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    2007

07.21

「白戸修の事件簿」大倉崇裕

白戸修の事件簿 (双葉文庫)白戸修の事件簿 (双葉文庫)
(2005/06)
大倉 崇裕

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主人公の白戸修は、どこにでもいそうな善良な大学生。人と違うのは少しお人好し。そんな彼は何故か犯罪に巻き込まれる。それも東京の中野という地域に限定されて。いたって普通な彼が、ほんの少し活躍する連作短編集です。

「ツール&ストール」
友人にかけられた殺人容疑を晴らそうと、白戸修は友人の紹介で元刑事の男と接触をする。そして二人は、事件の鍵を握るスリを追いかけるため、さまざまなスリと出会っていく。

「サインペインター」
怪我をした友人からアルバイトの代行を頼まれた白戸修。そのバイト内容はステ看貼り。電柱などに看板を付ける犯罪行為だった。そしてステ看貼りの縄張り争いに巻き込まれる。

「セイフティゾーン」
預金トラブルに遭い、銀行内の別階別室に連れて行かれる白戸修。そこへ銀行強盗が侵入。人質を取って立てこもる銀行強盗たち。しかし上階にいた白戸修は孤立をしてしまった。

「トラブルシューター」
間違い電話で呼び出され、間違いを正しにいくお人好しな白戸修。そして巻き込まれる。電話の主は探偵で、人材不足だからだと臨時助手をするはめに。敵はストーカーだ。

「ショップリフター」
ついに明日は入社式という日、デパート内で万引き犯と間違えられそうになった白戸修。しかも、何故か保安員になりデパート内で本物の万引き犯を探すことになってしまう。


これらがすべて東京の中野で起こります。しかし中野に括る意味があるのだろうか。まあそれは置いといて、それぞれの短編が普段知らない特殊な仕事を取り扱っている。スリの手際、ステ看貼り、銀行内部、探偵、万引き防止の保安員、とまあ多彩な仕事。それぞれが実際に働いてみないと分からないようなことが、詳しく描かれています。

この中で自分が知っていたのは、ステ看貼り、銀行内部、の2つでした。何故かって?仕事が不動産業なので、ステ看貼りは知って当たり前。年2回、回収にも周っています。銀行内部は、缶ジュースの販売機へのジュースの補充の仕事を、かつてやっていました。販売機の設置場所が、表からは見えない社員食堂にあったので、銀行内を知ることに。

毎度のことですが、また話題がずれて横道に入ってしまいました。もうしわけない。

この作品は、そもそも何が起こったのか、というのを読ませるように展開していきます。文章も簡潔で、テンポも軽快。サクサク読めて、なにより面白い。大当りでした。それに、どこにでもいそうな白戸修と書きましたが、これが中々のキレ者だったりする。各短編にそれぞれ渋い脇役も出て来て、読者を飽きさせないのも好印象の要因。すごく良かったです。なので今後も大倉崇裕さんの本を読んでいきたいと思います。

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大倉崇裕
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comments

大倉さんの作品は面白いですね~。
この作品はマニアックな仕事の内部がわかる、
なんてところも魅力ですね。
ところで"ステ看貼り"って本当にある仕事なんですね。
やっぱりお巡りさんから逃げたりするんですか?

ia.:2007/09/29(土) 22:27 | URL | [編集]

ia.さん、かなりマニアックでしたね。

ステ看は悪質な業者も居てるよお。
ハシゴを使って電柱の上に括る強者もいます。
だけど普通は現場を見つけない限り、警察は取り締まってくれません。
回収も市の職員や、関連の職種のボランティアがしてます。

しんちゃん:2007/09/30(日) 10:02 | URL | [編集]

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白戸修の事件簿


著者:大倉 崇裕出版社:創元推理文庫紹介文:今お気に入りの大倉さんの短編集、「ツール&ストール」の文庫版です。「中野は鬼門」という白戸くんは、お人好しで、頼まれると断れず、ついおかしな事件に巻き込まれてしまいます。『まきこまれ探偵』や『癒し系探...

2007/09/29(土) 22:19 | どくしょ。るーむ。

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