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    2007

09.17

「正義のミカタ」本多孝好

正義のミカタ―I’m a loser正義のミカタ―I’m a loser
(2007/05)
本多 孝好

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高校時代にとことんイジメられていた蓮見亮太は、大学生になってデビューしようと思っていた。そこへ現れたのはかつて自分をイジメていた同級生の畠田で、前は千円だったがもう大学生だから二千円だせとボコボコに殴られていた。そこへ桐生友一が現れ、畠田をあっという間にやっつけてしまった。そしてトモイチと呼んでくれという彼に連れられ部室に行くと、いきなり入部テストだと言われて、俺のパンチを避けろとなる。お前ならできるの言葉に単純に頑張った亮太は認められ、部長、優姫先輩、一馬先輩、亘先輩、トモイチらと固めの杯を交わした。その後で知ったのが、ここが正義の味方研究部であるということ。ここでは正義とはどういうものかを研究し、大学内でそれを実践しているということだった。

まずはじめに言っておきたいのだが、序盤の段階で読むのを辞めようと思った。亮太のイジメられっぷりや卑屈な態度がすごく不愉快。それに亮太を見下す自己中な妹にムカついた。図書館本ならこの時点で本を投げ出しただろう。だけど身銭を切った本なので、もうちょっと頑張ってみようと読んでみた。するとトモイチが出るあたりで面白くなってきた。しかし新歓コンパで起こった問題を解決したりと、正義の味方研究部の活動内容はかなりしょぼい。それに先輩や部長の武勇伝もしょぼい。だけど亮太とトモイチの童貞コンビのやり取りや、蒲原さんへの亮太のへっぴり腰な恋が中々楽しくてにやけてしまう。それにボクシングでインター杯三連覇だったトモイチから、戦い方の指導と特訓を受ける亮太の姿は微笑ましかった。だけど亮太の根っこはマイナスな性格なので、時折みせる負の思考は盛り上がりに水を差してしまう。トモイチの性格はわかりやすいのに。いっそトモイチが主役なら痛快なものだったろう。

中盤から企画サークル部に潜入して、裏でなにをしているのか探っていくのだが、怪しい人物はすぐにわかってしまうし、なんか哲学的な内容になってつまらない。上には上の、中には中の、下には下の希望がある、なんて階級格差を考えたり、世界は不公平だとか言われても、はあ、そうですかという感じでピンとこない。それに正義とは何かと亮太が悩んである決断をするのだが、その結末が腑に落ちない。何故大学生にもなった大人が暴力で解決しようとするのだ。それに部長のあの行動はなんだったのか。はっきりしないモヤモヤが残るし、亮太の恋もいつの間にかフェイドアウトしている。あの時計が原因なのかな??

前にも書いたが、本多さんの本はどこか納得がいかない。今回本書を読んでも嫌いじゃないけど、どこが良いのかイマイチわからなかった。相性が悪いわけではないが、良いとも言えない。などと言いつつ、また読んでしまった。ほんと不思議な作家だ。

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本多孝好
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comments

こんばんは!
亮太の決断は納得いかないところもありましたが、
自分で考えて一歩を踏み出した点で、亮太の成長が見えたのかなって思います。
そういえば亮太の恋はいつの間にかどこかへ行っちゃってましたね~。
時計というより、彼女の過去を知って気持ちが冷めちゃったのかな?って思いました。

エビノート:2007/09/17(月) 21:12 | URL | [編集]

亮太の成長ドラマとして読みました。
正義って何だろう?って、考えさせられました。

藍色:2007/09/18(火) 02:14 | URL | [編集]

エビノートさん、おはよう。
亮太の恋はあれ?って思うほど消えてましたね。
振られたとか冷めたとかの描写がまったくない。
冷めたのなら一言でも言ってくれれば良かったのに。
やっぱり高級時計になびく女は嫌だったのかな。

しんちゃん:2007/09/18(火) 08:41 | URL | [編集]

藍色さんは楽しめたのですね。
なんか後半になって、テーマが大きすぎて着いて行けませんでした。
暴力で解決して喜んでいたり、自分たちの自己満足を満たしていたことに気づいて、離れようとするのはわかる。
だけどそこでまた、暴力で解決しようとするのが、腑に落ちませんでした。

しんちゃん:2007/09/18(火) 08:48 | URL | [編集]

確かにしんちゃんの言うとおり、いろんなことが尻切れトンボだった作品ですね。書きおろしなのに?という感じもしますが……本多さんはイキオイで書いたってことですかねぇ。
わたしは読む前に全然期待してなかったので楽しめただけかもしれません。

まみみ:2007/11/10(土) 21:51 | URL | [編集]

まみみさん
本多さんを読むと、毎回もやもやしたモノが残ります。
上手いんだろうけど、何か腑に落ちないのです。
と言いつつ、また読むのですが。

しんちゃん:2007/11/11(日) 16:55 | URL | [編集]

こんばんわ。
しんちゃんの「納得いかないのになぜか読んでしまう」
という言葉に惹かれて読んでしまった本多さん。
なんか、好きです♪
割り切れない感じが、何とも後を引きますね。

ia.:2008/03/18(火) 02:05 | URL | [編集]

ia.さん
どうにもすっきりしないでしょ。喉許に小骨がひっかかったような。
ハッピーエンドを求めてるわけじゃない。
だけど、……言いたいことがわかってもらえたかな。

しんちゃん:2008/03/18(火) 12:55 | URL | [編集]

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