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    2007

07.24

「アルゼンチンババア」よしもとばなな

アルゼンチンババアアルゼンチンババア
(2002/12)
よしもと ばなな奈良 美智

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「TUGUMI」でつまずいき、疎遠だったばななさんに、再び挑戦してみました。良かったです。空気感というか雰囲気というか、そこに漂っているものが気持ち良かった。本の作りも凝っていて面白かったです。ページ右が日本語、ページ左が英語、という構成。もちろん読んだのは右側だけですが、英語を勉強するには便利な本だと思いました。中高生のときに出会いたかったな。わりと英語は好きだったから。ほんとマジで。装画も可愛くてキュンとくるものでした。ただ赤いページだけは読みにくかったです。

母を亡くした女性の目線で描かれています。突然の死に動揺してしまい父が失踪する。その父を友達が目撃したのは、廃墟同然のアルゼンチンババアの住むビルだった。勇気を出してアルゼンチンババアを訪問すると、そこで父はババアと同棲をしていた。ババアの本当の名前はユリさん。昔はアルゼンチンタンゴとスペイン語を教えていた。魔女のようなわし鼻に、においつきなボロボロの衣装をまとい、家庭菜園で自給自足。とまあ、不思議系なババアと父がまったりと生活を共にしているというお話です。

ババアは何もしない。ただ一緒にいるだけで、優しさや温かさを与えるという存在。タイトルはアルゼンチンババアですが、主人公は傷心を負った父なのかも知れません。墓石造りの仕事を辞め、彫刻を造り始めて何かを残そうとしようとする前向きな姿。アルゼンチンババアの死を乗り越えて、新たな命と共に生きていこうとする父の意思。母を失った女性も同時にババアに癒されていくが、あくまで彼女は第三者の目線。

じわっとした温かさが心地良く、心にしんみりと浸みてくる。そして読者も癒してくれる。ちょっと苦手意識が薄れて、ばななさんを見る目が変わりました。挿画がたくさんありましたが、どうせなら父が造った曼荼羅が見てみたかったです。それは要求しすぎでしょうか。

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comments

しんちゃん、こんばんは~。
しんちゃん、単行本で読んだのですね。
これ、すっごく綺麗な素敵な本ですよね~。

で、父親がメインというしんちゃんの感想、なるほど~と思いました。当時の私はばななさんの作品に触れることが久しぶりでそのたゆたう心地良さにうっとりしすぎて、登場人物のことにあまり感情を持たなかったのかも。
要再読だわ(笑)

ユリさんの温かさには私もじんわりでした。

リサ:2007/07/24(火) 20:32 | URL | [編集]

文庫本で読んだので日本語のみでした・・・。

同じくよしもとさん苦手です。
何作か読んだけど、まだまだ苦手です。
読み込まなきゃ。

この作品はその中でも
かなり良い感じでした。
まぁ映画化の話もあり
しかも大好きな鈴木京香がババア役だったので・・・。

しかし、この作品は良かったです。


す~さん:2007/07/24(火) 20:56 | URL | [編集]

リサさん、こんにちわ。
主人公は読者の状態によって変わるのかも知れませんね。
疲れているからか、父親の癒されている姿に目がいきました。
こんど再読すると、他の人物に目がいくかも、です。

しんちゃん:2007/07/25(水) 16:54 | URL | [編集]

す~さん、こんにちは。
苦手な方が多いみたいですね。
自分もこの本は大丈夫でした。
2戦1勝1敗です。

しんちゃん:2007/07/25(水) 16:56 | URL | [編集]

父親がメインというのは、目から鱗というか、なるほどと思いました。そういう方向から見るとまた一味違った物語が見えてきますね。

ばななさんは以前は苦手だったんですが、この頃はなぜかしっくりきます。

june:2007/07/26(木) 22:22 | URL | [編集]

なぜかものすごく適当な感想しか書いておらず、かつ内容を忘れていたのでこちらを読んでおぼろげに思い出しました…いい作品ですよね。ばななさんの中でも好きな作品です。一時遠くに行ってしまった感のある作家さんでしたが、最近はまた読みやすくなった気がします。ばななさんが変わったのか、わたしが変わったのか、それはわからないんですけれど。

まみみ:2007/07/26(木) 22:59 | URL | [編集]

juneさん、父親がメインというのはたぶん自分だけ(汗)
他に誰も書いていませんでした。
でも何故か父の物語に感じてしまいました。

しんちゃん:2007/07/27(金) 09:56 | URL | [編集]

まみみさん、こんにちは。
苦手だったという方が多いですね。
意見を参考にして、最近のばななさんを読んで見ます!

しんちゃん:2007/07/27(金) 09:58 | URL | [編集]

しんちゃんごぶでーす。
ばななさん、なーんかなーと思ってやっぱり最近読んでなかったのが、
ここのしんちゃんの感想を見て、読む気になって、買ってみました。

で、結果。
ものすごーーーくよかったです。
私は、お父さんの目線でもなく、娘の目線でもなく、ユリさんでもなく、
「ばななさん」に泣けました。うまく言えないけど。
このブログを読まなければ、買わなかったと思います。
ありがとーv-218

和紙(猫集より出張~):2007/08/19(日) 00:10 | URL | [編集]

和紙さん、お久しぶりです。
かなり、あちらをサボってます(汗)

和紙さんの言ってる意味がすごくわかります!
ばななさんが作る世界というか雰囲気がじんわりくる。
結婚後のひらがな名義のばななさんは良いみたいっすよ。
まだ感想を書いていませんが、他の「よしもとばなな」も良かったです。

しんちゃん:2007/08/19(日) 09:40 | URL | [編集]

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