2007年06月16日 (土) | 編集 |
![]() | ミカ! (文春文庫) (2004/04/07) 伊藤 たかみ 商品詳細を見る |
「ミカ×ミカ!」を読もうとしたが、本書の内容をさっぱり忘れてた。だから再読をしてから「ミカ×ミカ!」を読むことにしました。
小学6年生のミカとユウスケの双子兄妹は、謎の生物を見つけてこっそり育てる。2人の別居中の両親や、歳の離れた姉のこと。友達の初恋や、クラスでの出来事。思春期の入り口に立つ、微妙な心理状態を描いた小学生ライフです。
舞台が大阪なので会話は当然大阪弁です。これが軽妙なテンポで読みやすい。個人的ですが、彼らが枚方に住んでいるみたいなので、より親近感を感じた。なぜかというと、自分が通っていた高校が枚方公園の隣の光善寺だったから。作品の中にもひらかたパークが出てきて、すげー嬉しかったもん。大阪のディズニーランドです。大嘘です。普通の遊園地でした。
ミカは女扱いをされるのが嫌いで、ケンカ早くてとても活発な女の子。だからスカートを履かないし、おっぱいなんか要らないと豪語をしている。だけどよく隠れて泣く泣き虫で、謎の生物・オトトイに涙で栄養を与えまくる。
オトトイはキウイを食べて、悲しみの涙で身体が大きくなっていく。動けないし、頭がどっちかもわからない。ほんと謎だらけです。わからなくても読めるので、軽く読み飛ばしちゃいましょう。おほほっ。
ユウスケはゲームが好きで、少し大人びた考えをする優しい男の子。しかしミカが暴れるたびに仲裁に入るが、ユウスケだけ怪我をする損な役割。家族に内緒で別居中の母に会うと、ミカに罪悪感をかんじたりする繊細さだ。ユウスケは終始ミカに振り回されますが、とても仲良しな双子の兄妹です。
そんなユウスケは、友達のコウジがミカのことが好きで、告白を手伝ったりもする。それに煩わしいと思っているクラス委員長に、好きだと告白されたりもする。なんか可哀想で少しトホホな感じが、可愛くて好感が持てるんだ。ユウスケの受難を読んでいると、自分の小学生時代をすごく思い出しました。
好きな女の子の友達と仲良くなって、その子が好きな子とお似合いだと連発した。本心は嬉しいのだが、恥ずかしくて好きな子のことを、わざと知らんぷりをする。数年後、実は両思いだったと知り、くそー!とむちゃくちゃ悔やんだのだ。その友達は、お互いをくっ付けようとするちょー親切な子で、良い子ちゃんだった。うひゃー、なにを告白してるんだ(汗)唐突ですが本の感想に戻ります。これ以上恥ずかしいことは書けません(滝汗)
これまでユウスケ側のことを書いてきましたが、タイトルが「ミカ!」です。ミカのことも書かないとやっぱマズイっすよねー。でも同じ男だからか、ユウスケに感情移入を多くしてしまう傾向がある。
もちろんミカにもたくさんの出来事が起こります。えーっと何だっけ?
これまで普通に遊んでいた友達からの告白に、戸惑いを覚えて泣いてしまう。仲の良くなかった姉の家出や、両親の正式な離婚もある。生理にもなる。だけどミカは感情を表に出さないんだよなー。だからわかりづらいんだ。それに目線がずっとユウスケだし、女の子の感情は自分が男なんでねぇ。だからここはパスにしときます。おいおいっ。
「子供には幸せになれる権利がある」といういい言葉が、作品中に出てきます。なんか心にずどんと響いてきました。これが本作のテーマでしょう。たぶん。様々な出来事を経験し、悲しくて泣きたくなることもあるでしょう。この幸せの言葉は、こんな時に子供たちに元気を与えてくれるのだろうな。さわやかで楽しく読めた児童書でした。子供の頃にこの本に出会いたかったな。
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いつから男の子と女の子って自分は男の子だ女の子だ、この子は女の子だ男の子だって意識するんだろうね。愛とは?なんて哲学的な事はいつまでたったって分からないけど、誰かを好きって気持ちをはじめて考えたのは小学校の頃だったかな。今思えば、その頃みんなで誰を....
2007/06/16(Sat) 22:01:09 | 今更なんですがの本の話
ミカ!図書館で、子どもに何か借りて行ってやろう・・と児童書の棚をうろうろしていて見つけました。伊藤たかみさんって芥川賞を受賞して初めて知った作家さんで、今まで何も読んだことがなかったのですが、児童書も書いていたのですね。小学館児童出版文化賞もこれで受賞...
2007/06/17(Sun) 19:57:28 | 本のある生活
2日続けて芥川賞作家「伊藤たかみ」の作品です。昨日読んだ作品が自殺志願者の話でくら〜い気分になったんですが、この作品は小学6年生の双子のミカとユウスケ。アクティブなオトコオンナのミカとどちらかという
2007/06/17(Sun) 22:00:55 | My Favorite Books
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