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    2007

08.12

「スコーレNO.4」宮下奈都

スコーレNo.4スコーレNo.4
(2007/01/20)
宮下 奈都

商品詳細を見る

麻子は、父が経営する古道具屋に三人姉妹の長女として生まれた。麻子は一つ年下の妹・七葉と比べて、器量や何かに対する執着心が自分には欠けていると思っている。歳の離れた妹・紗英はお豆さん。遊びには混ぜるがノーカウントの存在だ。優しい両親と厳しい祖母に育てられた麻子の中学生、高校生、社会人1年目、社会人3年目を描いた成長物語。

NO.1からNO.4と、麻子は少しずつ歳を重ねていく。NO.1では初恋と失恋を経験し、NO.2では妹と同じ人を好きになり苦しむ。そしてNO.3からは社会人になり、NO.4では、仕事での飛躍や自分に取って大事な物を見つけていく。NO.2までは、両親や祖母の教えを吸収しながらも様々な出来事に苦しんで心を痛め、そしてNO.3からは、これまでに吸収した物を存分に活かして、自分を成長させていく。これがすごく爽快。

それにラストの場面なんて、幸せな気持ちになりすぎて、何度も読み返してしまった。仲の良かった姉妹のすれ違いと関係の修復や、自分に足りないと思っていたものが仕事を通じて埋まっていくところなんて、素晴らしすぎてもうめちゃめちゃ好きだった。父に教えられた骨董を見る目や、祖母の名言があんな風に役立つなんて、すごくスマートでおしゃれでした。宮下さんはミステリを描いても上手いかも。でもやっぱりこんな素敵なお話をもっともっと描いて欲しい。

あ~、この本、いいな~!もうすんごく良かったです。新人離れした文章力に描写力。そして読者をぐいぐいと引き寄せる世界観。ウットリしすぎて、とろけてしまいそう。だから作品の内容は極力ばらすのは止めておきます。予備知識なく読んで本書の魅力でぐらぐらになって欲しい。すっごく温かな気持ちになれる良書でした。読んで損はなし。めちゃめちゃお薦めです。大絶賛!

今後も要チェックな作家が誕生です。


余談。
積んでる「コイノカオリ」も読まなくちゃ。

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宮下奈都
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comments

これいいですよね!思いだすだけで心がほっこりとしてくる大好きな本です。
女の子はきっと心をつかまれるはずと思ったのですが、男の人でもうっとりととろけさせてしまうんですね。

june:2007/08/12(日) 21:02 | URL | [編集]

食べ物の匂いや、部屋の空気まで感じられるような文章。
大好きです。

なな:2007/08/12(日) 21:09 | URL | [編集]

読後感の良さは群を抜いている小説だったと思います。
今後もこのような爽やかな小説を書いていってほしいですね!

リベ:2007/08/12(日) 22:38 | URL | [編集]

私もこのジャンルは苦手だと思っていたけど、
この本の世界は好き。
読んでいて心地よかったから。

まる:2007/08/13(月) 01:13 | URL | [編集]

昨夜から読み始めました(まだ10数ページ)。
みんなの評価が高いから楽しみいっぱい。ワクワクです。

あさと:2007/08/13(月) 07:21 | URL | [編集]

juneさん、とても良かったです♪
じんわりと来る余韻と、ぶわっと来る余韻が、気持ちいい。
すかっと爽快!

しんちゃん:2007/08/13(月) 08:45 | URL | [編集]

ななさん、新人離れした文章力でしたね。
どこも引っかかることなく読ませるなんてすごい!
今後も楽しみな作家さんですね。

しんちゃん:2007/08/13(月) 08:47 | URL | [編集]

りべさん、まいどー。
すべてがハッピーエンドは気持ちがいいね。
黒いのも好きだけど、こんなのも好きっす。

しんちゃん:2007/08/13(月) 08:50 | URL | [編集]

まるさん、すごく心地良かったですね。
前半と中盤からでは世界観が違うけど、違和感も無かった。
特に中盤からの疾走感なんて堪らないです。

しんちゃん:2007/08/13(月) 08:53 | URL | [編集]

あさとさん、お楽しみはNO.3からです。
頑張って読んで、おもいっきり気持ち良くなって下さい(笑)

しんちゃん:2007/08/13(月) 08:55 | URL | [編集]

おはようございます。しんちゃん。
「コイノカオリ」は、私も読まなくちゃ・・と思いつつ、いつも図書館で貸し出し中なので逃してしまってます。
これを機に?予約を入れます(笑)

ゆう:2007/08/13(月) 09:04 | URL | [編集]

ゆうさん、こんにちは。
すでに持ってるのだなあ。これが。
「スコーレ」の出版前から積みっぱなしでねえ…。
買うと放置するという悪いクセが、中々治らないです(汗)

しんちゃん:2007/08/13(月) 16:08 | URL | [編集]

この作品いいですよねぇ。絶賛する気持ち、わかります!だってわたしも絶賛したから(笑)
こういう出会いがあるから新人発掘は止められません。そして他の方のブログを参考に本を読むのも!

まみみ:2007/08/15(水) 20:38 | URL | [編集]

まみみさん、絶賛しちゃうよね!
新人発掘は確かに面白いです。
だけど、ブレイクしてしまうとすっげえ悔しい。
複雑なファン心理に悶えてしまいます。。。

佐藤多佳子さんや森見。有名になりすぎだ!

しんちゃん:2007/08/16(木) 12:55 | URL | [編集]

>ウットリしすぎて、とろけてしまいそう
って、確かに!
この作品、大好きです~~。
宮下さんの作品、追っかけて行きたいですね。
まずは『コイノカオリ』収録の作品を読んでみます!!

エビノート:2007/09/16(日) 22:39 | URL | [編集]

エビノートさん、追っかけたくなる作家さんですよね。
なのに「コイノカオリ」をまだ読んでいません。
手元にあるからいつでも読める、なんて不精をしてます(汗)

しんちゃん:2007/09/17(月) 09:30 | URL | [編集]

こんにちは。
とっても良いお話でしたね~。
私も読み終わってすぐにラストを読み返しました。何度読んでも、うふふと微笑みたくなる作品ですね。

すずな:2007/10/08(月) 15:13 | URL | [編集]

すずなさん、こんにちは。
良すぎて鼻血が出そうになりました。
なんでやねん^^;

ラストは読み返してしまうよね。
そして至福なひと時に浸る。
じわーっと。

しんちゃん:2007/10/08(月) 16:51 | URL | [編集]

最初は、そうも思わなかったのに、読み終わってから、じわじわとよさが伝わってきました。
悩み苦しんだ時があっても、いつか花開く時が来る。
麻子に元気をもらったように思います。

花:2007/12/14(金) 20:49 | URL | [編集]

花さん
新人とは思えない作品でしたね。
そう、後からじわ~とこみ上げてくるの。
次回作が待ち遠しいです。

しんちゃん:2007/12/15(土) 12:31 | URL | [編集]

新人とは思えないですよね。著者紹介を読むと作品自体はいくつか発表しているようですし、早く本にならないかなあと思います。

たまねぎ:2008/04/14(月) 00:30 | URL | [編集]

たまねぎさん
アンソロジーへの参加が多いですよね。
これを一冊にまとめるのは難しいかも。
でも今年は本が出そうなので楽しみっす。

しんちゃん:2008/04/14(月) 11:42 | URL | [編集]

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