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    2007

11.16

「ららのいた夏」川上健一

ららのいた夏 (集英社文庫)ららのいた夏 (集英社文庫)
(2002/01)
川上 健一

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坂元ららと小杉純也が初めて出会ったのは、運動会のマラソンでのことだった。エースで4番の野球部員である純也は、今年も陸上部を抑えて断トツの優勝候補だった。それが中間点を過ぎて独走する純也の背後から軽快な足音が迫ってくる。部活に興味はなく、ただ走ることが好き、というららだった。二人は走りながら会話し、一瞬でお互いに恋に落ちる。ららは大好きな走ることで次々と奇跡を起こし、純也は共に走ることでプロ野球選手の道を駆け上がっていく。爽やかで切ない青春ラブストーリーです。

川上さんの青春モノは、出来すぎという言葉を呑んでしまうほどの圧倒的な力がある。
本書は純愛小説とスポーツ小説が見事に融合されている。

驚くべき走る才能を見せたららに、陸上部の監督が部活入りを勧めるのだが、ららはあっさりと断ってしまう。その理由がすごく良いのだ。「好きで走るってことは、好きな時に好きなように走りたいということで、だから、部活には向かない好きだと思うんだ。こう走れとか、これだけ走れっていわれて走るのはきらいなの。だから、一人で勝手に走っているのがいいんです」

この言葉の通りに初めて参加したロードレースでは、招待選手をぶっちぎりで突き放して独走するが、応援にきていた純也を見つけると、立ち止まって話し込むし、ゴール寸前に海で溺れている子供を見つけたら、コースから外れて子供を助けに行ってしまう。順位であったり完走することがららのゴールではなく、気持ち良く走ることがららのゴールなのだ。

そして陸上部のキャプテンに誘われて参加した駅伝、純也と一緒に走った初めてのフルマラソン、純也の夢が実現して離れ離れになって走ることになった東京国際マラソン。ららはどこで走ろうが、舞台が大きくなろうが、走ることが楽しいだけ。周囲の大人たちがいくら騒ごうと楽しく走るだけ。

そんなららだが、勘の良い方ならタイトルを見ただけでラストがどうなるのかに気づくだろう。だけど、じっと目を瞑ると、ららが笑顔を浮かべて、楽しそうに走っている姿が思い浮かぶ。スッスッ、ハッハッ。ららの息遣いまでもが聞こえてくる。ららが起こした奇跡と感動が読者の心にじんわり沁みてきて、そしてラストは大泣き。すごく感動した一冊でした。

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comments

しんちゃんの書評読んでると、
夏休みの読書感想文に持って来いの一冊みたいですね♪
あたしも、チェックしておこう★



きょう、図書館行きました。
「一瞬の風になれ」ありました!!
・・・2巻と3巻だけ・・・( ̄□ ̄;)ガーン

い、いちばんやっちゃいけないパターンです
<(T◇T)>わぁああああ


もちろん、借りたくても借りれませんでした( ̄∇ ̄;)

つたまる:2007/11/17(土) 03:09 | URL | [編集]

つたまるさん
100円で買った「翼はいつまでも」が面白かったので、この本も100円で買いました。川上さんの青春モノはベタだけどすごく良いっすよ。また100円コーナーに物色に行かなくちゃ。

「一瞬の風になれ」
つたまるさんの通う図書館も、本の予約ができると思いますが。そうすれば順番に読めるんじゃないかな。

しんちゃん:2007/11/17(土) 11:14 | URL | [編集]

そーですそーです。
予約しなければ~( ̄∇ ̄;)
ちなみに、ジウ?は待ちきれずに予約したのです☆
待ってろー!「一瞬♪」( ̄▽ ̄)σ

つたまる:2007/11/17(土) 21:45 | URL | [編集]

つたまるさん
こちらは常時20冊ほど予約してます。
それがどんどん届いて忙しいのだ。
常に図書館本に追われてます(汗)

しんちゃん:2007/11/18(日) 09:23 | URL | [編集]

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