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    2007

10.28

「頭のうちどころが悪かった熊の話」安東みきえ

頭のうちどころが悪かった熊の話頭のうちどころが悪かった熊の話
(2007/04/02)
安東 みきえ

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表紙が気になり、図書館で借りてみました。とてもかわいらしい七つの寓話(ぐうわ)物語です。

「頭のうちどころが悪かった熊」
気がついたとき、熊は頭をおさえていた。どうやら頭をぶつけたらしいということはわかったけれど、その他のことはさっぱり思い出せない。いつもレディベアが側にいたような気がしたので、熊はレディベアを探すために歩きだした。

「いただきます」
トラがないた。ガオッと鳴かずに、メソメソ泣いた。通りかかった旅人がたずねると、さっきキツネを食べ、わたしの腹の中でキツネが泣いているという。そのキツネもニワトリを食べたと泣き、ニワトリもまたトカゲを食べたと泣く。

「ヘビの恩返し」
ヘビの子はどうやったら自分の口より大きな卵を飲みこめるのか知りたい。教えて欲しい父さんヘビはカコの実を食べてしまい、過去しか考えられないようになってしまった。母さんヘビはミライの芽を食べてしまった。教えてくれない家族にヘビの子はぐれてみることにした。

「ないものねだりのカラス」
カラスがきれいなシラサギを見つけ、友達になれたらどんなに嬉しいだろうと思う。しかしカラスはひねくれた言葉しか言ったことがなかった。友達になろうよ、その美しい言葉を話すためにカラスは努力をするが。

「池の中の王様」
おたまじゃくしのハテは、何故起きなければならないのか、何故決まりごとを守らなければならないのか、何故、何故と疑問を持つ。そして目をつむりさえすれば、世界はなくなる。自分の目でしか見えない。ぼくの世界ではぼくが王様だと思い旅にでた。そして寂しがり屋のヤゴと出会い友達になった。

「りっぱな牡鹿」
恋わずらいのヤマアラシ、潔癖症のアライグマ、飛べないことを嘆くダチョウ。なんでも悩みを相談される牡鹿のホーイチは、ある日突然に決心した。意味なんてもの、もともとないんだ。生きていくのに、意味なんていらないんだ。意味のあることは、いっさいしないことにホーイチは決めた。

「お客さまはお月さま」
友達はみんな冬眠してしまったが、不眠症の熊は眠れずに、一人ぼっちで冬を越さなければならなかった。洞穴にある家に向う途中、熊は三日月がついてきてくれることに気づいた。そして三日月と友達になるが、熊が家の外に出ている間に、洞穴の上から岩がすべり落ちて入り口を塞いでしまい、三日月が閉じ込められてしまった。


記憶をなくした熊は最愛の人と再会して愛を知り、キツネを食べたトラは巡り巡って食物連鎖を知り、ヘビの親子は家族の絆を感じ、バカなカラスはないものねだりの虚しさに気づかず、おたまじゃくしは友達を得て世界を知り、りっぱなツノを持った牡鹿は意味を考え意味の必要を覚り、不眠症の熊は友だちのために奮闘する。全篇とも動物たちが人生の教訓を教えてくれる、とてもキュートな一冊でした。

カラスの話を読んで、何でもすぐに欲しくなる自分を反省。

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comments

挿し絵が内容によく合っていましたね。
説教臭くないところもよかったです。

藍色:2007/10/29(月) 02:12 | URL | [編集]

藍色さん、挿絵も雰囲気があって良かったです。
さり気ない教訓も素敵でした。

しんちゃん:2007/10/29(月) 16:26 | URL | [編集]

こんばんは。
進ちゃんの書いたそれぞれの物語の教訓を読んで
なるほど~そういう事だったのか~と
全然理解していなかったらしい事に気がつきました。
頭のうちどころが悪かった熊いじょうに頭の悪い私…

なな:2007/10/29(月) 19:00 | URL | [編集]

動物が主役なだけに愛らしい・・・で終わりそうですが、
根っこにある部分は
ものすごく大切なものが詰まっている
そんな本でした。
絵本チックで凄く読みやすかったです。

す~さん:2007/10/29(月) 21:47 | URL | [編集]

ななさん、やばくない?
お子様たちへの読み聞かせが伝わらないんじゃ。
きゃっきゃと喜ばれてたから、いいのかな。

しんちゃん:2007/10/30(火) 16:36 | URL | [編集]

す~さん、根っこがしっかりしてましたね。
安東さんは二冊目だけどメッセージ色が強いです。
大人の方がずしんと来ますね。たぶん。

しんちゃん:2007/10/30(火) 16:39 | URL | [編集]

 こんにちは♪
 TB&コメントありがとうございました。
 お返し遅くなっちゃって、ごめんなさい。

 読んでてほのぼのしつつ、
 自分を振り返ってみたりして。
 子ども向けとはいえ、なかなか深いですよね。。

miyukichi:2007/12/29(土) 16:18 | URL | [編集]

miyukichiさん、こんばんは。
あいたたた、という部分がある作品でしたね。
かわいらしさ愛らしさがありつつ
大人には突き刺さる教訓が侮れなかったです。

しんちゃん:2007/12/29(土) 22:50 | URL | [編集]

こんばんわ。
可愛くて、面白くて、面白かったですね。
教訓を含んでいながら、おしつけがましくなく、ユーモラスなところも好きでした。
カラスの話、ちょっとだけわかる気も。
あっちの男性のほうが、カッコよかったとか(笑)

ia.:2008/02/15(金) 22:40 | URL | [編集]

ia.さん、こんにちは。
かわいいだけで終わらない。
ここがポイント高ったですね。
ぷっ、ナマっぽい意見ですね~(笑)

しんちゃん:2008/02/16(土) 12:08 | URL | [編集]

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