「オレンジの季節」鯨統一郎
2007年08月04日 (土) | 編集 |
オレンジの季節オレンジの季節
(2006/08)
鯨 統一郎

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立花薫は朝礼での一分間スピーチで、一つ年上の上司であり恋人でもある戎怜華に、プロポーズをした。答えはお受けします。しかし薫には専業主夫になってもらうのが条件だという。薫は条件を飲み、寿退社をして専業主夫になった。

薫が婿養子に入った戎家は大家族。怜華の父は保険会社の支店長をする雅和。母は市の助役を務める華子。姉は売れない女優の美華。弟は大学二年生の勇麿。妹は高校三年生の綾華。それに今年八十歳になるボケが始まった祖母のヨウ。これまで持ちまわりで家事を分担していた戎家だが、薫は家事全般を一手に引き受ける。

中々認めてくれない家族たちに、慣れない料理に近所の主婦たちとの付き合いと、薫は専業主夫として大奮闘。薫は次第に主夫業にも馴染んでいき、最後はハッピーエンドかと思いきや、ええーーーー!!なんじゃこりゃ!

こ、これは書けない。これ以上は絶対に書けない。確かに鯨さんは変わり者だが、この結末は予測がつかない。絶句です。そのあとには失笑。この作品で鯨さんを初読みだったら、本を破いていたかも。だけども10冊以上をこれまでに読んでいたので、変な免疫力が養われていました。どんな免疫力やねん。

鯨さんを初読みだという方には絶対にお薦め出来ません。何冊か鯨本を読んで、鯨統一郎という作家を理解し、さらに寛容力を身につけた方には、「あなたもずっこけてみませんか」と耳元でささやいてしまおう。笑撃の一冊でした。こんな漢字はないですけど。。。

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