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    2007

09.16

「ぐるぐる猿と歌う鳥」加納朋子

ぐるぐる猿と歌う鳥 (ミステリーランド)ぐるぐる猿と歌う鳥 (ミステリーランド)
(2007/07/26)
加納 朋子

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小学五年生の高見森(シン)は腕白で、危ないといわれる遊びが大好きだった。そんなシンが東京から北九州の社宅へ引っ越してきた。主な登場人物を紹介しておきます。三ヶ月前に東京から引越しをしてきたお隣のココちゃんは、理解の出来ない方言の通訳者。おどろくような美少女なのに、おそろしいぐらいナマっている十時あやは、気が強くて周りにいる子たちはあやの言いなり。登校班の班長をしている竹ちゃんは、男ばかりの五人兄妹の長男。そして謎の人物であるパック。

転校初日に居なくなったパックを探して体育館の屋根にのぼったシンは、社宅全体の屋根をキャンパスにしたナスカの地上絵にあった有名な猿の絵を見つけた。そこでおもしろいことを思いついたシンは、竹ちゃん、あや、ココちゃんの四人で、みんなが寝静まった深夜に屋根にのぼって、ナスカのハチドリの絵をかいた。すると謎の人物から「猿より鳥へ、真似すなっちゃ」という、ナマった暗号メッセージがシンのもとへ届いた。そしてシンは猿を名乗る人物と会い、社宅に住む子供たちが共有するある秘密を知る。

パックて、なんやねん。読んだ方にはわかってもらえるだろうが、説明出来なーい。まあ、本書を読めばわかるんだけど。

乱暴者のレッテルをはられて友達が出来なかったシンが、パックやココちゃんと出会って、さまざまな経験をして自分から友達を作るというお話です。それと、かつて一緒に遊んでいたが突然姿を消してしまった少女の謎みたいな、ちょっとしたミステリーもあります。

加納さんが児童書を書けばこうなるんだ。悪くないじゃん。もともと人が死なない日常のちょっとした謎を書いていた加納さんだから、違和感なんてまったくなかったです。というか面白かった。とにかくキャラたちが可愛かったー。お気に入りは竹本五兄弟の次男のギザ十。縁がギザギザの十円玉を集めているからこう呼ばれています。こんな感じで愛称で人物たちを性格付けしていたのも上手かった。ふつうなら五兄弟の名前で混乱してしまうのが、竹ちゃん、ギザ十、メガネ、とわかりやすい。加納さんの親切さが光っていました。

時折はさまれる挿絵も情景がはっきりして良かった。久世早苗さん、グッジョブです。温かな気持ちになれて、ちょっと責任とはみたいなことを考える。そしてラストの坂道を下る場面は印象的でした。かつて子どもだったあなたと少年少女のために、というコンセプトにぴったりの爽やかな作品でした。

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加納朋子
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comments

しんちゃん こんばんは。
キャラたちが可愛かったし、生き生き描かれて
いました。挿絵も素敵でしたね♪
おっしゃるように、爽やかな作品でした。
さすが加納さんです(笑)

naru:2007/09/16(日) 22:12 | URL | [編集]

子どもにも安心して薦められる一冊でしたね。
子どもたちもイキイキとしていたし、
社宅での生活、読んでいるととっても楽しそうでした。

エビノート:2007/09/16(日) 23:36 | URL | [編集]

挿絵も作品を盛り上げていて、爽やかな作品でしたね。
子どもたちが、元気で明るくて魅力的でした。

藍色:2007/09/17(月) 01:16 | URL | [編集]

友情・冒険・ミステリ・・・などなど。
いろんな要素がバランスよく盛り込まれた一冊でしたね。
加納さんの芯の強いほのぼのさが児童書にベストマッチでした。

ふらっと:2007/09/17(月) 06:40 | URL | [編集]

naruさん、こんにちは。
とっても爽やかで子供たちが可愛かったですね。
あの坂を一緒に下っているような気持ちになれました。

しんちゃん:2007/09/17(月) 09:20 | URL | [編集]

エビノートさん、これなら安心して薦められるね。
綾辻さんのミステリーランドは無理だけど。
加納さんらしい爽やかな作品でした。

しんちゃん:2007/09/17(月) 09:23 | URL | [編集]

藍色さん、挿絵がとても素敵でしたね。
社宅や坂の風景がすごく印象的でした。

しんちゃん:2007/09/17(月) 09:25 | URL | [編集]

ふらっとさん、冒険でしたね。
子供の頃のちょっとした冒険を思い出しました。

しんちゃん:2007/09/17(月) 09:27 | URL | [編集]

挿絵といいこの本の色使いとか好き(^^)
内容も面白くよめたし。パックは切れ者なので、きっと大人になっても飄々と生きていきそうな感じ~。
加納さん、良かった~。子どもに読ませたいなーって思った♪

まる:2007/09/18(火) 19:54 | URL | [編集]

子どもたちが生き生きしてていいですよね。
ラストの坂道を下る場面、私も好きです。
それに、明るいだけでなく、暗い面も描かれていて、現実的だと思いました。

花:2007/09/18(火) 20:00 | URL | [編集]

まるさん、子どもに読ませたいなーというのはわかる。
だけどここに来てくれた方たちが、みーんな大人なんすよね~。
子どもの本を、横からヒョイっと横取りしてる(笑)

しんちゃん:2007/09/19(水) 15:56 | URL | [編集]

花さん、ラストの場面はとっても良かったね。
彼らの溢れるパワーが坂を下っていくようでした。

しんちゃん:2007/09/19(水) 15:59 | URL | [編集]

お、加納さんの作品だー、と反応。
新しい本なのですね。
しかも児童書。触手が動きます~~。

加納さんなら、児童書でもきっと全然違和感ないでしょうね~~。

加納さんらしい、爽やかな本みたいですね、
読んでみたいです♪

えびすけ:2007/09/20(木) 11:14 | URL | [編集]

えびすけさん、ふふふっ、新刊っすよ。
ぜひぜひ、読んじゃってくださーーい♪

しんちゃん:2007/09/20(木) 16:50 | URL | [編集]

こんにちは。
加納さんが児童書を書いたら・・・と想像してた通りのお話でした。
パックのこととか、あれこれと思い悩むようなところもありましたが、最後の自転車の場面が全て払拭してくれたような感じで、爽やかな読後感でした。

すずな:2007/10/25(木) 11:36 | URL | [編集]

すずなさん、こんにちは。
やっぱ自転車で坂道を下る場面がすべてですよね。
加納さんらしい作品で、安心して読めました。

しんちゃん:2007/10/25(木) 17:00 | URL | [編集]

こんにちは!

加納さんのコチラの本、やっと読めました。
期待通りの加納さんらしさにニンマリです。
「ちゃちゃちゃ探偵団」の続編読みたいですね~。

TBさせていただきました。

花梨:2007/11/28(水) 11:05 | URL | [編集]

花梨さん、こんばんは。
加納さんらしい作品でしたね。
続編は講談社に頑張って貰わなくては。

しんちゃん:2007/11/29(木) 16:31 | URL | [編集]

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