「神野悪五郎只今退散仕る」高原英理
2007年10月29日 (月) | 編集 |
神野悪五郎只今退散仕る神野悪五郎只今退散仕る
(2007/07)
高原 英理

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夏休みの一ヶ月間を、祖母の所有する黒間屋敷で、妹と二人きりで過ごすことになった夕凪紫都子、十三歳。その屋敷は夜になると妖怪たちが出るわ出るわ。しかし、怖がりの妹をなだめつつ、紫都子は難なくかわして一夜を過ごす。それら嚇しは、五十年前に祖母が受けたものと同じ試練であった。妖怪たちに豪傑だと認められた紫都子は、白辰という大妖怪に寄生した女妖を取り去って欲しいと頼まれた。それはかつて祖母が失敗し、その場しのぎに封印した怨霊だった。それを祓うために紫都子たちは、三千世界の大魔王、神野悪五郎を甦らせる。

内容紹介だけ読むとワクワクしそうなお話ですが、実際はかなりユルイお話でした。最初から児童書やラノベだとわかっていれば、面白く読めたのだろう。だけど、大人向けの本なんだよ、こ・れ・が。児童書なら、読む前から結末が見えているのは悪くない。子供だましのストーリー展開もちゃちっぽいが、児童書なら許容範囲。(子供を悪く言ってません)それなのにこの本は大人向けで、220ページほどで1.700円というお値段は如何なものか。(図書館で借りたけど)

それに、神野悪五郎がしょぼいーーーー! どこが大魔王やねん。

このブログは褒めを基本にしていて、文句を言わない方針をとっています。
だけど、これは酷いなあと思ったので、あえて書いてみました。

もう一つ、参考になるだろうから書いておく。
著者の経歴に、澁澤龍彦、中井英夫の選により第一回幻想文学新人賞受賞でデビューとあった。誇れる経歴だと思うのだが、それが何故こんな…??

読みやすいし面白くない訳でもない。ただ、自分にとって腑に落ちない作品であった。
裏切られた感の残る作品でした。

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