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    2007

09.28

「片耳うさぎ」大崎梢

片耳うさぎ片耳うさぎ
(2007/08)
大崎 梢

商品詳細を見る

小学六年生の蔵波奈都は、父が事業に失敗したので、1ヶ月前から父の実家へ家族で転がりこんでいた。古くて大きな蔵波邸だが、奈都はどうしても馴じめずに苦痛の日々を過ごしている。そんな中、母が数日間留守をすることになり、父親は仕事を探しにシンガーポールに滞在中。よって広くて不気味な屋敷で、誰にも構われずに一人で過ごすことになった奈都。
そんな奈都を心配した級友の一色裕太の紹介で、中学生のねえちゃんこと、さゆりさんが泊まってくれることになった。しかし奈都の当てが外れて、好奇心あふれるさゆりさんに振り回されて、屋敷の探険に乗り出すことに。そしてふたりが屋根裏に忍び込むと、そこには…?

読む前に本文前にあった蔵波邸見取り図をコピーしました。ちらちらとページを戻るのが面倒なので、こんな不精をしながら読んだ。これが無茶苦茶序盤を読むのに役に立った。コピーだから、ここは奈都の部屋、ここは雪子伯母さんの部屋、勝彦おじいさんの部屋と自由に書きこめる。それを見ながらふたりと一緒に探検する。だから混乱知らずだし、一度頭に入ればめっちゃ楽。今度から館モノを読むときはコピーしよっと。

本書について戻りますが、読み始めは、なんでこんなに奈都が屋敷を怖がるのかと疑問に思ったが、読み進めると、怖がっていたことがストーリーの展開に繋がっていたとおいおいわかる。でもあの怖がり方は浮いていたな。そこまで伯母さんと比較することはなかったような気がするけど。
途中で何度かファンタジーかと思ったがミステリでした。それも書店を離れるとどうだろうと懸念されていた普通のミステリ。屋根裏でニアミスをしたのは誰か、屋敷内の隠し部屋探し、一族の過去の因縁みたいな感じ。これらも悪くなかったです。どこかかくれんぼをしているみたいで、ワクワクと楽しむことが出来ました。

だけど一族の謎部分はまたもや感づいてしまった。なんか最近冴えているなあ。これ以上はネタバレしないと書けないので触れませんが、ちらっと複線が出た瞬間にわかってしまった。いっぱしのミステリ通みたいっすね。その上で書かせてもらうと、あちらこちらでアンフェアなにおいも感じた。本格好きな方が読めば、何箇所か取り上げて糾弾しそうに思う。だけどそこに目を瞑れば普通に楽しめました。どこかはあえて言いませんが。

最後の方はやっぱり的な展開でしたが、結構まとまっていたんじゃないでしょうか。期待以上に面白く読めたし、ワクワクも楽しめました。やっぱ書店ネタが切れていたのかな?なんて、うがった見方までしてしまう。あちらのシリーズに物足りなさを感じている方は、ぜひとも本書を読んでみてはいかがでしょうか。

読み終わってからフト思ったのですが、奈都って小学六年生ですよね。最後の方の推理部分の頭の切れはすごかった。じっくり考えるとすごい小学生だったよなあ。まあコナンくんもいることだし、ってコナンくんは高校生か。


TBさせて貰いました。「今日何読んだ?どうだった??」

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大崎梢
トラックバック(12)  コメント(26) 

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comments

なるほど、コピーとはいいアイデアですね。
わたしは最初のうちは何度もページを行ったり来たりしながら読んだので、ちょっとくたびれました。^^;
次は真似してみます。

ふらっと:2007/09/28(金) 18:19 | URL | [編集]

おお!見取り図のコピー。これはナイスアイディア!
ぱらぱら前に戻るの確かに面倒でした…。
書き込みできるのもいいですね。
私もやってもようかな~。

あれ…と思った所はやはりあったけど、でも楽しく読めたと思います。
最後の奈都の推理はすごかったですね。
最初はてっきりさゆりさんが探偵役だと思ってたし
まあ、途中でそれはないのはわかったけど…
でも彼女が謎解きしたのは結構驚きでしたわ。

むつぞー:2007/09/28(金) 21:31 | URL | [編集]

見取り図のコピーは、私も次から採用させていただきます♪
書き込みも出来るってのも良いですねぇ~。
書店から離れたミステリもなかなかいけましたね。
今後も楽しみです。

エビノート:2007/09/28(金) 23:30 | URL | [編集]

ふらっとさん、コピーはいいよ!
前に戻らなくていいから、すっごい楽ちん。
もっと早く気づけば良かった。

しんちゃん:2007/09/29(土) 09:37 | URL | [編集]

あれ?はありましたよね。それと
奈都があんなに推理するとは思わなかった。
弱っちかったのに、よく短期間で成長したもんだ。
でも、面白かったー。

しんちゃん:2007/09/29(土) 09:42 | URL | [編集]

エビノートさんも採用ですか。
コピーにこんな多く反応があるとは…(笑)

児童書読みだから、こちらの方が面白かったです。
今後もこういうのをもっと書いて欲しいな。

しんちゃん:2007/09/29(土) 09:48 | URL | [編集]

そうか~。コピーか。
でもうちにはコピー機が無い・・・。
ダメじゃん。
でも、やってみよう。

本編は、
前半と後半の展開の速さの違いにびっくりデス。
なぜにこんな冗長な・・・と思った前半と、
なぜにこんなに早急な・・と思った後半と。
最後はそういうオチかい、と思いましたが、
でも、わりと好きです。

す~さん:2007/09/29(土) 10:10 | URL | [編集]

す~さん、仕事場でこっそりしちゃえば(笑)

