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    2007

09.10

「うさぎパン」瀧羽麻子

うさぎパン (ダ・ヴィンチブックス)うさぎパン (ダ・ヴィンチブックス)
(2007/08/01)
瀧羽麻子

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この本読みたーいと思ったら、「ダ・ヴィンチ」7月号に掲載されていた。完全に読み飛ばしていました。ああ、反省。

15歳の優子が高校に入学して、新しい出会いをしていくなかで、様々なことを知っていく。パン好きがきっかけで同級生の富田くんと仲良くなり、恋というものをはじめて知る。成績が下がったことにより、家庭教師として優子の家に通うようになった美和ちゃん。彼女と仲良くなって何でも相談することにより、世界がどんどん広がっていく。そして突然美和ちゃんに乗り移って現れた聡子さんの魂。彼女は優子が三歳の頃に亡くなった産みの親で、父との出会いに惚気たり、富田くんとの恋をアドバイスしたりする。

読んでいるだけで温かくなる文章が気持ち良かったです。父がロンドンに単身赴任中で、優子は義母のミドリさんと二人暮らし。義母といっても二人はとても仲良しで、毎日をなんの問題もなく暮らしている。そんな生活の中に美和ちゃんが加わって、相性があった優子の生活は益々充実していく。

それに富田くんとの初々しいやり取りが、きゅんとくるんだ。はじめは好きとは何かわからない優子だが、富田くんと二人で大好きなパンを求めてパン屋めぐりをする。そんなこんなで二人はどんどんお互いに惹かれて、ついにはお付き合いをすることになる。あの告白のシーンは淡々としたものだが、若さを感じられてとても良かったです。

身近な将来について二人はケンカもするが、優子にはアドバイスをくれるありがたい存在がいる。美和ちゃんであったり、美和ちゃんの身体を借りた聡子さんだ。聡子さんについてはファンタジックなものを想像しがちだが、まったくそんなものを感じなかった。それはこういう経緯で現れましたという余計な設定説明がまったくなく、何故だか出てきちゃいましたというので押し通していたからだ。この強引さはSFやファンタジーが苦手な人間にはありがたかったです。だから聡子さんが消えてしまうのも突然。それも優子の過去を置き土産にして消えてしまう。ええー!という大きなことなんだけど、ここでもさらっと受け流しているのが好印象でした。

他の作家さんなら大きな事にしそうなことを、何でもないよ、みたいな感じに持っていくのは、上手いなあと思った。それにキャラクターたちが可愛くて、なにより作品全体を通して温かさや優しさが溢れている。読み終わって素直に良いなあと口に出来る作品でした。

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瀧羽麻子
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comments

物語としては淡々としているんだけど
いろんな描写がいいなぁ~
全部読んでまたいいなぁ~って思える物語でした。
ただ、お父さん、あなたは何をしてるんだ!?と言いたい。
そこ、受け流さずに怒ろうよ!と(笑)

なな:2007/10/23(火) 22:36 | URL | [編集]

ななさん、可愛い作品でしたね。
ちょっとしたエピソードがギュっと詰まってました。
お父さんは…、ごめん、覚えてないっす(汗)

しんちゃん:2007/10/24(水) 17:05 | URL | [編集]

とても雰囲気のいいお話でした。
あとこの話読んでから無性にパンが食べたくて食べたくて、何日かパン食が続いたりしてました(笑)
富田くんのお父さんのパンも食べてみたい~~!!

まみみ:2007/10/30(火) 20:37 | URL | [編集]

まみみさん、ダ・ヴィンチにしてはイケてましたね。
食べ物がでると食べたくなるよね。
食いしん坊じゃないんだけど、不思議だ。

しんちゃん:2007/10/31(水) 16:26 | URL | [編集]

あ~良いお話を読めて良かったなぁ~と、素直に口からこぼれるようなお話でした。ほっとするような。
無性にパンが食べたくなっちゃうお話でもありましたね(笑)

すずな:2007/11/03(土) 09:44 | URL | [編集]

すずなさん、すごく雰囲気がいい作品でしたね。
キャラも魅力的で可愛らしかったし。
今後も期待したい作家かな。

しんちゃん:2007/11/03(土) 10:48 | URL | [編集]

こんばんは。
え?ダヴィンチ?
なんか読むのに結構待ってたので、ショックかも…

優子と富田君のお付き合いは微笑ましくって、応援したくなりました。
爽やかでしたね。
ただ、聡子さんの存在にかなり違和感がありました。
ちょっと残念。

ちきちき:2008/03/11(火) 20:40 | URL | [編集]

ちきちきさん、こんばんは。
そう、「ダ・ヴィンチ」に全文掲載されていました。
たった450円の雑誌に。

優子と富田君と関係はかわいらしかったですね。
おいらにもこんな頃があったな、と懐かしくなりました。
聡子さんは平気でした。うだうだ説明されるとシラけてしまう。
そこをスルーしていたのが、個人的に好みでした。

しんちゃん:2008/03/12(水) 22:02 | URL | [編集]

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