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    2008

03.01

「螺鈿迷宮」海堂尊

螺鈿迷宮螺鈿迷宮
(2006/11/30)
海堂 尊

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医療界を震撼させたバチスタ・スキャンダルから1年半。東城大学の医学生・天馬は、留年を繰り返し医学の道をリタイア寸前だった。ある日、幼なじみの記者・葉子から「碧翠院桜宮病院に潜入できないか」と依頼を受ける。桜宮病院は、老人介護センター、ホスピス施設と寺院を一体化した複合型病院で、終末期医療の先端施設として注目を集めていた。しかし、その経営には黒い噂が絶えないという。天馬は看護ボランティアとして桜宮病院に通い始めるが、ある時から疑念を感じる。「この病院、あまりにも人が死にすぎる」と……。《本の帯より》

また内容紹介をサボってしまった。しっかりした文章で説明書きをされているとつい頼ってしまう悪いクセがでた。本書は水色本のラストで予告されていた、見た目がでんでん虫の病院を舞台にした作品。よって東城大学医学部付属病院の田口先生や藤原看護師が出てこない。これに物足りなさを感じたのは、おいらだけでしょうか。そんな本書は天馬の目線でストーリーが進行していく。そして噂でしか知らなかった姫宮もやっと登場。

潜入した天馬大吉の目的は、あまりに人が短期間に死にすぎる病院で、そこはまるで誰かが意図して生と死の境界線を決めたみたいな違和感があり、死から解剖、そして火葬、とまるでベルトコンベアーに乗せられたように死があつかわれている病院の疑惑と、ヤクザの企業舎弟をする結城の依頼で、病院長との面談後に行方知れずになった義理の息子の行方を捜すこと。そして謎のウェブサイト。そんな天馬を待つのは、桜宮巌雄病院長、双子の姉で副院長の小百合、双子の妹で碧翠院副院長のすみれ、姉妹の母である碧翠院院長の華緒、という名家である桜宮一族。そして入院患者兼スタッフの赤青黄色のカラフルな三婆西遊記トリオに、その他のスタッフ兼患者たち。そしてそして、ドジな看護師の姫宮、皮膚科医の白鳥、といったむふふな個性的な人物たち。

桜宮病院や併設された碧翠院との関わりが本当にややこしい。碧翠院は葬儀屋であり、そこで働くスタッフは病人とのこと。桜宮病院の入院患者は、病院内で働く決まりがあり、社員契約や保険契約を結ばなければならない。一度読んだぐらいでは理解できない複雑さで、たぶん、ここに何か仕掛けがあるのだろうと踏んでいたら案の定あった。よって、この人はやはりミステリが下手としたくもないのに再確認してしまった。他にも複線が数箇所あるのだが、これがすべて丸わかり。もう少し上達して欲しいのだが…ねえ。そして、この人は本当にエーアイが好き、というか、同じことを訴えすぎで少々しつこい。新書の内容もこれみたいだし、大事なことなのだろうが、もういいでしょ。それともう一つだけ。天馬の過去の罪の重さって、これには到底納得できない。こんなので襲われていたら、たまったモノではない。

ラストはエンタメらしい派手な終わり方で、これは嫌いじゃなかった。そして続編を予感させるエンディングは、本シリーズでは恒例行事なのだろうか。気になったので赤色の本を調べてみたら、時系列が本書とずれているようだ。これの続編は今後にでるのかな?? 間があくと忘れそうで怖い…、というわけで、読んだ人にしかわからない暗号を残して、ここで終わりにしよう。リリィは暴発寸前で回避。

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海堂尊
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comments

 エーアイは医師・海堂尊のライフワークであり、そもそもがこれを普及させるためにこのシリーズを書き始めたとか、そんな記事を読んだことがあるような…。

 続編は、この終わり方なら絶対あるでしょうね。最近本業寄りの本とか、「黒」とか連載中のは昔の話だったりで、いつになるか分からないけど。

higeru:2008/03/01(土) 21:19 | URL | [編集]

AI、たしかにこれでもか、これでもかと出てきますよね。
でも、新書を読んでなるほどな~って思いました。
続編が出たときには内容忘れちゃってるんでしょうねぇ~
そして本が手元にない私はいろんな方のブログを巡って
内容を思い出してから読むのです。

なな:2008/03/02(日) 10:47 | URL | [編集]

新書の内容もAIなんですね~小説じゃないから・・・と敬遠してました。難しそうなんだもん(笑)
でんでん虫のその後とか、その後の作品にチラリと登場したり、気になるんです。
海堂さんはどれだけこの世界を広げるつもりなんだろう?
何だかんだと目が離せません。

エビノート:2008/03/02(日) 19:40 | URL | [編集]

確かにこの作品だけ、海堂さんのシリーズ作品の中で
もっとも時系列的にはみ出た作品でしたね。
天馬君なんてこの作品しか出てないし。
秋に出るらしい書下ろしの新作で何らかのフォローが
あるのか気になります。

リベ:2008/03/02(日) 19:53 | URL | [編集]

こんにちは。
新書のを先日読みました。
多少難しいところもあって、???ですが、
海堂さんの訴えたいことが今までの小説でわかっていたので、すんなり、なるほどー!と、すっかりAiの重要性を叩き込まれました(笑)

きっと、続編ありますね。

percy:2008/03/02(日) 21:24 | URL | [編集]

higeruさん
続編が出たときに、あの暗号だけでどこまで覚えているか心配です。
出すならはやく出してくれって感じです。
エーアイはすでに刷り込まれました。

しんちゃん:2008/03/02(日) 22:08 | URL | [編集]

ななさん
新書は未読ですが、テレビで特集をしていたのを見ました。
小説に書いてあるより専門的な本みたいですね。

巡回の手もあるとは思いましたが、ラストは触れていない人がほとんど。
このポイントは逃したくないので、自分用メモを残しました。

しんちゃん:2008/03/02(日) 22:18 | URL | [編集]

エビノートさん
ほうほう。チラリと登場ですか。リリイではなくでんでん虫が。
早く読まないと、リリイの脱出を忘れそうで怖いです。
次は田口再登場のようなので楽しみ~。目が離せん。

しんちゃん:2008/03/02(日) 22:25 | URL | [編集]

りべさん
赤色がこれの続編かと思っていました。
この作品は異色の作品だったのですね。
前にもらったコメントの意味がやっと理解できました。

しんちゃん:2008/03/02(日) 22:27 | URL | [編集]

percyさん、こんばんは。
新書はテレビで内容を知ったからいいかな~。
なんて思っています^^;
早く天馬の続編が読みたいよね!

しんちゃん:2008/03/02(日) 22:31 | URL | [編集]

暗号の部分すっかり忘れてました。次に出会った時まで覚えているといいのですが・・。
昨日の日経の夕刊に海堂さんの記事が出てたんですが、エーアイについて熱く語ってました。
そのために小説を・・とは言いませんが、たぶん小説もエーアイも海堂さんのライフワークなんだろうなって思いました。

june:2008/03/06(木) 11:56 | URL | [編集]

juneさん
テレビのコメントでもエーアイは絶賛されていました。
そういえば「たまご」にはエーアイが出なかったな。
暗号を覚えているうちに、続編を読みたいですよねー。

しんちゃん:2008/03/06(木) 12:34 | URL | [編集]

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