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    2008

02.10

「夢の終わりとそのつづき」樋口有介

夢の終わりとそのつづき (創元推理文庫 M ひ 3-7)夢の終わりとそのつづき (創元推理文庫 M ひ 3-7)
(2007/07)
樋口 有介

商品詳細を見る

警視庁捜査一課を辞めて八ヶ月。知人のつてで雑誌への雑文を寄稿して食いつないでいた柚木草平を、たった今「ヴォーグ」から抜け出してきたような絶世の美女が訪ねてきた。久我山のある家に出入りする男を一週間尾行してほしいという。それだけで二百万円もの報酬。どこか胡散臭さを感じつつも、柚木は早速久我山へ向かう。目的の男はキャラメルをなめ、ビールを飲み散らし、東京じゅうを歩きまわるのみ。しかし三日目、死の直前まで飲み食いしていたはずなのに、男は謎の餓死。死因は典型的な行き倒れ。男の身に何が起こったのか。永遠の三十八歳、柚木草平三十五歳の事件簿。

読む前に問題作だと聞いていたが、たしかにこれは問題作だろう。まあエイリアンにビビる柚木は見物ではあったが。本書のあとがきで触れているが、デビュー前に書いた作品を、柚木草平シリーズとして全面改稿した、めずらしいSF風の作品だ。内容的にこれで好しとするわけではないが、普通に面白く読むことができた。

今回のいい女は二人。依頼を持ってきた謎の美女と、いきつけのスナックの経営者である夢子。前者はネタバレになるので触れることはできないが、後者の夢子がちょいと面白かった。探偵小説に凝っている見た目が男の子のような女性で、やぼったいメガネのせいか当初は柚木も魅力を感じていない。しかし実はすごい美女で、しかも素人探偵モードに入ってしまって柚木が振りまわされる。さらにいつの間にか柚木に惚れているというお決まりの展開になる。彼女の存在が、この作品を面白くさせる一つの要因になっていただろう。

それとちらっとだが、加奈子ちゃんが電話にでてきた。その娘が三歳にして柚木をぎゃふんと言わせる場面はニヤリものだった。これを待っていたんだよなー。いいよ。やっぱ加奈子ちゃんは最高にいい。できればもっと登場場面を増やしてもらいたいものだ。そう思っている加奈子ファンは多いと思う。

今回は柚木が三十五歳ということもあってか、若さが目だっていたと思う。あの柚木が逃げるし、及び腰になるし、早とちりをするし、なによりも女性とやっちゃう。キャーーッ!?ってオマエは乙女か、つうの。そして先に少し触れたが、作品自体もかなり若い。少々荒削りな部分もあったが、作品の雰囲気はいつものまま。だから安心して読むことができた。そしてラストはむふふな展開で、うっしっし。モテ男には天罰を、です。


柚木シリーズ
「彼女はたぶん魔法を使う」
「初恋よ、さよならのキスをしよう」
「探偵は今夜も憂鬱」
「刺青白書」
「夢の終わりとそのつづき」
「誰もわたしを愛さない」
「不良少女」
「捨て猫という名前の猫」


TBさせてもらいました。「今日何読んだ?どうだった??」

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樋口有介
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comments

異色な作品ですよね。でもあまりに読めない展開で、かえっておもしろく読めた気もします。

夢子のメガネを取れば実は美人って一昔前の少女漫画か!とつっこみました。いろいろつっこみどころがあって、こんなことも、あんなことも!!って読んだ人と語り合いたいと思ったものです…もうだいたいの内容を忘れてるわけですが^^;

まみみ:2008/02/10(日) 19:00 | URL | [編集]

まみみさん
おっしゃる通り、異色な作品でした。
これの次にあたる「誰もわたしを~」を、いま読んでいます。
これにもメガネ美女が登場してますよね。
そろそろ美女ネタがきれてきたか、とちょっぴり不安です。

しんちゃん:2008/02/10(日) 19:37 | URL | [編集]

草平さんがやっちゃうシーンは結構驚いたな~。
夢子は、なかなか好きなキャラだったけどね。
私は嫌いじゃなかったよ。この話(笑)
しんちゃんもそうみたいで安心した~。

まる:2008/02/10(日) 20:42 | URL | [編集]

まるさん
やっちゃいましたね~。驚きでした。
夢子も好きなキャラでした。ラストもむふふ。
荒さはあったけど、面白く読めました。

しんちゃん:2008/02/11(月) 08:46 | URL | [編集]

うーん、ぼくはやっぱり、あまり好きな作品ではありません。

柚木草平シリーズとするのであれば、その後の作品で夢子を登場させるなど、アフターサービスもキチンとして欲しいと思います。

夢子は「メガネ萌え」の走りでしょうかね。

touch3442:2008/02/11(月) 17:30 | URL | [編集]

touch3442さん
ダメでしたか。まあ本を読むと合わないこともあるでしょう。
ゲストの女性は一期一会だから、これはしょうがないかも。
あっ、でも店が向いか。気紛れで店を閉めたのかな。

しんちゃん:2008/02/11(月) 20:24 | URL | [編集]

こんばんわ☆

この本を読んで一番驚いたのが、やっちゃったことかな…。
いつもはさらーっと流されてたのに、今回は主張されてたからかなり意外でした。

私はなぜか冴子さんが大好きなので、柚木には冴子さんだけでいて欲しいんですけど…まあ無理な話なんでしょうか…(笑)

マメリ:2008/02/12(火) 01:07 | URL | [編集]

マメリさん、こんばんは。
やっちゃいましたね。キャーーーッ!
えっ、しつこいって??

やっと冴子さんがでてきましたね。
これまで何故ださないのか不思議でした。

しんちゃん:2008/02/12(火) 19:43 | URL | [編集]

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『夢の終わりとそのつづき』樋口有介著(創元推理文庫)


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