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    2007

09.13

「夏じじい」小林里々子

夏じじい夏じじい
(2007/07/13)
小林 里々子

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女子高生の奈津緒は夏休みに、兄の司法試験の勉強にじゃまになると、兄一筋の母に追い出されて、四国の片田舎にあずけられることになった。しかも親戚の知り合いの親戚という、縁なんてまったくない見知らぬじじいの元へ。奈津緒とじじいこと一槍の、ひと夏の共同生活を描いた作品です。

児童書のような雰囲気を想像していたが、まったく違うものだった。初めは免許を持っていない奈津緒に一槍が原付の運転を教えたり(もちろん無免許運転)、家の隣にある畑を手伝ったり、とりたて野菜を畑で食べたりと、のほほんと田舎生活を体験する。

ここからネタバレします。ご注意を。

しかし、一槍の昔からの友達である浦木のじいさんと仲良くなったと思ったら、ある日突然に浦木さんがぽっくりと逝ってしまう。そこからは死というものが重くたちこめ、一槍もいつ逝ってしまうかという不安が浮かぶ。その微妙な心理からか、奈津緒は一槍に対して恋心のようなちょっと変な感情を抱く。そんなこんなで寝静まった一槍の布団へ忍びこんで手を握ったりとまあ、女子高生がやるかなあという変てこな展開になっていく。かなりな有り得ない描写にちょっとひいてしまった。

奈津緒、一槍、と呼び合うことで、孫のような存在や物好きなじいさんではなく、誰でもないただの一槍という人物で、この人にとってはただの奈津緒だと思っていた。それが終盤にきて、奈津緒は一槍の亡くなった妻の夏尾を思い浮かべる存在で、奈津緒は夏尾の代わりになろうとする。これがもう痛くって痛くって。

そしてとうとう奈津緒の夏休みも終わり、さよならをする日が訪れる。そのエンディングの最後5行が良かったので、ここまで書いてきた。これがなければ読んだ記憶を消去して、ここにも感想を書かなかっただろう。自分にとって終わり良ければすべて良し的な作品でした。だけど出来れば最初の雰囲気のまま進んで欲しかったですね。作者の意図なんだろうけど。

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2008/01/24(木) 09:38 | 図書館で本を借りよう!~小説・物語~

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