--

--.--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
ポチッとお願いします。その一つが励みになります。 にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

スポンサー広告
トラックバック(-)  コメント(-) 

    2007

11.06

「モップガール」加藤実秋

モップガールモップガール
(2007/09/14)
加藤 実秋

商品詳細を見る

「お部屋磨きで、自分も磨こう! お掃除スタッフ大募集!!」
アルバイト情報紙を見た長谷川桃子は、クリーンサービス宝船の面接を受けることにした。そして重男の、「アレルギーはない? 特定の薬品やゴム製品には? ホラーとかスプラッター映画とか、血がドバーみたいなのはOK?」という質問に答えて、あっさり採用された。早速、現場に向うことになった桃子だが、そこで彼女を待っていたのは血の海と化した部屋だった。実はクリーンサービス宝船は普通の掃除だけでなく、犯罪・事件・交通事故などの事件現場の掃除を請け負う会社だった。

まずは人物紹介をしておこう。現場責任者の重男は、役者もどきの28歳の青年でお調子者。出会いは天敵だった翔は、長身で小顔のイケメンくんだが、頭脳は冴えるが無口で無愛想な、謎の多い24歳のフリーター。受付嬢兼事務をしている美樹ちゃんは、翔に惚れているギャル全開の20歳の女性。社長の東さんは、犬アレルギーを持っている犬マニアで、それ以外はごく普通のおっさん。あとは渋い刑事と身長を気にする刑事のコンビ。

そしてヒロインである桃子は、時代劇マニアというオヤジくさい趣味をもった22歳の女性で、物心ついたときから左耳が突発性難聴という持病があり、難聴の症状が出てる時に事件現場を掃除すると、そこに残された念やメッセージに反応して妙な現象が起こる。つまり、映像のフラッシュバックや、何を食べても赤いきつねの味しか感じなくなる、という具合に。これらの現象から解放されるために、桃子は翔や、仕事仲間たちと事件を調べてみる、というストーリーです。

設定に少しSFが入っているが、「インディゴ」と雰囲気は変わりません。本書の方が少しユーモラスな感じになっています。すごく読みやすいし、キャラも中々いい感じ。事件はまあ、「インディゴ」同様、ちょっとミステリ色が薄いです。だけどエンタメとしてなら、充分に楽しめる出来になっています。(インディゴとは、ホストたちが活躍するライトなミステリです)

そして時代劇オタには堪らない、マニアックがたくさん詰まっている。携帯の着メロやipodで聞く曲が、時代劇のテーマソングというかなり渋さ。それに桃子の行きつけが、時代劇グッズで溢れた酒飯屋・五郎八という店で、鬼平マニアである店主がお頭という愛称で呼ばれている。こんな店があるなら、ぜひ行きたーい。

ちなみに自分のお気に入りは、必殺に出てくる、かんざし職人の秀さん。三田村邦彦が悪人のクビにブスリとするあれです。三匹が斬るも良かったなあ。鬼平と剣客商売は原作の方が断然好き。あと平岩さんのかわせみも。

これで時代劇オタだとバレたな。ついでや、暴れん坊将軍のおんなお庭番役で出ていた頃から、高島礼子さんのファンだった。誰も知らんよねぇ。(検索すれば画像が出るかも)本書の話に戻るが、登場人物たちの苗字にも、時代劇オタをくすぐるこだわりがあった。これは自分で読んで確かめて欲しいです。

最後に桃子たちが調べる事件を書いておこう。急成長中の外食産業の社長婦人が、夫の出張中に侵入してきた何者かによって後頭部を殴打され、殺害された。...「おわりの町」 スーツ姿の中年男がビルの屋上から飛び降り、落ちてからしばらく意識はあったが、運ばれた病院で亡くなった。...「赤い衝撃」 麻布の旧華族が住んでいたという洋館を掃除することになった桃子たちだが、洋館内の和室で白骨遺体を発見してしまった。...「ファンハウス」 桃子は知り合いの同僚が行方不明だと聞き、その行方のわからない男の部屋を、自ら営業して片付ける仕事を取ってきた。...「ブラッシュボーイ」

軽い感じで読める本でした。

ポチッとお願いします。その一つが励みになります。 にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

加藤実秋
トラックバック(4)  コメント(10) 

