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    2007

07.02

「D列車でいこう」阿川大樹

D列車でいこうD列車でいこう
(2007/05)
阿川 大樹

商品詳細を見る

社員20名の山花鉄道は、毎年3千万の負債を抱え、廃線の危機を向えている。そんな国が見捨てたローカル鉄道を再建するという、究極のお節介が現れる。立ち上がったのは、株式会社ドリームトレインという、たった3人だけの会社だ。MBA取得で頭脳が切れ、実行力優れた才色兼備、元銀行ウーマンの深田由希。町工場相手に良心的融資を実践していた、元銀行支店長の河原崎慎平。退職金2億円を出資した、鉄道マニアでリタイア官僚、田中博。彼らが田舎の廃線危機を向えたローカル鉄道に、奇跡と感動を起こす物語です。

はっきり言ってベタです。でもこれがちょー気持ちが良いんだ。最高っす。彼らの再生計画の前に立ち塞がるのは、前例が無いという町と国の政治。そこへ風をふかせるのだと、ネットを使った口コミ、地元マスコミなどを使う面々。彼らの打つ手が、すべて元手のかからない他人のフンドシ。人のフンドシ作戦だ。

こんな簡単に赤字路線が再生出来るのか、有触れた作戦だ、とかは言いません。だって娯楽モノに、現実味が無いなどと一々突っ込むのは野暮だもの。

本書では彼らの活躍だけが描かれているのではありません。それ以前の動機。つまり前に勤めていた仕事のことや、田舎にある山花鉄道を知ったきっかけ。再生をさせると決意する心の流れや、3人が会社を起こすことになる経緯。

それら再生計画前のお話が、ぎっしりとページ数を使って書き込まれています。よって、薄くなりがちな内容に厚みを持たせ、読み応えのある作品へと仕上げている。一言でいえば重厚。なのにストーリーも面白く、展開も軽快なリズムで読みやすい。終始ワクワクしながら読めて、ラストには温かな気持ちになれて感動も出来る。それに大ベタの波状攻撃には、笑うしかないでしょう。一部、失笑もあるが。

これまで阿川さんという作家を、ノーマークにしていたのは間違いでした。勿体無い。いま、新たな出会いにすごくテンションが上がっています。ほんと面白かったー。そして阿川さんの経歴を見てみると、大きな賞を受賞しているではないか。大いに反省。

これまでに出た本、これから出る本、阿川作品すべてを読まなくては。この本を読んで、阿川大樹さんをちょー気に入りました。本書の中で、主人公が阿川さんの本をネットで買い、売り上げランキングを上げていた。こんな茶目っ気はすごく好き。好き好きです。

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阿川大樹
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comments

とても面白かったです♪
退職金2億円もつぎ込めば簡単なんでは?と最初は思ってたんだけど、
知恵と工夫で何とか赤字解消するところは気持ちよかったですね~。
この後も彼らはいろんなアイディアを出し続けるんだろうなってのも感じられてますます気持ちのよい読後感でした。

エビノート:2007/09/06(木) 20:32 | URL | [編集]

エビノートさん、おはよう。
これは掘り出し本でしたね。
表紙をなんとかすれば、もっと手に取られたでしょう。
面白いのにそこが惜しい。読まないと勿体無いよね。

しんちゃん:2007/09/07(金) 08:14 | URL | [編集]

ようやく読み終わりました。ストレートな話も好感度が高いですが、経済に関する薀蓄もとてもよかったです。これでもう少し素朴な表紙だったらもっと良かったですよね。

リベ:2007/10/11(木) 23:17 | URL | [編集]

りべさん、やっぱ表紙で損してますよね。
すごく面白いのに、手に取る機会が減ると思います。
読めば繋がってるのですがねえ。

しんちゃん:2007/10/12(金) 10:05 | URL | [編集]

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D列車でいこう


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