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    2008

02.17

「みどりと黒いシロ」路人

みどりと黒いシロ (ピュアフル文庫 ろ 1-1)みどりと黒いシロ (ピュアフル文庫 ろ 1-1)
(2007/07)
路人

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「野良猫でもいい、家猫になってもいい。素敵な人間と出遭いなさい。もしもずっと野良猫でも、その一生の中で素敵な人間と一度でも出遭えたら、それは幸せなことだと思うの」ワタシの母はこう語り、「純白な心・・・大切にしなさい」と囁いて、翌朝ワタシ達の前から姿を消した。

弟妹達が新しい世界へ旅立ち、最後に残ったのはワタシと一番下の妹だった。「アタシ、どんな人に拾われるのかなぁ?」少し成長した彼女は自分の夢を嬉しそうに語ってくれた。それなのに……彼女は人間に殺された。彼女の命を悪戯に弄んだ人間が許せなかったワタシは、人間が嫌いになった。どんなに目を閉じて、耳をすませても、もう母の言葉は聞こえなかった。

ある夏の日、ワタシはみどりと藍子の姉妹と出会った。みどりは夏休みの宿題でワタシの絵を描くことにするが、人間が信用できないワタシは、みどりに心を開く気はまったくなかった。しかし、心優しいみどりと接するうちに、消えてしまった母の言葉をワタシは思い出した。そして、ワタシはみどりからシロという名前をもらった。

ピュアフル文庫だ~い好き、と予備知識のないまま買って積んでいた。そして読むぞとなって、ここで初めて携帯小説だったことを知った。へ~、横書きなのね、などとお気楽に読み始めたが、本を閉じたときには号泣していた。涙がぶわ~っと出るし、嗚咽が止まらない。三十を超えたいい大人が、シロちゃん良かったね~、とマジ泣き。

携帯小説おそるべし。これは認識を改めなくてはならないかも。とにかくすべてがストレートに飛び込んでくる。変化球がいっさいなく、胸元のど真ん中に球が投げられてくるのだ。それに余計な枝葉がなく、シンプルでわかりやしいストーリーが淡々と描かれている。若者に人気があって受け入れられているのもわかる気がした。でもだからと言って、流行の恋愛ものは読む気はないけど。

だけど、路人氏の次回作なら進んで読んでみたいと思った。ポエジーな文章に惹きつけられ、読んだあとに表紙のイラストの謎が解け、ページ下にあるパラパラ漫画で一人遊びができる。そして、気持ちいいぐらいに泣ける。何も知らずに買った本だったけれど、これが掘り出し本だった。もうけーーという感じかな。これは読まなきゃ損、とお薦めしたい作品であった。

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comments

ネコが主人公って、なかなか斬新★

たいてい、『吾輩は猫である』のパロディみたいになるんですが、
しんちゃんの感想読んでると、
これは手に取る価値ありそうですね( ̄▽ ̄)σ

つたまる:2008/02/18(月) 02:06 | URL | [編集]

つたまるさん
手に取る価値ありです。
ストレートにぐっとくるんですよ。
ぜひぜひ。

しんちゃん:2008/02/18(月) 12:18 | URL | [編集]

ピュアフル大好きになっちゃったんだよな~、しんちゃんのせいで。いや、お陰で(笑
読まにゃならんか、この本!

あさと:2008/02/19(火) 21:37 | URL | [編集]

あさとさん
ひょっとしたらお子さんにもイケるかも。
親子で号泣できたら素晴らしいっすよね。

しんちゃん:2008/02/19(火) 22:19 | URL | [編集]

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