Next |  Back

comments

こんばんは。
さくさく読めて、単純に楽しめました。
しんちゃん、か…かなりのツウだ!!!
高島礼子出てたっけ??!
私もいろいろ見てたけど、しんちゃんの
足元にもおよばない気が(笑)
「インディゴ」は読んでいないので、
今度読んでみようかな。

naru:2007/11/06(火) 19:25 | URL | [編集]

こんばんは。
すごい!時代劇マニアだったんですね。
参りました~。
おかげさまで「三匹が斬る」思い出しました(笑)。

藍色:2007/11/07(水) 02:56 | URL | [編集]

naruさん、こんにちは。
あのシリーズのお庭番からは、目が離せませんでした。
新人の登竜門でしたからねぇ。

「インディゴ」もさくさく読めて面白いっすよ。
機会があればぜひ。

しんちゃん:2007/11/07(水) 15:12 | URL | [編集]

藍色さん、こんにちは。
そういう藍色さんも中々ねっ。
三匹は槍を出してきたとこが新鮮でした。
あれは画期的でしたね。

しんちゃん:2007/11/07(水) 15:14 | URL | [編集]

しんちゃん…桃子とはとても仲良しになれそうですね。
登場人物の名前も凝っているんですね。
なるほど~
桃子だけじゃなく、他の人たちのキャラも良かったです。

なな:2007/11/13(火) 11:53 | URL | [編集]

ななさん、かなり仲良くなれそうです。
登場人物たちの苗字がスターたちと同じでした。
だからあえて下の名前だけにしてみました。

しんちゃん:2007/11/13(火) 17:09 | URL | [編集]

これ、時代劇に詳しかったらけっこう楽しく読めた本なんですね。アラばかりが目について楽しくない読書をしてしまいました。反省……

まみみ:2007/11/16(金) 00:08 | URL | [編集]

まみみさん
時代劇を知らなかったら、普通なだけかも。
アラ探しは一度してしまうと止められないよね。
自分は時代劇が好きなので、わりとイケました。

しんちゃん:2007/11/16(金) 08:49 | URL | [編集]

私は、表紙に惹かれて買ったのですが。

すんげぇ、面白かったです!
最後、続編がありそうな、文章だったので^^
後が、すごく気になるのですが。。。

翔と桃子もくっつきそうで・・・

まーちゃん:2009/05/17(日) 11:56 | URL | [編集]

まーちゃん
ユルユルが好きなら楽しめる作品でしたね。
この人はシリーズが続いているので、続編はアリかも。
新刊の「ヨコハマ~」も面白かったですよ。

しんちゃん:2009/05/17(日) 17:40 | URL | [編集]

コメントの投稿











 管理者にだけ表示を許可
trackback
この記事のトラックバックURL

加藤実秋『モップガール』


なんなの この人たち?!なんなの この会社?!

2007/11/06(火) 19:24 | 待ち合わせは本屋さんで

モップガール 加藤実秋


装画はカネコアツシ。装丁はセキネシンイチ制作室。「きらら」の連載に加筆+書き下ろし。連作中編集(四編)。2007年秋テレビ朝日系ドラマ化原作。語り手の長谷川桃子の新たなバイト先は殺人、自殺、交通事故など事件・事故

2007/11/07(水) 02:57 | 粋な提案

「モップガール」加藤実秋


モップガール加藤 実秋掃除会社でバイトを始めた長谷川桃子。だがこの掃除会社「クリーニングがサービス・宝船」は殺人現場や自殺現場のほか同業者が断るような全ての仕事を請け負う清掃会社だった。時々ストレスから左耳が聞こえなくなる桃子だが、そんな時掃除に行った場

2007/11/13(火) 11:53 | ナナメモ

「モップガール」 加藤実秋


モップガール加藤 実秋 小学館 2007-09-14売り上げランキング : 16604Amazonで詳しく見る by G-Tools内容説明なんなのこの人たち、この会社? 高給優遇、初心者大歓迎。求人広告の誘いに乗って、フリーターの桃子が就職した先は、事件・事故現場の後始末が専門のスペシャル

2007/11/16(金) 00:21 | 今日何読んだ?どうだった??

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。