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    2007

07.01

「瞬間移動死体」西澤保彦

瞬間移動死体 (講談社文庫)瞬間移動死体 (講談社文庫)
(2001/08)
西澤 保彦

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有名作家である妻の景子に食べさせてもらっている、ヒモ同然の婿養子・コイケさん。妻は夫を苛め、夫は妻に苛められることで、愛を確認する少し変わった夫婦。その夫がどうしても許せない一言を妻が口にし、夫は妻を殺すことを決意する。

妻は遠く離れたロスの本宅で、夫公認の愛人・波多野と数ヶ月滞在をすることになる。そこへ夫は日本から瞬間移動をし、妻を殺して犯人を波多野に仕立てようとする。しかし瞬間移動した先には、ロスに居るはずのない、密かに思いを寄せる美智代の姿が。一旦計画を諦めた夫だが、ロスに滞在する妻から、取り乱した電話を受けることになる。なんと見知らぬ素っ裸の外国人が、クローゼットの中から見つかったという報告だった。夫は妻の妹・玲奈に自分の能力を打ち明け、事の真相を瞬間移動を使って追いかける。

西澤さんが得意なSF設定ですが、今回は瞬間移動が出来る男が主人公です。この設定については、ああだこうだというつもりは全くありません。むしろ自然とこの設定が作品に溶け込んでいるので、違和感を感じずに読めるだろう。

本書はなんといっても会話がすごく楽しくて、あちこちで吹き出し笑いをしてしまう。妻のえせ関西弁もいいし、ぐうたらな夫のとぼけたしゃべりも良い。ミステリとしては、SF設定という制限がありながらも筋の通った出来でした。でもねぇ、今回は謎の真相と犯人が誰かを解いちゃいました。わりと簡単に。

本作は妻の殺害というよりも、最初の計画がどんどん狂って、見知らぬ死体が現れる。その結果、どんどん違う方向へと展開していくという、筋書きが面白い。登場人物たちのそれぞれの秘めた思いが交錯し、よりストーリーを面白くさせている。本格ミステリというよりも、コメディタッチのエンタメ小説的要素が強い作品です。これらの点では、良い評価を上げても納得してもらえるだろう。

分厚い本ですが、随所にユーモアがあり、読むのに苦痛をいっさい感じなかった。個人的ですが、数ある西澤作品の中でも、長打のヒットと言える作品でした。もう一度言っておきますが、ミステリとしてではなくエンタメとしての評価ですよ。

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西澤保彦
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comments

つい一昨日古本屋さんで見つけて読んだばかりだったので・・・

西澤さんはたっく&たかちシリーズが一番すきなんですが・・・
それとツギコちゃんを足して2で割った感じですっごい良かったです♬

めっちゃ本読んでるんですね???
有川さんの検索でかかったんですけど
けっこう知ってる人の名前がいっぱいで楽しいです
また、ゆっくり読みに寄らせていただきます
お邪魔しましたー

夏姫:2008/06/26(木) 23:13 | URL | [編集]

夏姫さん、はじめまして。
西澤さんは多作な作家さんですよね。
だから、全然まだまだ読めていません。

本は大好きで、毎日読んでいます。
その結果、こんなのを運営しています。
また遊びにいらしゃって下さいませ。

しんちゃん:2008/06/27(金) 11:36 | URL | [編集]

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