--

--.--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
ポチッとお願いします。その一つが励みになります。 にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

スポンサー広告
トラックバック(-)  コメント(-) 

    2008

02.07

「カクレカラクリ」森博嗣

カクレカラクリ?An Automaton in Long Sleepカクレカラクリ?An Automaton in Long Sleep
(2006/08)
森 博嗣

商品詳細を見る

廃墟マニアの郡司朋成と栗城洋輔は、同じ大学に通う真知花梨に招かれて鈴嶋村にやって来た。その地にある廃墟施設を探検するためだ。だが彼らを待ち受けていたのは奇妙な伝説だった。鈴嶋村にはかつて天才絡繰り師が住んでいたが、120年後に作動するという絡繰りを遺してこの世を去った。今年はまさに絡繰りが作動するその年にあたるというのだ。2人は花梨と妹の玲奈の協力を得て、隠された絡繰りを探し始めた。コカ・コーラ120周年記念×森博嗣のコラボレーション作品

放送されたテレビドラマは観ていたが、やっぱり原作の方が面白い。ドラマを観て物足りなかったので、これまで本の方は放置したままだった。比べてみるといろいろ違う部分はあるが、その違いはあえて書かない。なぜかというと、まったくの別物と捉えた方がいいと思うからだ。

廃墟マニアの二人が廃工場に興奮するのだが、彼らの興奮はすごくわかる。ちょっと霊的な怖さはあるものの、もし近くにあれば彼らと同じように探検してみたい。それにトロッコがあるのなら、もちろん乗ってみたい。それに入り組んだトンネルがあるのなら、益々わくわくする。廃線なんかも一度歩いてみたいと時々写真を見て思っている。こういう小さな冒険って少年時代の血が騒ぐのだ。この描写は確かドラマにはなかったような気がする。あれば良かったのに。

主人公の郡司と相棒の栗城は普通なのだが、花梨と玲奈のお嬢様姉妹が面白かった。郡司たちと人前では接する態度が激変するしっかり者の長女である花梨に、無邪気で甘ったれな次女の玲奈。この玲奈が男性読者のハートをぐっとつかむ萌え系少女。いつも首からコカ・コーラのペットボトルをぶら下げ、ときどきゴクリと飲む。これが旨そうなのだが、それってぬるくなってない? でもコーラの宣伝にはしっかとなっている。炭酸飲料が苦手だけど飲みたくなったもの。

さてミステリとして本書はどうだろう。石碑に印された暗号から、隠されたカラクリを探すのだが、その解答が理系すぎてお手上げ状態。もう好きにしてくれって感じだった。だけど、そのカラクリの在処までたどり着く行程は、鍵の隠された場所を探ったり、地下通路をたどったり、と冒険心をくすぐる楽しいものだった。それに森作品では初の民族学風の試みも面白かった。

それと本来なら、真知家と山添家の対立のことも書かないといけないのだが、あいにくとドラマの記憶が色濃く残っていて、オチもめずらしく記憶にあった。だから知っていたことについて、どうも書く気にならない。先に違いは書かないと発言したが、そこに触れずに書くのは難しい。でも比較を書けば本の感想にならない。などとジレンマを存分に味わった。

テレビの方が普通は派手になりそうだが、原作である本の方が派手な部分が多かったように思う。それは原作者である森博嗣の世界が、いかに映像向きでないかという証であるのかもしれない。映像観るより本を読め。これ我が教訓なり。

ポチッとお願いします。その一つが励みになります。 にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

森博嗣
トラックバック(2)  コメント(2) 

Next |  Back

comments

しんちゃん~こんにちは!
すっかりお伺いするのが遅くなっちゃいました。
ごめんなさいね。

私は原作を読んでからドラマ見たのですが、確かにドラマ先見ちゃったら原作読む気が失せるかも…。
子供には分かりやすくて面白かったみたいなんですけどね。
なんというかもうちょっとこう上手く描けなかったかな、と映像化に文句言いながら見てました。はは。

私としては廃墟の部分が一番のお気に入りでそこを丁寧に映像化して欲しかったので物足りなかったのかも、です。

リサ:2008/02/12(火) 16:08 | URL | [編集]

リサさん
スカを先に引いちゃったので、あんなもんかなと…。
そう!廃墟の部分がわっくわくでした。
これを削るなんて、テレビの大バカやろうめ、って感じ。

しんちゃん:2008/02/12(火) 20:56 | URL | [編集]

コメントの投稿











 管理者にだけ表示を許可
trackback
この記事のトラックバックURL

「カクレカラクリ」森博嗣


カクレカラクリ?An Automaton in Long Sleep 森 博嗣 真知花梨の故郷・鈴鳴は古くから真知家と山添家が対立をしていた。120年前、両家に跡取りが生まれた時、両家はからくり師だった磯貝機九朗にカクレカラクリを作らせ財宝を一緒に託したと言われている。花梨の同...

2008/02/08(金) 20:35 | ナナメモ

『カクレカラクリ』森博嗣


カクレカラクリ―An Automation in Long Sleep 森博嗣/メディアファクトリー 廃墟マニアの郡司朋成と栗城洋輔は、同じ大学に通う真知花梨に招かれて鈴鳴村にやって来た。天才絡繰り師によって、120年後に作動するように仕掛けられた謎の絡繰りとは? コカ・コーラ120周年

2008/02/12(火) 16:05 | ひなたでゆるり

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。