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    2007

09.28

「動機」横山秀夫

動機 (文春文庫)動機 (文春文庫)
(2002/11)
横山 秀夫

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「動機」
勤務時間以外は各所属長が部下の手帳を預かれるようにした。勤務を終えた警察官は手帳を持ち歩かない。帰宅する際には所属部署に手帳を預ける。つまりは警察手帳の紛失事故防止を狙った新制度が導入され、提案したのはJ県警本部警務課企画調査官の貝瀬正幸だった。その一括保管がやられた。U署で一括保管していた三十人分の警察手帳が盗まれてしまった。

「逆転の夏」
かつて女子高生を殺してしまった前科を持つ山本洋二は、匿名の相手から殺して欲しい人間がいる、という殺人依頼の電話に苦悩する。なぜ俺なんだ?始めは相手にしない山本だが、依頼主は電話で話を聞くだけで金を振り込んでくる。山本の心は次第に揺れる。そして考え抜いた山本がとった行動とは。

「ネタ元」
全国紙におされている県民新聞の事件記者である水島真知子。男たちが作った決め事の中で生きている真知子には、ネタをつかんで特ダネを抜くことがすべて。そんな真知子に全国紙からの引き抜き話が持ち込まれる。なぜ、私なんだろう?引き抜き先は真知子のネタ元である「彼女」が欲しいだけではないのか。

「密室の人」
第三十五号殺人被告事件が公判中の法廷内に響いた「美和」という声。それは居眠りをしていた裁判官、安斎利正が妻の名前を呼ぶ寝言だった。安斎の裁判官人生はどうなってしまうのか。


警察ものが有名な横山秀夫だが、それ以外でも上手い、それに面白い、というのがわかる作品集。「動機」は感想を書いている方が多いだろうから省くが、「逆転の夏」がすごかった。一寸先で自分が加害者や被害者になるかもしれない、そんな怖さを感じた作品だ。それに反省と欲望のバランスというかせめぎあいが見事。「ネタ元」は、働く女性の心理が絶妙。と言っても女性心理なんて男なのでわからないが、たぶんこんな悔しさを味わっている女性が多いだろうことは想像がつく。ネタ元のオチもストーリーのオチも素晴らしかった。「密室の人」は、やってしまった裁判官と後添えの若妻のお話。裁判官も人間だなあ、裁判所もお役所だなあ、というのがわかる面白さはあるが、ちょっと切ない。だけどこの妻は有罪でしょ。それに所長も。これって男だけの意見かな??

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横山秀夫
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comments

横山さんお上手ですよね。
ついつい続けて読みたくなります。

物語はずいぶん忘れてしまっているので
機会があれば再読したいです。

ふらっと:2007/09/28(金) 18:25 | URL | [編集]

ふらっとさん、こんにちは。
これまで感想を書いてなかったので再読しました。
ずいぶんではなく、すっぽり記憶が抜けていました。
だから、初読のように楽しむことが出来ましたよ。
これが良いのか悪いのか…。

しんちゃん:2007/09/29(土) 09:52 | URL | [編集]

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-:2014/03/29(土) 01:32 | | [編集]

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動機*横山秀夫


☆☆☆・・表題作を含む 4編の短編集。 どの作品も 唸らせてくれる。 相手の心を探っていたら いつしか思いもよらない場所に行き着いていた。 それが どの作品の主人公にも...

2007/09/28(金) 18:27 | +++ こんな一冊 +++

『動機』 横山秀夫 文春文庫


動機表題含む、4編の短編集。どれも力強く書かれていて、最後まで読みきるまで心揺さぶられる内容も物ばかりだった。「動機」貝瀬が起案した一括保管が裏目に出た。犯人を探す為に貝瀬は、色んな考えを思い浮かべては一人一人を疑いの目で見つめる。警察独特の上下関係、警

2007/09/28(金) 23:23 | みかんのReading Diary♪

◎「動機」 横山秀夫 文春文庫 476円 2002/11


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2007/10/01(月) 17:13 | 「本のことども」by聖月

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2007/10/01(月) 17:14 | 「本のことども」by聖月

「動機」横山秀夫


タイトル:動機著者  :横山秀夫出版社 :文春文庫読書期間:2004/07/10 - 2004/07/12お勧め度:★★★★「陰の季節」に続き発表された短編集。前作同様、短編小説4編が収められています。表題作「動機」は第53回日本推理作家協会賞短編部門賞を受賞。動機「刑事も職場を

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