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    2007

07.26

「でりばりいAge」梨屋アリエ

でりばりぃAge (講談社文庫)でりばりぃAge (講談社文庫)
(2006/04/14)
梨屋 アリエ

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真名子は中学2年生の女の子。夏休みに高校で行われている夏期講習に参加していた。一生懸命勉強をして、それなりの高校大学へ行き、それなりの就職し、結婚、妊娠をする。こんな家を出るために、早く大人になりたい。だけど大人になったら女になってしまう。つまらない女になるのなら大人になりたくない。いまのままはもっとイヤ。その先になにがあるのか見えてこないという怖さを感じ、もやもやした感情を抱いている。そんな中、学校の隣にある家で暮らす、ローニンセイとふれ合うことで、変わっていく。

真名子のお母さんは自分が大忙しだし、お父さんも無関心。二人とも話を聞いてくれない。そして弟へは跡取りという特別な存在理由だし、真名子は自分はいらない存在だと思う。この年代の少年少女が持つ、先行きというか大人になるという不安な心理描写が絶品。それにただフラフラと心が迷うだでなく、真名子が話すシュールな会話が秀逸だった。

真名子のお母さんが、教育熱心ではなく教育マニア。知識だけあって活かされていない。この作品を読んで、ドキっとするお母さんが居ないことを祈ろう。居るだろうけど。電車の運転ゲームに熱中するお父さんにはグサっときた。自分がああなる可能性大です。そして弟は7歳にして、自分に仮面をつけて変身をしてから家から出る。おいおいです。

こうして書き出してみると痛い家族ですね。何故これが普通に続いているのか不思議。だからこそ溜めていた真名子がキレて、母に痛烈な言葉を浴びせたのかもしれません。そしてついに、いい子ちゃんだった弟までキレてしまう。母が惨め。でもダメ母だからね。ですが、ここまで昼行灯だったお父さんが救ってくれる。これがなければ家族崩壊だった。まあ、児童書で家族崩壊はないですが、ローニンセイとお父さんに拍手と握手を求める。

思春期時代に悩みを抱え込む中高生にはピッタリの作品。心の休憩にはなるでしょう。だけどお母さんが読むには刺激が強いかも。読む人によって見えてくるものが違うと思う。ですが読んで良かった。この作品を読んで反省をしたくない大人になりたいと思いました。

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梨屋アリエ
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