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    2008

02.14

「リボン」草野たき

リボン (teens’ best selections 11)リボン (teens’ best selections 11)
(2007/11)
草野 たき

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「先輩、リボンくださぁ~い」 卓球部女子には、卒業式に先輩から制服のリボンを貰う伝統がある。試合で勝つ人と彼氏持ちなら、だんぜん彼氏持ちの先輩のほうが後輩の憧れの的だ。たかがリボンのことで、ケンカになって雰囲気がわるくなるのもなんだし、ジャンケンで決めておこう。負けた子たちは、ほかの先輩のリボンをもらう。リボンをほしがってもらえない、かわいそうな先輩が、ひとりもいないように。試合も勝てず、彼氏もいない池橋先輩に、亜樹はなぜかリボンを断られてしまった。部活も家族も友達も「波風を立てないこと」をモットーに生きてきた亜樹の中で、今、何かが変わりつつある。うつりゆく十五歳の気持ちをリアルに描いた一年間の物語。

強く自分を主張したり、はっきりと自分の意見をいうのは、あまりよくないことだと思っていた亜樹。家ではおとなしい子でいるようにし、学校ではなるべくあわせるようにしてきた。それが三年生の新クラスになると、今回はちょっと様子がちがった。

どんどんグループができる中で、休み時間にいつも本を読んでいる藤本さんと一緒にいることにした亜樹。ひとりぼっちになったわけじゃないからいいや、という妥協。まだ自分がどうなりたいかわからない。将来なんて考えたことがない。試合で勝つことがすべてだった卓球部も卒業する一学期。

たったひとりでだらだら暮らす夏休み。新学期がはじまると、じわじわと迫ってくる受験のこと。そんなある日、藤本さんが自分とよく似た女の子だとわかり急接近。本当の親友をえた亜樹。そして、どうしても行きたい高校が見つかった二学期。

ふたつ上のお姉ちゃんの特訓に、必死でくらいついていく亜樹。高校受験の一般入試へのカウントダウンが始まった。それと人を好きになるという感情も知った。そして、卒業式恒例のリボンの儀式。後輩から「リボンがください」と声をかけられ、亜樹の答えは。

とまどい、挫折、迷い、失敗。落ちこんでる亜樹を救った、はげまし、やさしい言葉、うれしいできごと。本当に大変な一年だけど、だからこそ大事な一年になった。少女が少しずつかわっていき、大人への階段を一歩のぼる。不安定に揺れる少女の心。いっぱい真剣に悩む。先が見えないあせり。中学三年間何をしてきたんだという自分への問いかけ。少女の瑞々しい描写に、爽やかなラスト。とっても好きな作品でした。お薦め!

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草野たき
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