2007年10月06日 (土) | 編集 |
![]() | ほんじょの虫干。 (新潮文庫) (2004/06) 本上 まなみ 商品詳細を見る |
ギリシア旅行記や、本のエッセイ、鶯まなみの短歌、といった内容の、おもわずにんまりしてしまうキュートなほんじょが詰まった本です。それにほんじょが書いたイラストがめちゃめちゃ可愛いくて、ほんじょそのままのやわらかい雰囲気が伝わってきます。
ギリシア旅行記では、旅もの特有な展開ではなく、ギリシア人のマユゲの話や、イヌやネコのさそい方を真面目に説いていたり、エステで悲惨な体験をしたりと、ユニークな目線で描かれている。そんなほんじょのギリシア土産に買った「魔よけニンニク」には笑った。興味はあるけど普通は買わないよなあ、というテンポの違いが妙に気持ちが良い。これぞ、らしいというやつ。
本にまつわるエッセイでは、へもへもエッセイだのへなちょこ作文だと、ご本人はおっしゃっているが、人柄というか人間味がにじみ出ていて、すごく味わい深いものがあった。それに和んでしまう文章と表現力が個性的。
例えば、これが本になると聞いたときには、「ほんじょはうれしいやらはずかしいでくねくねと体でよろこびをあらわした」や、ワインを飲んで美味しくないときの表現が「ぺっぺっ」だったり、「仕事仕事でたまにしけしけになるほんじょだけど」など、すごく可愛い。それにほんわかとした関西弁で書かれているのも好印象。ほんじょの言葉、一つ一つに癒されました。
ほんじょの醸し出す雰囲気が温かく、とても爽やかな一冊でした。
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