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    2007

07.08

「長崎くんの指」東直子

長崎くんの指長崎くんの指
(2006/07/20)
東 直子

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すごく不思議な作品ばかりでした。だけどリアルであったりもする。ほんと不思議。それでいて文章がするすると浸みこんでいくし、後味の良いモノも悪いモノもある。さびれた遊園地「コキリコ・ピクニックランド」に絡む、独立した連作短編集です。

「長崎くんの指」
家出したわたしがたどり着いたのはコキリコ・ピクニックランド。そこで働く長崎くんの指に、わたしは一目惚れをしてしまう、というお話。

「バタフライガーデン」
妹の家に転がりこんだ女性は、妹の言いなりの生活をしている。彼女が妹の子供を連れてコキリコ・ピクニックランドの蝶を見せる施設へと行く。そこで,一生懸命お客さんに蝶の説明をする蝶の飼育員と出会い、惹かれていく。

「アマレット」
観覧車の係員・森田さんとマリアの交流を描いたお話。外国人に勘違いされる美しいマリアという女性は、くだらない男たちに嫌気をさしていた。そんな彼女が流れついたのは、コキリコ・ピクニックランド内にある観覧車。

「道ばたさん」
中学生の麻美は、自分の家の前で行き倒れの女性を見つける。助けた女性は記憶を無くし、名前すら覚えていない。そこで麻美は道ばたさんと名付ける。母子二人で住む家に、道ばたさんを加えた3人の少しおかしな生活が始まる。3人はコキリコ・ピクニックランドのコーヒーカップ乗る。すると道ばたさんの記憶が…。

「横穴式」
心霊スポットの取材で、コキリコ・ピクニックランドの洞窟を訪れる女性。そこで生活をしているという父と二人の子供と、女性との交流を描いたお話。

「長崎くんの今」
朝、長崎くんが目覚めると、奥さんがもうすぐ出産が始まるという。妻と一緒に病院へ行き、赤ちゃんが生まれると妻は既成事実と言って笑う。病院からの帰り道に、かつて働いていたコキリコ・ピクニックランドへ行く長崎くん。

「夕暮れのひなたの国-あとがきにかえて」
わたしのうちには、おねえさんと呼ばれる人が庭の向こうの小屋に住んでいた。ある日、わたしはおねえさんが言う、夕暮れのひなたの世界へ行ってしまう。その後おねえさんは、向こうへ行かない魔法をわたしにかけ、姿を消してしまった。


現実感のあるもの、非現実的なもの、官能的であったり、情緒的であったり、肌寒いものもあり、浮遊感があるもの。それらが隣り合って存在しあっています。一編ずつがそれぞれに個性的で、いろんなお話を楽しむことが出来ました。個人的な感想ですが、「長崎くんの今」以外、全部好きだった。あれだけはちょっと…。

個別の感想を書いていませんが、東さんが作る雰囲気を伝えることが出来そうにない。なので今回はパスをさせてもらいます。すごく楽しめたことだけは確かです。読んで確かめてくれると一番いいんだけど。

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東直子
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comments

しんちゃん~こんばんは!
歌人の東さんの小説、その独特な世界観には惹きこまれますね。
いろんな味わいがあって堪能しました。
東さん、新刊が出ましたよね~。
早く読みたいですっ。

リサ:2007/07/09(月) 00:30 | URL | [編集]

東さんの短歌のちょっと不思議な感性がそのまま小説になったような「コキリコ・ピクニックランド」にまつわる物語たちでした。

東さんの目のつけどころを愉しみました。

ふらっと:2007/07/09(月) 07:16 | URL | [編集]

ちゃーす、リサさん。
初めて読みましたが、これが中々読み応えがありました。
これからゆっくりと読んで行きたいと思います。

しんちゃん:2007/07/09(月) 10:40 | URL | [編集]

ふらっとさん、こんにちはー。
少しずれた世界が心地良かったです。
よくこんな事を思いつくなーと感心しました。

しんちゃん:2007/07/09(月) 10:43 | URL | [編集]

またまたおじゃまします。
読んで確かめてくれると一番いいんだけど、ということで確かめてみましたよ~。
おもしろかった♪(^o^)
「道ばたさん」が好き。
「夫婦そろって、うかうかしてるんだ」って台詞、
ツボでした(^ ^;)

まだこちらで見て読みたい本がいっぱいです!
TBさせていただきました。

なゆ:2007/07/21(土) 18:46 | URL | [編集]

なゆさん、こんにちは。
喜んでもらえてすごく嬉しいです。
少し不思議で、どこかズレタ人たちが面白かったですね。
コメント&TBありがとう!

しんちゃん:2007/07/22(日) 09:17 | URL | [編集]

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