「ぼくらの妖怪封じ」香西美保
2007年06月14日 (木) | 編集 |
ぼくらの妖怪封じぼくらの妖怪封じ
(2007/04)
香西 美保

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かつて妖怪に襲われて、乗っ取られたという伝説が残された由丹羽という街。ある日、ひろあきは妖怪を封じたという石が姿を消していることに気づく。はたして妖怪たちは封印を解かれ由丹羽に解き放たれたのか?妖怪退治屋の子孫のひろあきと、巫女の子孫の美依子が事件の謎を追う。

ひろあきは妖怪退治屋の子孫だが、妖怪の存在には半信半疑な普通の少年。おまけに両親は完全なリアリストで、現役退治屋のおじいちゃんは頼りにならない。一方の美依子はひろあきの先祖を助けた巫女の子孫で、その事を誇りに思ってる。こちらはガチガチに妖怪の存在を信じ、巫女になるために真剣に修行をしている。ひろあきはそんな美依子に強引にひっぱられ、様々に起こる事件を追いかける。

そこで封じの石の盗難を始め、雪女事件、座敷童事件、と調べ出す二人。やがて伝説に隠された真実を知り、もっと大きな封印の存在に気づく。ここからはストーリーががらっと変わり、物語はラストへまっしぐら。妖怪退治屋の本当の仕事や、封印の本当の意味、それらは読んで確かめて下さい。

自分たちの住む街を守ろうとする姿が、とてもさわやかで好印象でした。これがデビュー作だそうですが、先のよめないストーリー展開は上手いですね。水木しげるのような本なので、妖怪が好きならもっと楽しめるでしょう。今後がすごく気になる作家さんになりました。

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