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    2007

09.08

「法月綸太郎の新冒険」法月綸太郎

法月綸太郎の新冒険 (講談社文庫)法月綸太郎の新冒険 (講談社文庫)
(2002/07)
法月 綸太郎

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「イントロダクション」
推理作家の法月綸太郎と図書館司書の沢田穂波は、映画の上演開始時間までの暇つぶしに近くのゲームセンターへ行き、成り行きから綸太郎は手相占いのゲーム機で相性占いをすることになる。その鑑定結果とは?

これはミステリではなく、主人公の法月綸太郎を紹介したもの。こんな男ですよ、という再確認のようなものです。


「背信の交点」
綸太郎と穂波が乗る特急あずさ68号内で、男が毒を飲んで死んでいるのが発見された。第一発見者は隣の席に座っていた妻だが、一番近くにいた乗客という事で、綸太郎たちは第一発見者に準じた扱いをうけ捜査に乗り出す。すると綸太郎の推理の結果、特急しなの23号内でも毒死した女性の死体が発見された。

あとがきによると会心作だそうです。法月さんの鉄道ものは確かにめずらしい。綸太郎と穂波のコンビも面白い。だけどラストを読むと、こんなのありかよ、という不条理を感じた。


「世界の神秘を解く男」
エリカという少女に起こるポルターガイスト現象を検証する特集番組の、心霊実験の立会人をすることになった綸太郎。もうそろそろ現象が起こるだろうとするその時、超心理学の権威という丸山が、1階サロンのシャンデリアの下敷きになって死亡していた。

フロイトとユングの薀蓄や、サイ現象とは何かという、超心理学の先生の熱弁がうざい。どこかで読んだことがあるような物を、延々と読まされるのは疲れる。それに胡散臭さが鼻につき、読んでいて気持ちが良いものではなかった。暗いお話だし。


「身投げ女のブルース」
警視庁捜査一課の葛城警部は、偶然女性がビルの屋上から身投げをしようとしている場面に遭遇した。葛城は彼女を救出するが、彼女は現場近くのマンションで、雇い主である男を殺したと発言した。

これが一番良かった。あとがきでかなり強引な設定とあるが、これぐらいなら全然OK。まさかこういう展開になるとは思いもしなかった。これのラストには完全にやられた。


「現場から生中継」
ワンルーム・マンション内で女子大生が殺された。容疑者は恋人だった男。しかし殺人時刻と思われるときに別事件の現場中継があり、そこには男が携帯電話で話す姿が映っていた。

テレビに映っていたという強力なアリバイを崩すために、容疑者を罠にはめていくという、攻撃的な作品。テレビや映画にある刑事対犯人のあれに近いです。


「リターン・ザ・ギフト」
ホステスが部屋に侵入してきた男に襲われるが、未遂に終わるという事件が起こった。逮捕された男は交換殺人を持ちかけられたと自供するが、その交換殺人を依頼した男の妻は、男が鉄壁のアリバイがある時期にすでに殺されていた。

綸太郎の推理が持ってまわったもので、かなりイラついた。だけど沢田穂波の勤める図書館でのやり取りの中で、「図書館の自由に関する宣言」や「図書館員倫理網領」なんて出てきたときには、ニヤリ笑いをしてしまった。やっぱり図書館が舞台になると嬉しいな。でも推理はすっきりが一番なのだ。


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法月綸太郎
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