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    2007

11.19

「アクセス」誉田哲也

アクセスアクセス
(2004/01/16)
誉田 哲也

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ネットの基本料金がタダ、携帯の通話料もタダ。誰かを紹介して、その人が登録して仮契約になったら、本契約になりタダになるという謎のプロバイダがあった。従兄弟の加奈子の紹介で知った美少女の雪乃は、イケメン高校生の翔矢を誘って、このプロバイダと本契約をした。すると彼らの周りで次々と奇怪な事件が発生するようになった。

恋に臆病な普通の女子高生・加奈子。彼女の同級生が自殺し、その自殺をネタに少女を中傷する悪意に充ちた電話攻撃が、誰ともわからない相手から続けられ、少女は壊れる寸前まで追い詰められた。
天真爛漫な不良少女・雪乃。彼女はホッベにチュウだけの援助交際の相手から、自分のプロフィールと別の援交相手とのエッチ写真が、誰かわからぬ者から送られてきたと教えられ、そして自分にもさせろ、と迫られた。
ジャニーズ顔の女ったらし・翔矢。ヤクザ映画オタクの同級生が突然狂気し、母親を殺害して警察に指名手配された。その同級生が彼の目の前で付き合っている女性を殺し、次はオマエだと宣言してきた。

キーワードは携帯。そして契約してしまったプロバイダ。三人の少年少女は、見えない相手との戦いに挑もうとするが…。

前半は人物たちに何が起こったのかが紹介され、中盤からはがらりとストーリー展開が変わる。ホラーサスペンスというジャンルらしいが、ホラーやSFファンタジーはなんでもありの世界。本書でもそれは言えることで、ざっと説明すると、少女がプロバイダのサーバーの中に入ってしまう。いわゆるバーチャル・リアリティの世界に閉じ込められて、友達の助けを借りて脱出しようとする。平たく言えば、マトリックスの様なもので、本の表紙にある携帯から指が出ているイメージが、一番しっくりとくるだろう。

主人公が誰なのかという視点のややこしさは少しあった。雪乃の目線、翔矢の目線はわかるのだが、加奈子のストーリーでは、母親の目線で加奈子を見ている。これは中盤以降に意味を持って、前半部分では心配する母親の感情としては良く伝わるのだが、加奈子が脅える恐怖感というものが薄れてしまっていた。ここは加奈子の目線の方が良かったのかな、とは思った。

これまで誉田さんの刑事ものや、「ジウ」なんていう化け物小説を読んできたが、デビュー作である本書に原点があったことを知った。それは何かというと、簡単に人が死ぬこと。それもグロい方法で。日本刀で顎の下から上へ一突きなんて、ねえ。それに内臓がぐちゅぐちゅとか、よく考えるよな、まったく。あ~怖わ! ホラーよりもこれらグロい描写が一番怖かったつーの。

今では目新しいものではなくなった世界観で、少し散漫な部分もあったが、普通に楽しむことが出来た。ただ、帯の「クールな女子高生《雪乃》ファン急増中!」は、大げさだと思う。中盤以降ほとんど出てこないし、ラストには…ねえ。

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誉田哲也
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comments

「アクセス」は、デビュー作らしく発展途上の作品ですね。
でも、グロいけど・・・( ̄∇ ̄;)

ラストは、別の意味でやられました( ̄□ ̄;)



★はやく『春を嫌いになった理由』を読んでもらいたいにゃ♪
あたしは、これで誉田作品にハマりました(* ̄∇ ̄*)

つたまる:2007/11/19(月) 19:56 | URL | [編集]

本当にグロイよね。簡単に人が死ぬのもビックリ!!

でも、ま、面白かったけど(^^)
「春を嫌いになった理由」も読みやすくて、
確かに良かったよー。

ああ。しんちゃんに誉田さんは先越されると思うわ~。

まる:2007/11/19(月) 21:32 | URL | [編集]

つたまるさん。
身構えてたのですが怖くなかったですね。
というか気持ち悪かったです。

「春を嫌いに~」予約をしてますが、前の人が返してくれない。
ずっと予約順位が一位のまま、待ってます。
早く返せーーー!

しんちゃん:2007/11/20(火) 09:39 | URL | [編集]

まるさん
やっぱりグロく死んでました!
誉田さんはまるさんと一緒に読んでるみたいっすね。
今年中は無理っぽいですが、来年早々にはコンプ出来そう。
残り三冊+新刊です。

新刊はまるさんの好きな警察小説だそうですよ。

しんちゃん:2007/11/20(火) 09:47 | URL | [編集]

ええ~。そうなんだ!!
いつ出るの??って言うか出たのかな??
警察ものか~。絶対に読もう♪

まる:2007/11/21(水) 00:41 | URL | [編集]

まるさん、11/27発売予定だそうです。
新刊の「国境事変」も楽しみですね!

しんちゃん:2007/11/21(水) 10:55 | URL | [編集]

よかった、よかった、しんちゃんに会えて。(笑)

この作品は、え??って部分確かにあったけど、デビュー作だからある意味納得してました。
あの学校のシーンは、怖いけど結構好き。(爆)
「春を~」は私も未読なんですけど、誉田さんは「武士道~」みたいな青春ものも面白いので、そのうち奥田さん路線になるのかな?と思ってみたり。期待してます。

じゃじゃまま:2007/11/24(土) 23:44 | URL | [編集]

ままさん、二度もごめんね。
デビュー作らしく、荒さはありましたね。
だけど誉田さんのグロさが原点からあったとわかりました。
それだけでも価値ありでした。
作風が広がるのは良いことですよね。

しんちゃん:2007/11/25(日) 09:40 | URL | [編集]

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-:2012/07/10(火) 17:15 | | [編集]

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『春を嫌いになった理由(わけ)』 誉田哲也


。 こちら 。 昨日にひきつづき、誉田作品のご紹介♪ わたしは、去年の2月に読みました。

2007/11/19(月) 20:13 | ☆★☆また楽しからずや!★☆★

アクセス 誉田哲也著。


ホラーサスペンス大賞特別賞受賞作。この大賞といえば五十嵐貴久氏の「リカ」と黒武洋の「そして粛清の扉を」がダントツで面白い! 「アクセス」も今回初めて読んだけど、うんうん。いいんじゃない?携帯もネットも無料になるというプロバイダ。ただし友だちを登録させれば

2007/11/24(土) 23:38 | じゃじゃままブックレビュー

(書評)アクセス


著者:誉田哲也 アクセス (新潮文庫 ほ 17-1)(2007/01)誉田 哲也商品詳細を見る 親友の尚美の死。悩む可奈子のもとへ執拗に掛かってくる嫌がら...

2008/05/29(木) 23:20 | 新・たこの感想文

誉田哲也「アクセス」を読破!!


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2011/01/23(日) 15:30 | タヌキおやじの日々の生活

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