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    2007

06.13

「宇宙のみなしご」森絵都

宇宙のみなしご 宇宙のみなしご
森 絵都 (1994/11)
講談社

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両親の仕事が忙しくいつも2人で遊んできた、中2の陽子と1歳年下のリンの姉弟。彼ら姉弟が新しく考えた遊びは、深夜に知らない家の屋根にのぼること。わくわくドキドキの2人だけの密やかな遊びのはずが、七瀬さんが加わることに。そして3人で屋根のぼりをしている所を、クラスで浮いたキオスクに見られてしまう。


まったく同じ遊びをやりました。く~、懐かしい!めっちゃ楽しかったー。向かいに住む幼馴染と一緒に屋根にのぼって、これといって何もしないんだ。ただ屋根にのぼるという行為に快感を覚えただけ。あとは廃屋探検とかね。

陽子は夏休みのあと、なんとなくの惰性で登校拒否を2週間したりする。それは深刻なものでは無く、家の家事すべてをこなす毎日の、健全な登校拒否だ。良くないことだと自分でも気づいていて、大事になると感じたところで終了する。陽子はちゃんと自分というものを持っていて、さっぱりしたすがすがしい女の子だ。

陽子のクラスで、これまで居たグループから外された少女が七瀬さんという少女。外された理由が、相談せずに陸上部に入ったということだけ。イジメって、こんな事ぐらいと言えない理由から始まるリアルさを感じました。

給食係りや掃除当番を押し付けられて、笑いながら引き受けるキオスクという少年。ひと駅にひとつある便利さから、キオスクと呼ばれる。これもイジメですね。キオスクと呼ぶ子供たちは、悪気をいっさい感じずに、これがイジメだと気づきもしていない。こういう子供の身勝手な残酷さってほんと嫌だなー。何とかならんのかな。

そんな七瀬さんとキオスクは、陽子とリンの姉弟の遊びに何かを感じ参加をする。このことによって、彼らは大事なものに気づき、ひとまわり大きく成長していく。ネタバレになるので、これ以上は控えます。絵都さんからのメッセージですものね。

人と人が接して何かを得る。友達を思う心の温かさ、そんなのがいっぱい詰ってます。大人になって読むと、いろんな懐かしさと忘れていた何かを思い出せるでしょう。子供だけに読ませるのは勿体無い本です。とってもとっても良い本でした。

異性を感じずに、手をつないで手の温かみを感じたくなりました。

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森絵都
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comments

こんにちは。しんちゃん。
屋根の上のシーンは、随分前に読んだ作品なのですが、未だに思い出せます。
それくらい強烈な印象でした。
森さんの作品は全部好きです!
早く新刊がでないかな(笑)

ゆう:2007/06/13(水) 18:33 | URL | [編集]

こんばんは!
おお~屋根のぼりの経験者仲間がいたっ(嬉)
何をするわけでもないけれど、
屋根の上から眺める景色は何だか特別って気がしてました。
最後の数ページの言葉がすっごく素敵でした。

エビノート:2007/06/13(水) 21:26 | URL | [編集]

こんにちは。
全部好きっすか!実は持ってるけど読めてない本があと3冊あります。
それらを読むとコンプなんだけど、勿体無くてねぇ。
だからゆ~っくり読んでいます。

しんちゃん:2007/06/14(木) 08:58 | URL | [編集]

こんにちはー。
ふふっ、仲間っすね(笑)。
もちろんあの数ページにじーんときましたよ。
だけど伏せときました。確信犯です(ニヤリ)。

しんちゃん:2007/06/14(木) 09:02 | URL | [編集]

 こんばんは♪
 TBどうもありがとうございました。
 こちらからもTBさせていただきました。

 この本を読んでいると、
 すごく屋根登りがしたくなったんですが、
 しんちゃんさんはされてたんですねー。

 つないだ手の温かみ、いいですね。
 素敵な本でした。
 

miyukichi:2007/06/15(金) 01:02 | URL | [編集]

miyukichiさんへ
こんにちは。
そうなんですよ。登ってました!
まさか大人になって、懐かしくなるとは思わなかったです。
やっぱ絵都さんは良いよねー!

しんちゃん:2007/06/15(金) 08:53 | URL | [編集]

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