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    2007

10.16

「こいわらい」松宮宏

こいわらいこいわらい
(2006/10/19)
松宮 宏

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和邇メグルは五歳の時、鴨川の土手でとてもきれいな棒を拾った。直径四センチ、長さ三十センチぐらい。棒はいつしか身体の一部と化し、小太刀を遣った居合いという不思議な剣を、メグルはおじいちゃんから伝えられた。これが「こいわらい」という秘剣だというのは、大人になってから知った。
そして両親が死におじいちゃんも亡くなったメグルが二十歳の時、長年住んだ西陣の屋敷を借金の形に取られたので、長年住み慣れた西陣から知恩院の門前町の長屋に、まだ幼い五歳の弟を連れてころがりこんだ。突然の貧乏で生活費を稼ぐことになったメグルは、大学の生活課へアルバイトを探しに行く。そこで見つけた求人は用心棒。メグルはよくヤーサンに襲われるという、京都宮内庁の会長、田上源助を守る用心棒になった。

ストーリーは悪くなかったと思います。ジャンルでいえばラノベ系で、女子大生が用心棒をしていると、ある日拳銃を持った相手が現れて勝負にならない。しかし、ヒロインの遣う小太刀の技が、「こいわらい」という秘剣だと思われていたが、本当の「こいわらい」ではなかった。本当の秘剣なら必ず勝てる。(なぜ幻の秘剣なら拳銃に勝てるのか?)そこで雇い主の会長や、天才剣士の川又新三たちがからんで、幻の秘剣「こいわらい」をメグルに身につけようとする、というお話。

内容的には面白いのだけれど、デビュー作にありがちなマイナス面があったのは少し…。読みやすいけど読みにくいという矛盾した表現になるが、ラノベ系らしくわかりやすい展開をするのだが、リズムが単調なので読んでいて飽きてくる。それに意図した句読点の使い方をしているが、文章を無闇に分断しているので歯切れが悪い。
それともう一つ、少し関西弁を詰め込みすぎかなと思った。関西弁で文章を書く場合、どうしても表現的なことを文字にすると、ひらがなが多くなってしまう。「~ちゃうちゅうねん」(~違うといってるだろ)みたいな部分が、関西人の自分でも読みにくかった。それら以外は許容範囲かな。

まあ、マンガ的な作品なので、上質なエンタメを求めるのは酷だと思うが、自分にとって熱狂するような作品ではなかった。軽い感じの本を読みたい方や、重い本を読んだあとには適しているだろう。読みにくいと言ってるわりに、思ったほど時間をかけずに読めてしまったし。たぶん若者向けの作品なのでしょう。

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comments

面白い設定なんだけど、勿体ないところがいろいろと目に付く作品でしたね~。
去年は、京都を舞台にした小説で人気に火がついた作家が多かった中で、この作品は出版時期もちょっと損した形になったのかなぁ~なんて思いました。
続編も出版されてるみたいですね~。

エビノート:2007/10/16(火) 21:13 | URL | [編集]

エビノートさん、設定は確かに面白いものがありました。
だけど、それが生かされていないのが残念でした。

京都が舞台なのは、あの作家たちと比べてしまうから
余計に荒さが目についてしまうよね。
続編は今のところパスです。

しんちゃん:2007/10/17(水) 17:19 | URL | [編集]

私も、設定だけで、兎に角読みたい!でした。
ちょっと後半は、着地点を迷い誤ったって気もしますが、
なんか、最近は、京都を舞台にした変わった小説が流行っていますね、、。

indi-book:2007/10/18(木) 00:44 | URL | [編集]

indi-bookさん、こんばんは。
京都舞台にした変わったお話はすごく増えましたね。
前のお二方のように、もっと地理を活かせば良かったのに。
そこらが惜しいと思いました。

しんちゃん:2007/10/18(木) 18:15 | URL | [編集]

マンガっぽい物語でしたね。
結構前に読んだのに、物語の細かい部分まで覚えてる私。
なんでだろう?
続編が出ているんですか…

なな:2007/10/18(木) 19:27 | URL | [編集]

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