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    2008

02.13

「なみだ研究所へようこそ!」鯨統一郎

なみだ研究所へようこそ!―サイコセラピスト探偵波田煌子 (祥伝社文庫)なみだ研究所へようこそ!―サイコセラピスト探偵波田煌子 (祥伝社文庫)
(2004/01)
鯨 統一郎

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ここはメンタル・クリニック「なみだ研究所」。新米臨床心理士として働くぼくこと松本清は、最近目眩に悩んでいる。あいつ、波田煌子のせいだ。貧相な知識にトボけた会話。こっちが病気になりそうなのに、なぜか患者の心の悩みをズバリと言い当て、その病を治してしまう。本当に彼女は伝説のセラピストなんだろうか。そして今日もあの不思議な診療が始まった。ユーモア溢れる連作短編集。

そこら中に動物が見えるというクライエント。幻覚を見ているだけでなく、自分自身が猫になっている。...「アニマル色の涙」 女房に襲われたというクライエント。寝ていたところパンツを脱がされた。しかも痴漢騒ぎまでおこした。...「ニンフォマニアの涙」 腹話術でしか話すことができなくなったクライエント。まるで周囲の人形に魂が憑依したよう。...「憑依する男の涙」 子供がおかしくなったというクライエント。時計を異常に嫌って捨ててしまう。...「時計恐怖症の涙」 夢と現実の区別がつかなくなったクライエント。今が現実なのか夢の中なのかわからない。...「夢うつつの涙」 ざぶとんなら全部が怖いというクライエント。笑点を見るだけで頭痛がする。...「ざぶとん恐怖症の涙」 人の失敗を見ると拍手してしまう松本の元担任。自分の意識とは関係なく勝手に手が動く。...「拍手する教師の涙」 自分でもわからずに何かを捜してしまうクライエント。続編への布石になっている最後を飾る短編。...「捜す男の涙」

ざっと内容紹介をしてみたが補足をしておくと、鯨作品お得意のワンパターンな構成になっている。まず営業前の時間、なんの資格も持っていない波田煌子のための勉強会を、波田先生、臨床心理士の松本清、美人会計士の小野寺さんで開く。そこで得たフロイトやアロマテラピーや心理学を元に、訪れたクライエントに臨機応変(その都度違う)な診療をする。ちゃんと専門的なことを学んでいる松本が診断するが、そのとき波田先生の目から、ひとすじの涙がきらりと頬をつたう。先生。判ったんですね。会計士の小野寺さんが問いかけると、波田煌子は頷いた。名前が《なみだきらこ》だけに、彼女の涙で謎がすべて解ける。というワンパターンな作品たち。

これはミステリというよりも、ユーモアとギャグが詰まったコメディ作品だ。波田煌子と松本清の噛み合わない会話に、微妙な三角関係に、臨機応変という名の適当な診療に、おいおいとツッコミを入れてしまうオチ。この作品は、難しく読まずに軽~く流して読む。それだけで十分楽しめる作品だと思う。それに個人的だが、鯨作品の中で一番好きなシリーズだ。。それなのに記事にしていなかったので、あらためて再読してみました。

お薦め!

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鯨統一郎
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comments

こんばんわ。
私もこのシリーズが一番好きかも。
1作目の「なみだ研究所~」は、他のシリーズよりワンパターンが緩めで、
ラストまで楽しめますよね。
ただ困ったことに、和菓子が食べたくなるんですよね~。

ia.:2008/02/14(木) 00:14 | URL | [編集]

ia.さん、こんばんは。
このシリーズいいよね。
ミステリ風なんだけどミステリじゃない。
このユーモアをご堪能あれ、という感じが好きです。
甘いものは・・・苦手。。

しんちゃん:2008/02/14(木) 19:45 | URL | [編集]

ミステリというよりも、ユーモアを楽しむ作品ですよね~。
気楽に読めて、とっても楽しい。
面白いシリーズを紹介してもらって良かったです♪
改めて、しんちゃんありがとう♪

エビノート:2008/02/16(土) 19:51 | URL | [編集]

エビノートさん
お薦めしておいて、記事がないのはいかがなものか。
というわけで再読しました。
涙がきらり、単純な設定だけど面白いっすよね。

しんちゃん:2008/02/17(日) 12:13 | URL | [編集]

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2008/02/16(土) 19:47 | まったり読書日記

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