「おじいちゃんのゴーストフレンド」安東みきえ
2007年10月08日 (月) | 編集 |
おじいちゃんのゴーストフレンド (きらきらジュニアライブシリーズ)おじいちゃんのゴーストフレンド (きらきらジュニアライブシリーズ)
(2003/07)
安東 みきえ杉田 比呂美

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テッちゃんの家に、おじいさんがくるっていう話は聞いていた。だけどほんとの古びたおじいさんってものがあんなふうだって、ぼくは知らなかった。鳥みたいにやせていて、顔にはうす茶色の水玉がとんでいて、目はミルクをたらしたみたいに白っぽい。そして頭をしじゅうゆらしていた。そんなおじいさんのすごく仲のいい友達が亡くなり、それからおじいさんは、その友達のふうさんがここにいると言い出した。

テッちゃんは薬の副作用でまぼろしが見えているといいながら、そこにいるフリをしておじいさんに付き合っているが、ぼくにはぼんやりと何かが見え出し、やがて、めがねをかけていて、頭がまっしろで、とても優しそうなふうさんが、おじいさんと話している姿が見えた。

おじいさんを大事に思うテッちゃんと、しだいにおじいさんが好きになっていくぼく。すごく二人が愛おしくなりました。健気におじいさんの世話をするテッちゃん。時には元気がありあまってしまうテッちゃん。おじいさんを心配するあまり、ふさいでしまうテッちゃん。ふうさんがいるフリをよそおいながら、本当はふうさんが見えているテッちゃん。そんなテッちゃんを温かな目で見守り、何も気づかないフリをして手助けをするぼく。

すごく良かったです。とても優しい気持ちになれた心温かな一冊でした。

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