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    2007

09.05

「ブルーハーツ」前川麻子

ブルーハーツブルーハーツ
(2007/07)
前川 麻子

商品詳細を見る

長編のような形態だが、なにがしかリンクをした連作短編集です。短いお話がリレーのように繋がっていきます。これがたくさんのお話がありすぎて内容紹介が難しい。しかもタイトルがまったくないし。だけど頑張って紹介してみましょう。

・取引先の会社に勤めるOLを、先輩のアドバイス通りに誘おうとする男性。
・恋愛はもうしんどい、それだけでなく全てが面倒だと思うものぐさなOL。
・東京から来た男にそそのかされ、歌手を夢見て上京した少女。
・オーディション詐欺を働くのを、辞め時だと思いながらも手伝っている男。
・冬休み明けに、突然みんなから退け者にされた少女。
・保険の先生を狙う、下心のある新任教師。
・バンドマンの彼女に満足しているのに、同じバンド内のメンバーから誘われる女性。
・新聞配達をしながら高校に通う学生と、夫に暴力を受けている人妻。
・バレンタインに告白をしたのに、返事を保留されたままの女子高生。

とまあこんな感じかな。初めに男の好意を受けたOLが、次のストーリーではものぐさOLとして主役になる。そこで一度は話が途切れて、歌手にならないかと少女に声をかけた男が、次の話ではオーディション詐欺を働く主犯だと判明する。こういう繋がりでお話が展開していきます。

タイトルの「ブルーハーツ」で思い出すのが、「リンダリンダ」「トレイントレイン」を演奏していた「ブルーハーツ」というバンド。それらの楽曲も本書に出てきましたが、本当の意味で使われているのは日本語に訳した「憂鬱」です。

本書を読んだ感想ですが、とても一つにまとまりそうにない。女性を誘おうとする男性を応援したくなるが、実はその女性がダメなものぐさ女だとわかったり、両親を説得して歌手になろうとした少女を待っているのが、詐欺グループだったりと、それぞれの目線で描かれると、なんだかやり切れなくなってしまう。イジメは読んでいて居心地が悪いし、バンド内で浮気をする男女には呆れる。最後の学生たちのお話だけは微笑ましかったですが。

なんかすっきりとしないのですが、登場人物たちの揺れ動く気持ちや、心の揺れる感情なんかは、やっぱり前川さんは上手いなあと思った。だけど出版社がジャイブなので、期待していた爽やかさというものが欠けていたのは残念。やっぱりジャイブや理論社はすかっと爽快でなくちゃ。この本が他の出版社だったら、こんなことを思わないんだけど。

この本は元が携帯小説だったそうですが、初めて携帯小説というものを読みました。こんなもんか、とわかっただけでも収穫かも。

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comments

あ、私はバンドの方の「ブルーハーツ」を思い浮かべてました。
それにしては全てに登場するわけではないのね~
どういうことなんだろう?と思ってたんですが、
「憂鬱」という意味だったんだ!なるほど!!
その意味では統一感ありましたね~

エビノート:2007/09/05(水) 20:30 | URL | [編集]

エビノートさん、読み方を間違えましたね。
バンドの方はおまけっすよ(笑)

クロマニョンズが出て来たのは笑いでした。

しんちゃん:2007/09/06(木) 08:47 | URL | [編集]

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ブルーハーツ 〔前川 麻子〕


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2007/09/05(水) 20:19 | まったり読書日記

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