど、ネタバレになるので我慢します。

しんちゃん:2007/06/11(月) 17:35 | URL | [編集]

こんばんは!
確かに伏線は、分かりやすかったですよね~
でも読んでるときは、すっかりミスリードされちゃってたので
最後の方ではかなり驚かされました
亜紀って、賢い設定だったんですね!
読み飛ばしてました~(^_^;)

エビノート:2007/06/11(月) 21:16 | URL | [編集]

こんばんは。伏線の見せ方は、最後の最後で全部を引っ繰り返すよりも、おかしいなおかしいなと常にこちらを疑心暗鬼に惑わせようとしてるものと感じたので特に気にはなりませんでした。
でも、それなりのところでうまく纏められ過ぎていて、もっといけるんじゃって予感はありました。

たまねぎ:2007/06/11(月) 22:02 | URL | [編集]

こんにちは。
母の自殺の後の暗躍っていうのかな。そんなのを亜紀がやってました。
それを一人で計画し実行していたので、賢いのだそうです。
後からのこじつけみたいに感じました。

しんちゃん:2007/06/12(火) 09:18 | URL | [編集]

伏線がわかりやすかったんで、自分にも謎解きができるかも?という気がして、謎解きをしながら読むのが楽しかったです。
まぁ、それでもあっ!そうだったのか!と驚かされたんですけど・・。
でも、子供があまりにもかわいそうな気がしてしまいました。
子供がらみのこういう話はちょっと苦手です。

june:2007/06/12(火) 09:23 | URL | [編集]

複線部分での文章の繋がりのおかしさに、?を感じてしまった。
読み返しても、おかしいなーと理解出来ないもどかしさ。
そんなこんなで、物語の世界にすんなり入れませんでした。

しんちゃん:2007/06/12(火) 09:24 | URL | [編集]

子供は可哀想でしたね。
最後も放りっぱなしであんなのでいいのかな、と思いました。
亜紀なんて特に母親のこととかねー。

しんちゃん:2007/06/12(火) 09:29 | URL | [編集]

いや~、誰も彼もが怪しくて、亜紀のあのことは、てっきり・・・だと思ってたんですけど、思わせぶりですよね~。(苦笑)
こういうところが、逆に目に付いちゃったのかもしれないですね。すごい思わせぶりだらけでしたもんね。
それにしても5年生という設定、低すぎます。

じゃじゃまま:2007/06/18(月) 11:34 | URL | [編集]

じゃじゃままさん、こんにちは。
そうそう、5年生だった。賢すぎっすよね。
中学生でもこんな子供は居ないよなー。

しんちゃん:2007/06/18(月) 16:01 | URL | [編集]

読みました~!

>亜紀の印象が薄すぎ。

言われてみれば、そうかも。
的を得ていて、笑っちゃいました(^^

でもあの書き方と伏線で、すっかり騙されちゃいました。
あれはミステリファンを騙すようなテクニックでしたね。

ia.:2007/10/18(木) 00:16 | URL | [編集]

ia.さんも読まれましたか。
「ソロモンの犬」を読みましたが面白かったですよ。
ia.さんも機会があればぜひ。

しんちゃん:2007/10/18(木) 18:11 | URL | [編集]

そんなに分かりやすかったのですか・・・。
もう思い込みで読んでしまっていたので
最後は驚かされました。

Yuki:2008/06/05(木) 23:45 | URL | [編集]

Yukiさん
自分にはわかりやすかったです。
なんだろう。たまにこういう事があります。
冴えですかね。

しんちゃん:2008/06/06(金) 11:25 | URL | [編集]

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