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    2007

12.23

「日曜農園」松井雪子

日曜農園日曜農園
(2007/10/04)
松井 雪子

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萌は、ひとりで畑に立っている。5メートル四方に区切られた畑は、あるじの不在により、蔓と雑草が絡まり合い、歩くこともままならない。忽然と姿を消した父が残したものは、借りていた市民農園と、「みみずやちょろのすけの日曜農園」というホームページだけだった。

脱力系のHPと軽快な文章が読みやすいのだが、やはり芥川賞候補だけに変な匂いが漂っている。このツルタ一家は、壊れるべくして壊れたとしか思えないのだ。夫の失踪をきっかけに妻は筋トレに目覚め、好き勝手に自分中心の生活を送る。まるで子供のような考え方に、一読者はイラダチを覚えた。それに毎月10日に訪ねてくる祖母のハルエも身勝手な人物だ。子離れしていないような発言や、すでに息子がしんだようなことにしてみたり、とにかくいいかげん。まあ、家族に何もかも隠して失踪した父に一番原因があるのだが。

そんな変人の中で主人公の萌もまた、父を心配していない一人なのだ。萌は父の残した畑やHPを通じて、知らなかった父の姿を知っていく。父のハンドルネーム、ちょろのすけが農業について語っているのを参考に、萌はたった一人で畑を作っていく。その畑で出会う様々な人たちから、父のことを聞かされるのだが実感がわいてこない。それと共に、HPでもたくさんの人たちが、ちょろのすけの助言を頼りにしていたことを知る。

中途半端に畑作りにチャレンジしてみたり、ちょろのすけになりすまして降臨と称して遊んでみたり、萌の取る行動は確かに面白い。だけど、さすがに自分の鬼門だけあって、芥川賞関連は何がいいたいのかサッパリわからない。本書は、帯に書いてあったように、父探しの作品なのだろうか。そして再生の物語とあったように、再生しているのでしょうか。そこら辺がよく分からないのだが、分からないなりにも意外と面白く読めてしまった.。

文学ってムズカシイ。そして不思議な作品だったな。

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comments

するするっと読めるのに、何か居心地の悪さもあって、不思議な作品でしたね。
こんな家族はイヤだなぁ~と思いつつの読書でした(^_^;)

エビノート:2007/12/23(日) 23:22 | URL | [編集]

エビノートさん
ほんとその通りです。
変な家族でした。

しんちゃん:2007/12/24(月) 11:47 | URL | [編集]

いや、すいません。大晦日になってようやっと落ち着きました。
再生してんだか、してないんだか分からないですよね。でもそれでこそ人間らしいと思うし、そういう事を書きたかったのかなあと思います。簡単に吹っ切れるんったら物事苦労しません。

たまねぎ:2007/12/31(月) 14:32 | URL | [編集]

たまねぎさん
あの帯の文章はおかしかったですよね。
再生ってどこが再生してるのかわからない。
未だに納得いかないっす。鳥頭だからな~。

しんちゃん:2007/12/31(月) 20:50 | URL | [編集]

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日曜農園 〔松井 雪子〕


日曜農園松井 雪子 講談社 2007-10-04売り上げランキング : 175536おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools ≪内容≫ ようこそいらっしゃいました。 あなたは94567人目のどてかぼちゃです。 忽然と姿を消した父が残した畑とホームページ。 萌は父をさがして、

2007/12/23(日) 23:01 | まったり読書日記

日曜農園  松井雪子


ようこそいらっしゃいました。あなたは94567人目のどてかぼちゃです。 っていう文句を見て、一体何ですの?と気になっていた松井雪子さんの『日曜農園』です。しかし蓋を開けてみれば何の事は無い。常日頃から目にしていた物でした。最近うちも付けたし。 松井さんは

2007/12/31(月) 18:52 | 今更なんですがの本の話

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