前半は探検気分を盛り上げてたのかも。
後半はページ数の都合?おいおい。←自分へのツッコミ
最後は絶対狙ってましたね。
冒頭の複線が上手かったと思います。

しんちゃん:2007/09/29(土) 10:26 | URL | [編集]

これから見取り図が載ってたら、
コピーをとりに、コンビニへGOです。
ラストはほのぼの、あたたかい1冊でしたね。

藍色:2007/09/30(日) 01:09 | URL | [編集]

藍色さん、そこまでしますか!
今コピーって10円?30円?
勿体無い気がするなあ。ケチっぽいかな。

しんちゃん:2007/09/30(日) 10:25 | URL | [編集]

こんにちは。

なかなか面白そうですね!
昨日買うか買うまい悩んで結局やめてしまったのですが、やっぱり買っちゃおうかなぁ。
(そして見取り図をコピー、ですねwww)

花梨:2007/09/30(日) 11:57 | URL | [編集]

花梨さん、こんにちはー。

ミステリ色はあまり強くありません。
だけど、探検のワクワク感は中々のものでした。
今や人気作家さんですが、ずっと図書館を利用してます。
文庫化したら買いますけど(苦笑)

しんちゃん:2007/09/30(日) 15:51 | URL | [編集]

おお~。やっぱり面白そう。
飾ってないで私も早く読まねば!!

まる:2007/09/30(日) 23:36 | URL | [編集]

まるさん、この本は飾っておくと和むよねー。
って、おい! そろそろ読もうよ(笑)

しんちゃん:2007/10/01(月) 13:16 | URL | [編集]

お久しぶりです~。
風邪でへばってました(苦笑)。

しんちゃんは先に謎を解いてしまったのですねぇ~。
私はあまりわからなかった気がします。
だから、後半の1度目の犯人対決と、最後の勢揃い対決にはびっくりし通しでした。
奈都の小学生とは思えない身軽さと頭の良さ、回転の速さにも驚かされました。

成風堂よりこっちの方がミステリ色があって、冒険もあって、とても楽しめました。
シリーズを作らなくても、こういう単品で楽しめるというのも大事じゃないかなぁと思いました。

chiro:2007/10/02(火) 09:09 | URL | [編集]

chiroさん、まいどー。
何故か複線を見つけてしまう、今日この頃。
ミステリは昔ほど読んでないんだけどねえ。

こちらの方が自分には合ったみたいです。
冒険はかなりポイントが高かった。うん。

しんちゃん:2007/10/02(火) 09:33 | URL | [編集]

怖がり方異常でしたよね。
私はそこからつまづいてしまって、違和感を感じたままずっといってしまいました。

なな:2007/10/07(日) 19:27 | URL | [編集]

ななさん、怖がり方にはおかしさを感じました。
だけど、違和感までは覚えずに、しゃあないと思いました。
あれ?「しゃあない」って標準語でなんていうの??
どうしようもない、かな(あってる?)
まあいいか(これが一番近い)です。

しんちゃん:2007/10/07(日) 23:28 | URL | [編集]

近頃のお子様は侮れませんな。年頃を考えれば、足がすくんで泣きはらしてもおかしくないのに。
私は端からさゆりさんは○所の姉ちゃんだと思っていたので、その正体はいかにという謎かけを謎とは気づかずに読んでました(汗

たまねぎ:2007/10/17(水) 19:37 | URL | [編集]

たまねぎさん、近頃のお子様はそんなにヒヨっっ子ですか。
子供の頃は屋根の上が大好物でした。楽しかったー!
さゆりさんの謎は、それはそれで勿体無いっすね。

しんちゃん:2007/10/18(木) 17:54 | URL | [編集]

確かに奈都のあの怖がり方は浮いてましたよ~。
随所にそういう部分が・・・。なんというか読み手を盛り上げて期待させて、みたいなもったいつけた書き方が、私はちょっと嫌だったんですけど、それに前半のダラダラ気分が長かったこと。説明が多すぎてちょっとうんざり。
後半だけはよかったです。部屋の見取り図は、もう序盤から捨ててました。(笑)

じゃじゃまま:2007/10/23(火) 00:03 | URL | [編集]

ままさん、怖がり方は浮いてましたね。
自分はダラダラをあまり感じませんでした。
小さな冒険的に楽しめました。子供っぽいのかな。
まあ面白く読めたんだから、自分の子供っぽさに感謝です。

しんちゃん:2007/10/23(火) 10:32 | URL | [編集]

わたしも途中で謎の答えがわかっちゃったんですよね。カンで。ミステリ慣れしすぎかな~。
あとななさんのコメントのとこにある「しゃあない」は、東京だと「しかたない」「しょうがない」って言うんじゃないでしょうか?横入り失礼しました<(_ _)>

まみみ:2008/01/14(月) 20:50 | URL | [編集]

まみみさん
本格とかは難しいけど、ゆるいミステリなら分かるよね。
ボワンと犯人が浮かんでくるんだな。

それとナイスアシストにありがとう。
出来るだけ標準語で書くつもりですが、たまに言葉の変換ができません。
つうか確実に訛ってるよね(汗)

しんちゃん:2008/01/14(月) 22:25 | URL | [編集]

私もこれは冒険みたいでわくわくしちゃいました。
古くて広いお屋敷とか、秘密の階段とかたまりません。
そして、見取り図のコピー、いいですね!
前に戻って見取り図を見るのって、案外めんどくさいんですよね。私も採用します。

june:2008/02/25(月) 21:30 | URL | [編集]

juneさん
わくわくの大冒険でしたよね。
子供の頃は忍者屋敷に憧れました。
コピーはいいっすよ。メモもすぐにできるし。

しんちゃん:2008/02/26(火) 12:00 | URL | [編集]

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